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アマチュアMMAの最高峰「全日本アマチュア修斗選手権」が9月23日に開催

2017.05.19 Vol.691

 アマチュアMMAの最高峰の大会ともいえる「全日本アマチュア修斗選手権大会」が今年は9月23日に神奈川・小田原アリーナで開催される。

 6月4日の中国選手権を皮切りに7月30日の四国選手権まで全国9地区で予選を行い、勝ち上がった精鋭たちが全日本のケージに上がる。

 今年で24回目を迎える同大会は佐藤ルミナ、桜井マッハ速人、宇野薫、山本KID郁徳といったレジェンドから扇久保博正、斎藤裕ら修斗歴代王者、そして水垣偉弥、佐々木憂流迦、内藤のび太ら、現在UFCを始めとする海外で活躍する選手たちを多く輩出。

 昨年から格闘技道場・ジムのネットワークである「D-NET」がグラップリング大会を同時開催。今年はそれに加え日本ブラジリアン柔術連盟(JBJJF)がブラジリアン柔術の大会も同会場で開催。キッズ・ジュニア修斗の東西対抗戦も昨年同様企画されるなど、格闘技の一大エキスポの様相を呈してきた。

 大会の開催が発表された5月12日のプロフェッショナル修斗公式戦では日本修斗協会理事長でアマチュア修斗委員会委員長の佐藤ルミナ氏、D-NETの長南亮代表、JBJJFの中井祐樹会長が勢ぞろいし、豪華な3ショットとなった。また、そこでルミナ理事長から今年の各地区の大会が10月にインド・ニューデリーで開催されるUWW(世界レスリング連盟)が主催する「パンクラチオン世界選手権大会」の代表選考を兼ねることが発表された。

 各大会の試合は代表選手を選抜するための参考試合となり、戦績を加味し上位の選手の中から、日本代表選手として世界選手権大会に派遣されるという。

 大会への参加など詳細は日本修斗協会ホームページ( http://j-shooto.com/http://j-shooto.com )で。

格闘家イケメンファイル Vol.57 ワイルドキャット 竿本樹生(さおもと・たつき)

2016.09.26 Vol.675

 今年20歳になる竿本樹生は、総合格闘家になるために、和歌山県から上京。

「親が格闘技好きで、小学校2年生の時に、道場に連れて行かれたのがきっかけで格闘技を始めました。最初はレスリングとキックボクシングだけをやっていたんですけど、その2つをやっていたら、自然と総合格闘技に。テレビとかでも総合の試合を放送していましたし、最終的にはこれ(総合)をやるんだろうなって思っていました。親?そっちの道に行ってもちろん喜んでます(笑)。東京には去年の4月に来ました。プロになるためです。ここを選んだのは、父親がフェイスブックで調べて(笑)。宮田先生の弟子募集というのを見て、僕に“行ってこい”と。それで高校2年の夏休みに1回見学に来て、ここにお世話になることを決めました。宮田先生は、強いオーラがすごくて、怖かった(笑)。でも話をするとすごく優しいなと思いました。で、高校を卒業したら上京し、子どもたちにレスリングを教えながら、ジムの2階に住まわせてもらって、内弟子として練習をさせてもらってます」

 都会の誘惑にも負けず、練習に明け暮れる日々。

「ここ(埼玉県・三郷市)は誘惑がないので練習するにはいい環境です(笑)。と言っても、もともと遊びたいとかはあまりないので…。休みの日もDVDを借りて映画を見るか、寝るぐらいですし。同じジムで同級生の(坂巻)魁斗とはたまにご飯を食べに行ったり、ドライブしたり、秋葉原に行ったりしますが、自分自身は何も興味がないので、一緒に付いていくだけ(笑)。おしゃれにも全然興味ないし、こだわりもない。何にも考えてないんです(笑)」

 竿本が思う格闘技の魅力とは。

「ずっと殴られ続けて負けると思っても、いきなり関節技を仕掛けて逆転するなど、先が読めないところが面白い。パンチをやって勝てないなと思ったら、次はタックルに入ってとか、寝かせてとか、いっぱい選択肢がある。覚えることが多いので、それが楽しいです。レスリングだと、そのルールや技を覚えればいいけど、総合は技が通じないぞと思ったら、戦法を変えることでいろいろな倒し方ができる。それは試合中に組み立てるというより、体が勝手に動く感覚ですね」

 何も興味がないという竿本だが、女性のタイプはあるようで…。

「運動をしていて、髪が短くて、一緒にいて楽しい子がいいですね。普通ですけど(笑)。芸能人では広瀬すずとかが好きです。性格が。とりあえず、自分は早く結婚したいんです。子どもが欲しいので、25歳ぐらいまでにはと思っています。子どもは…格闘家にはしないですね(笑)。レスリングはやらせるかも知れないけど、キックボクシングはやらせない。だってやらせると格闘家になりたいと思うかもしれないし(笑)。ジムでもちびっこに指導していますが、小さな子に教えるのは楽しいですけど、大変ですね。言う事きかなくて(笑)。今のうちに格闘技の楽しさを教えたいと思う反面、自分の教えた子が殴られたりするのがいやなので、あまり格闘技はやってほしくない気持ちもあります。レスリングでオリンピックを目指すとかなら、いいですけど」

 9月28日には中国で行われる大会に出場する。

「試合が決まれば、勝ちに行くように練習しますが、試合がない時は何も考えてない。今は今月末に中国で試合が決まっているので、そこに向けてやっています。また、12月にも試合がありそうなので、中国での試合が終わったら、そこに向けて頑張るだけです。僕は、人を感動させるような試合はできない。なんとなくそう思う(笑)。それよりも、見た人が“うわーっ、すげー”って思うような試合を見せたいので。“あの体勢からそうくるか”みたいな、トリッキーな動きを見せて、楽しんでもらえれば。性格的にオラオラ系じゃないので、“何とかのカリスマ”みたいなのは無理(笑)。とりあえずは、格闘技で生活できるようになりたい。そして2年後の22歳ぐらいまでには、チャンピオンとか、ある程度日本のトップといわれる位置にいなきゃダメかなと。その段階で行けてないようでは、その先続けててもダメな気がする。若いうちに一気に行かないとトップに行くのは難しいんじゃないかな…。その先は、やはり海外とかも、できれば挑戦したいですね」

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