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日本の農業を元気にしよう!

2011.03.07 Vol.500

Farming Project 特別連載 vol.1

企業
カゴメ株式会社 佐野泰三
office 48 芝幸太郎

農業を楽しむ「Farming(ファーミング)」を提唱し、さまざまな取り組みを行っているファーミングプロジェクト。月に1回、千葉県市原市「Farming Garden in 生命の森リゾート」内で体験農業イベントを行うほか、都心の小学校で子どもたちに野菜の栽培と収穫を体験させるファームルームなどの活動を行ってきた。今後は、企業、自治体、団体、プロ、アマ、個人で活動している人々を結びファーミングのネットワークを構築していきたいと考える。そこで今週からそれぞれの立場で日本の農業について考え、行動を起こしている人たちに話を聞き、ファーミングネットワークへの道を探る。

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佐野泰三(さの・たいぞう)
1973年カゴメ株式会社に入社。カゴメUSA 社長を経て、2008年から常務執行役員農業資源担当として、国内野菜農業の活性化と日本の農業の海外展開に挑んでいる。

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農家とともに原料の安定的な調達を実現

 カゴメといえばすぐに浮かぶのが野菜ジュースやトマトを使った製品。食品メーカーとして、農家・農業とどのように関わってきたのだろうか。また今後ファーミングプロジェクトと連携してやっていきたいこととは。常務執行役員佐野氏に話を聞いた。

「カゴメの基本コンセプトは"良い原料×良い技術=価値ある商品"です。良い原料を安定的に仕入れることができなければ、良い商品は作れませんので、原料の安定的な調達というのは企業の根幹をなしています。ですからトマトについては、品種から栽培方法までこだわって、農家の方と一緒にやってきたという歴史的背景があります。しかし、最近では農家の高齢化が進むなどの問題も出てきたので、技術面を含め、いろいろな面でサポートをしながら、継続的な農業ができるような支援をすることも必要になってくると思います。ただ、第三者的な立場で言ってもリアリティーがないので、農業の難しさなど自らが体感し、同じ立ち位置に立って、協議しながら次の展開を考えていこうと思っています。

 ファーミングプロジェクトには、可能な限りご協力したいと思っています。例えば、カゴメが食育支援活動の一環として実施している小学校向けのトマトの苗プレゼントに、ファームルームもご参加いただくとか...。これまでに、ファーミングプロジェクトが築いたネットワークを使い都心に発信基地を作ってはどうでしょう。企業、個人、プロ、アマ、NPO、自治体が自由に情報を発信できるプラットフォーム。企業のCSRやメセナを効率よく発信できて、ひとつの企業に負荷がかからない場所があれば、結構集まるんじゃないかな。そういうのが実現したら、積極的に応援、いえ参加させていただきます(笑)」


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芝幸太郎(しば・こうたろう)
office48代表取締役社長。森林によるCO2吸収プロジェクト「僕と地球を繋ぐ森」代表。高知県観光特使も務める。地球温暖化防止のため、間伐による森林再生を故郷高知県の森で実施。東京タワーとコラボレーションし、間伐材を使ったグッズの制作・販売をするなど、都心からの発信も行う。

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地方の取り組みを東京から世界に発信

 office48の芝社長は、AKB48のメンバーが所属する芸能事務所の社長であり、「僕と地球を繋ぐ森」の代表である。森林保護活動を通じ伝えたいこと、ファーミングプロジェクトに賛同した経緯などについて語る。

「故郷の高知県が協働の森づくり事業を推進していて、それを中央から発信することで、地方の取り組みを全国に広めたいと思ったのがプロジェクトをスタートしたきっかけです。昔は山と川しかない所だと思っていたのですが、実はその山が人間が生きて行く上で、すごく必要なものだと都会に住んでいて、改めて認識しました。森は地球温暖化の防止や生態系の保護など、命を繋ぎます。ですから、僕たちもその思いを繋ぎ、将来の子どもたちに、この素晴らしい財産を繋いでいく。そういう思いで取り組んでいます。山の下には田んぼや畑、その下には川や海が繋がっている。ファーミングプロジェクトもそういう意味で、山や森林を守る活動から一番近いところにあると思い参加させていただいてます。うちの会社に所属するAKB48のメンバーを参加させているのは、世の中にメッセージを発信するタレントは、きちんと自分の五感で感じたものをメッセージとして発信することが大切だと思うから。それができるとこれからの仕事にもさらに生かされるんじゃないかと期待しているからです。

