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元環太平洋王者・根津優太が引退「15年、すごく楽しかった。幸せでした」【修斗】

2022.11.28 Vol.Web Original

 修斗の第4代環太平洋フェザー級王者・根津優太(&MOSH)が11月27日、プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.7」(東京・後楽園ホール)で引退セレモニーを行った。

 根津は2007年にプロデビューを果たし、修斗を主戦場に戦い、2014年には環太平洋フェザー級(現在のバンタム級)王座を獲得。石橋佳太を相手に初防衛を果たした。2015年には王座を返上し、韓国のロードFCに参戦。2年間で5試合を戦った。

 2018年から修斗に復帰し、魚井フルスイング、平川智也、祖根寿麻に勝利を収めるも2019年に倉本一真にジャーマンで投げられまくった末のTKO負けを喫し王座奪還への道を阻まれてしまう。2020年には「Road to ONE」で今成正和に勝利を収めるも、約1年10カ月ぶりの試合となった今年7月、平川に一本負けを喫し、引退を決意した。

プロ4戦目の山内渉が世界5位の内藤頌貴に勝利。フライ級に新しい風【修斗】

2022.07.18 Vol.Web Original

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO 2022 Vol.5」(7月17日、東京・後楽園ホール)で昨年7月にプロデビューを果たした山内渉(FIGHT FARM)が約2年4カ月ぶりの修斗帰還を果たした内藤頌貴(パラエストラ松戸)を破り、フライ級戦線に新たな風を吹かせた。

 内藤は2020年3月に渡辺健太郎にKO勝ちを収めたものの、その後、ケガのため長期欠場。昨年10月に「RIZIN LANDMARK vol.1」で渡部修斗を相手に再起戦を行ったのだが、これは大会1週間前に伊藤空也が欠場となったため急きょ出場となったもの。1階級上での試合ということもありパワー差も歴然で、渡部のダースチョークの前に涙をのんだ。それから9カ月、今回は万全な態勢での再起戦だった。

 対する山内は昨年のデビューからここまで3戦3勝で、フライ級のランキング入りを果たしたばかりだった。

宇野薫が3年7カ月ぶりの涙の勝利「俺たちはファミリーだ」【11・24 修斗】

2019.11.25 Vol.Web Original

ドイツ・フェザー級王者のマーカス・ヘルドからバックチョークで一本勝ち

「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR FINAL」(11月24日、東京・後楽園ホール)のメインで宇野薫が3年7カ月ぶりの勝利を挙げた。

 宇野はこの日、ドイツ・フェザー級王者のマーカス・ヘルドと対戦した。

 1R、宇野は組み付いて、差してから足をかけてテイクダウンに成功。上を取ってハーフガードからマウントに移行。サイドポジションに移行するところでヘルドがリバーサル。宇野はそこでバックを狙うが、落とされ、下になってしまう。

 ヘルドは逆にバックを取ってスリーパーを狙う。しかし宇野は腕を取ってしのぐ。ヘルドは4の字ロックで固めるが宇野はちょっとずつ体をずらし正対を狙うがならず、1Rが終了。

 2Rは宇野がすぐに組み付き、あっさりテイクダウンに成功。上を取ってハーフガードからサイドをキープ。ヘルドは金網を蹴って脱出を図るが宇野は許さず。上四方から逆サイドにポジションを変え、パウンドに鉄槌。ここで立ち上がろうとするヘルドをつぶして自らの左足をヘルドの右足にかけてヘルドの動きを止めながらチョークスリーパー。ヘルドはたまらずタップ。宇野が3年7カ月ぶりの勝利を挙げた。

初の女子王座を創設。11月大会から王座決定トーナメント開催【修斗】

2019.09.24 Vol.Web Original

日本からは黒部三奈とインフィニティリーグ優勝者がエントリー
 プロフェッショナル修斗がスーパーアトム級(-50kg以下)の女子王座を創設することを正式に発表した。

 王座決定戦は世界各国から7名の選手を招聘し、トーナメント形式で行われる。

 11月24日に開催される後楽園ホール大会「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR FINAL」から「SHOOTO Women’s Super Atom weight WORLD Championship(修斗女子初代スーパーアトム級王座決定トーナメント)」としてスタートし、来年1月に準決勝、3月に決勝戦を行う予定となっている。

 現在4名のエントリーが決定。

 日本からは7月の後楽園ホール大会では見事な一本勝ちで修斗デビューを飾った黒部三奈がエントリー。黒部は第5代DEEP JEWELSアトム級王者と国内屈指の実力者。修斗が女子王座を設立することを聞き「初代王者になるために修斗参戦を決めた」だけにトーナメントの大本命と目される。

 もう1名は現在開催中のされている「インフィニティリーグ2019」の優勝者がそのままトーナメントに参加。リーグ戦の優勝者は準決勝からの参戦となる。同リーグは11月大会で最終戦が行われ、ここでエントリー選手が決定する。現在、全選手が2試合を消化した段階で杉本恵が単独首位の勝ち点5、北野きゅう、原田よきが勝ち点2、廣瀬里美が勝ち点0となっているが1ラウンドで一本かKOを取れば4ポイント獲得となるため、北野、原田にも優勝するチャンスが残されている。

快勝の根津優太が「修斗に口だけの奴はいらない」と辛らつアピール【5・6 修斗】

2019.05.07 Vol.Web Original

かつての王者同士の対決は根津がKO勝ち
 修斗のプロ化30周年記念大会となる「プロフェッショナル修斗公式戦SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 30周年記念大会 Supported by ONE Championship」(5月6日、東京・後楽園ホール)が昼夜興行で開催された。

 第2部で行われた根津優太と祖根寿麻の元と前の環太平洋バンタム級王者同士の対戦は根津が3R2分51秒でKO勝ちを収めた。

 根津は1Rから強烈な右ローキックで祖根を追い込んでいく。序盤から祖根の左足が流れ始め、早くも大きなダメージを受けていることが見て取れる。根津は左フックから右ローのコンビネーションを見せたと思えば、徹底的にローの連打を放つなど祖根に付け入るスキを与えない。祖根はパンチで反撃。そこから組み付くも根津は振り払い、再びスタンドの打撃の展開に。

 その後も続く根津の徹底した右ロー攻撃に祖根の左足がみるみる赤くはれ上がり、言うことのきかない状態に。

 それでもパンチ、バックブローを見せる祖根だったが、根津は余裕のフットワークで交わしていく。

 2Rに入っても根津の右ローは止まらない。打ち終わりになんとかパンチを合わせようとタイミングを計る祖根だが、踏み込みが弱くパンチを当てられない。

38歳まだまだ進化中のリオン武が「KIDさんに少しでも恩返ししたい」【9・23修斗】

2018.09.24 Vol.Web Original

“伝説の王者”が現王者を破る
「プロフェッショナル修斗公式戦」(9月23日、東京・後楽園ホール)のメーンで現環太平洋フェザー級王者のTOMAと元世界ライト級王者のリオン武が対戦。3-0の判定でリオンが勝利を収め、まだまだ衰えることのない実力を見せつけた。

 1Rからともに距離を探り合う緊張感の漂う展開となったが、リオンはパンチのフェイントからのタックルを決めテイクダウンに成功するなど的確に要所を押さえていく。TOMAは変則的な蹴りで局面の打開を図るが、リオンはそれに合わせてタックルを決めるなどキャリアの違いを見せつける。

 勝負は判定となり2人が30-27、1人が29-28の3-0でリオンが制した。TOMAも決して一方的に攻め込まれていたわけではないのだが、ラウンドの終盤は常にリオンが攻撃して終わるなど、ここでもキャリアの違いを感じさせた。

 リオンは試合後のマイクで現在、CRAZY BEEで練習していることを明かし、「38歳でもまだ強くなれている。もっと強くなってCRAZY BEEを作ってくれたKIDさんに少しでも恩返ししたい」などと9月18日に急逝した山本“KID”徳郁さんへの思いを口にした。

元環太平洋王者・根津優太が3年ぶり参戦で魚井に判定勝ち【5・13修斗】

2018.05.14 Vol.Web Original

根津「改めて“ただいま”。泣きそうです」
「プロフェッショナル修斗川崎大会」(5月13日、神奈川・カルッツかわさき)で元環太平洋バンタム級王者の根津優太が約3年ぶりに修斗に参戦。魚井フルスイングと対戦し、2-1の判定で復帰戦を飾った。

 根津は魚井のフルスイングの左フックを巧みなスウェー、バックステップでかわしては、強烈なロー、ミドルを打ち込んでいく。2、3Rにはラウンド終盤にテイクダウンも奪うなど、着実にポイントを奪い、ジャッジ1人が30-28で魚井を支持するなど難しい判定となったが、残る2人が30-28、30-29で根津を支持した。

 根津は「3年ぶりです。改めて“ただいま”。3年ぶりでも応援してくれる顔触れが変わってなくて泣きそうです。うれしいです。今日は勝ちにいってしまったんですが、まだまだ激闘はできると思う。明日の活力になれる選手になりたいから、これからも見守っていてください」と挨拶した。

1・25修斗 環太平洋ライト級王座決定戦で宇野薫敗れる

2015.01.26 Vol.635

 プロフェッショナル修斗の公式戦、2015年の開幕戦が25日、東京・後楽園ホールで行われた。メーンでは環太平洋ライト級チャンピオン決定戦が行われ、中村好史が宇野薫を3-0の判定で破り、第6代王者に輝いた。
 宇野が修斗のタイトルに挑むのは2000年12月の佐藤ルミナ戦以来、約14年ぶりということで話題を呼んだが、かねてから「ベルト=強さの称号」という意識を持ち、ランキングがありチャンピオンがいる修斗という競技で戦う以上はベルトを目指したいという思いを持っていた宇野にとってはごく当たり前のこと。
 対する中村は宇野のデビュー戦の相手だった桜井“マッハ”速人の弟子で、マッハや宇野がPRIDEやHIRO’Sといったメジャー団体で活躍する姿を見て格闘技を始めたという26歳。
 昨年5月にはルミナの弟子である土屋大喜に勝利した宇野。そして今度はマッハの弟子との対戦とあって、隔世の感は否めないが、いまだに最前線で戦えるコンディションをキープしているのは、再びUFCで戦うという目標があるから。その目標に向け宇野はここ6戦、修斗とVTJで白星を積み重ねてきた。ここでも求められたのはベルトを獲ることだった。
 しかし勝負の世界は非情。1Rから積極的にタックルからテイクダウンを狙う中村のパワフルな攻めに押される宇野。いつもなら巧みなテクニックで、ここからいつのまにか自分の有利な体勢に持ち込み、スリーパーホールドや腕十字といった“極め”の形に持っていくのだが、この日の中村は試合後「前に出つつも深追いしないで、2、3Rに勝負にいく作戦。テイクダウンをしても一気に狙いすぎないようにした。セコンドの作戦のお陰」と語ったとおり、宇野の術中にははまらなかった。
 2Rは打撃からのタックルで局面打開を図った宇野だが、中村はその攻めをしのぐとややスタミナが切れかかったものの、グラウンドで好ポジションをキープ。後がない宇野は3R、序盤から前に出てタックルからテイクダウン。バックを取って、スリーパーを狙う。
 ここで会場には大“宇野コール”が起こるのだが、強引に脱出した中村は後半の宇野のタックルをつぶし、逆にテイクダウンを奪う。ラウンド終盤、パンチの連打で宇野を追い込むと、今度は会場に大“中村コール”が起きる。ともに死力を尽くし最後まで戦い抜いた2人だが、3-0の判定で中村が勝利を収めた。

修斗 のび太が8連勝で世界チャンピオンに!!

2014.09.28 Vol.626

 プロフェッショナル修斗の公式戦が27日、東京・後楽園ホールで開催された。メーンでは王者・室伏シンヤvs挑戦者・内藤のび太の世界フライ級チャンピオンシップが行われ、5R4分57秒、内藤がチョークスリーパーで勝利を収め、新チャンピオンに輝いた。
 試合は1Rから室伏がペースを握る。長い手足から放たれるパンチやキックで内藤はなかなか中に入れない。一気に距離を詰めた室伏は組み付くと、素早くバックを制し背中に乗る。内藤の胴を足でフックし、背後からチョークスリーパーを狙う室伏。ここで後ろに倒れ込んでしまっては室伏の思うつぼとあって、スタンドのまま耐える内藤。室伏を背負ったままの内藤もしんどいが、振り落とされないように足をフックしたままの室伏も同様にきつい体勢。
 2Rも同じような攻防が続く。その間も後ろからパンチを食らい、削られていくがじっと我慢する内藤。2R終了時点では室伏がポイントもリードしていたが、3Rになって形勢が一気に逆転する。開始早々コーナに押し込む室伏だったが、ややスタミナが切れたか、内藤は体勢を入れ替えるとリフトしてテイクダウン。立とうとする室伏だったが、内藤は持ち前の粘り強いタックルでそれを許さない。フロントチョークからマウントに移行しパウンドを落とす。やっとエンジンがかかってきた内藤は4Rもしつようなタックルからポジションをキープし、パウンドからオモプラッター、腕十字で一本を狙う場面も演出。スタミナが切れ防戦一方の室伏に対して、会場の“大内藤コール”で背中を押された内藤は5Rもタックルから上のポジションをキープしパウンドで攻勢の手を緩めない。ここまでの死闘に判定でも十分価値のある勝利だったが、残り10秒で室伏の必死の防御を破ってついに内藤がチョークスリーパーでとらえると、室伏は残り3秒で無念のタップ。内藤が8連勝で世界のベルトを獲得した。

格闘家イケメンファイル Vol.6 下町発、世界へ 根津優太

2014.08.18 Vol.624

 小さいころや学生時代から空手やレスリングなどを経験してきた選手が多い中、格闘技を始めたのは遅かったという根津。

「もともとずっと格闘技はやりたかった。それを行動に移せる人はなかなかいないと思うけど、22歳の時に親友とそろそろ自分のやりたいことを一生懸命やろうよということになり、よく考えた結果、やっぱりやりたいと思いこの世界に入りました。地元の亀戸から通いやすそうだなと思って、当時お茶の水にあった今のジムに入ったんですけど、実際はとんでもないところだった(笑)。有名な選手もいっぱいいたし、練習もめちゃくちゃきつかった。辛すぎて、週に1回しか練習できませんでしたから。格闘技を始める前? それはいろいろ(笑)。やんちゃしていたっていっても全然可愛いもんです(笑)。格闘技を始めてから逆に社会性がついてきました。喧嘩をふっかけられたら困るから人と目を合わせないようになりましたし(笑)」

 デビューは2007年。25歳だった。

「修斗のリングは僕の中ではすごい舞台だったので、でかい大会にあがるような気持ちでした。アマチュアの時からたくさんのお客さんの前で試合をしていたので、特別緊張することはなかった。逆にやってやるよっていう変な余裕がありました。太田(悟)選手が相手だったんですけど、負けました。1ラウンドで失速した(笑)」

 普段は大工をしていて、趣味は地元の亀戸で仲間とお酒を飲むことだという根津。応援席には男性が多い。

「昔の仲間とか、ファンの方とかも男性が多く男臭いって言われます(笑)。若い女性も何人かはいますけど、男性のほうが断然多い。好きな女性のタイプはショートカット。昔からなんですが、髪の長い人が急にショートにしたりすると“おおっ!!”ってなる(笑)。それまで友達として普通に喋っていたのに、喋れなくなるくらい。ショートヘア最高でございます(笑)。ベリーショートでもいいですけど、ショートボブはちょっと違う。耳が出るようなショートが好き。芸能人だと…蒼井優さんとか広末涼子さんとか。性格は優しい人。喧嘩をするのが嫌いなので、すぐに喧嘩にならないほうがいい。こっちが“ごめんなさい”って謝ったら、すぐに“いいよ”って言ってほしい。謝っているのに、どんどん責めてきたり、ずっと引きずってすねていられるのはちょっと…。喧嘩の先には何もないですから」

 9月27日に後楽園ホールで行われる修斗の大会では、自身の保持する環太平洋フェザー級タイトルを賭け、石橋圭太を相手に初防衛戦が決定している。

「自分は打撃、特に蹴るのが好きなので、キックの選手というイメージが強いかも知れない。相手の石橋選手は寝技の選手。昔は寝技ができなくて、やりにくい部分がありましたが、今は寝技も磨いて何でもできるので、特に問題はありません。石橋選手は5試合連続で1ラウンド一本勝ちしていますが、6試合目にはなりません。ていうかなるわけがない(笑)。1ラウンドで沈めてもいいですし、とにかくチャンピオンですから圧倒して勝ちます。キックなりパンチなり自分の得意なものでもいいし、逆に寝技で極めてやろうかなとも思っています。その自信もあるので。今はそのへんも含めてどうやってチャンピオンらしい試合をしようかと考えていますから。痺れる試合はもちろん、どんな人が見ても楽しんでもらえる試合をする自信はあります。格闘家である以上は常に強くなることを目指してやっていますし、実際めちゃくちゃ進化している。それは体感できているので、ぜひ生の試合を見に来てください」

修斗 9・27後楽園大会で根津vs石橋の環太平洋フェザー級戦

2014.07.20 Vol.621

 プロフェッショナル修斗の公式戦「SHOOTO GIG TOKYO Vol.17」が19日開催。メーンで行われた環太平洋フェザー級次期挑戦者決定戦で石橋圭太が直撃我聞を1R3分22秒、スリーパーホールドで破った。
 前戦でZST王者の藤原敬典を破り3連勝中の直撃と、現在4連続1R一本勝ちで環太平洋の7位にランクアップした石橋。現在、このクラスで最も勢いのある2人の対戦だったが、石橋の勢いが直撃をのみこんだ。
 ゴング早々に直撃の右フックを交わしてタックルからバックを奪った石橋がロープ伝いに逃げる直撃を離さずバックマウントからパンチ。そしてそのままスリーパーを決め一本勝ちした。

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