 今後は、例えば東京の都心にファーミングのアンテナショップみたいなものができたら、AKB48が作った野菜を売ったり、彼女たちのレシピで作ったカレーを提供したりするのも面白いですね。そういう場所がなくてもITとコラボしてAKB48米を通販で販売するとか、AKB48のメンバーと田植え体験なんかもいいかも知れない。東京から発信するっていうことで世界に広がるし、知ってもらう、体験してもらうっていうのが、一番大切で大変なところですから」


『TOKYO HEADLINE』500号記念 Part.2

2011.03.07 Vol.500

お世話になったみなさまからコメントをいただきました

別所哲也
 東京の今がギッシリと詰まったTOKYOヘッドライン。カラフルで明るい紙面からいつも刺激を受けます。国際都市・東京がどんな色彩変化で息づいているのか?をハンドメイドの優しさで届けてくれる稀有な東京メディアだと思います。しかも情報のブレンド感は絶妙!美味しいコーヒーのようにこれからも薫り高く、前頭葉と脳幹を刺激する情報を発信し続けてください。そして僕たちの日常を彩るカラフルニュースペーパーであり続けてください。500号達成おめでとうございます!!!

4月からは、開場100周年を迎える帝国劇場にて、ミュージカル「レ・ミゼラブル」にジャン・バルジャン役で主演。99年より主宰する国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア 2011」が6月に開催予定。今年で13年目を迎える。これまでの映画祭への取り組みから、観光庁「VISIT JAPAN大使」に任命され、文化庁からは文化発信部門長官表彰を受けた。2010年より、内閣官房知的財産戦略本部コンテンツ強化専門調査会委員を務める。

サイン入り著書を1名にプレゼント

 秋元才加「私も出させていただけたことは光栄です。これからも続けていってください」。梅田彩佳「東京タワーの連載でお世話になっています。私が落ち着ける場所ですので、これからもよろしくお願いします」。奥真奈美「すごくいろんな情報が載っているので、みなさんぜひ見てください」。小林香菜「楽屋の待ち時間などに、芸能面を読んで勉強しています。私も出させてください」。増田有華「東京食道楽で取材させてもらいましたが、ためになることがギュッと詰まっているので、次は1000号目指してください」。宮澤佐江「ニュースや芸能の勉強ができるので、これからも楽しいフリーペーパーをよろしくお願いします」

秋元才加(写真上段左)、梅田彩佳(写真上段右)、奥真奈美(写真中央左)、小林香菜(写真中央右)、増田有華(写真下段左)、宮澤佐江(写真下段左)

©HIROSHI NOMURA

リリー・フランキー
 TOKYO HEADLINEはいつもなにかを探しているし、いつもなにかを変えようとしている。だから、500号に達してもいつも存在が端々しい。

1963年福岡県生まれ。武蔵野美術大学卒業。イラストのほか、文筆、写真、デザイン、俳優など幅広い分野で活動。初の長編小説「東京タワー〜オカンとボクと、時々、オトン〜」は06年本屋大賞を受賞、220万部を超すベストセラーとなった。また絵本「おでんくん」は老若男女問わず熱烈な支持を集めている。最新刊は「エコラム」。

石田純一
 500号おめでとうございます!
 TOKYO HEADLINEとはフードアクションニッポンからのお付き合いで、毎回仕事を越えた新しい出会いをもたらしてくれます。これからもよろしくお願いします!

小山薫堂
 これだけの情報を毎週無料で提供し続けてきたなんて、現代の奇跡だと思います。しかもHPはさらに充実しているし! これからも東京のいちばんオイシイネタを発信し続けてください。

著書「恋する日本語」(幻冬舎文庫)がドラマ化され現在毎週木曜深夜0:15〜NHK総合にてOA中。深夜のひととき、心のビタミンになるハートウォーミングドラマ。放送内にて紹介された「恋する日本語」を携帯サイトにて限定公開中。http://wv.nhk.or.jp/koisuru/

ICONIQ
 TOKYO HEADLINE様500号、おめでとうございます。ICONIQのデビュータイミングで表誌を飾らせて頂いたこともあり、私にとってもとても思い入れがあるフリーペーパーです。今後も1000号・2000号とずっと末永く皆様に愛されるTOKYO HEADLINEであることを心より願っております。今後ともICONIQよろしくお願いいたします。

ICONIQグッズを2名にプレゼント

 

500号プレイバック <ヘッドライン的インタビュー>

 メジャーから知る人ぞ知る的なアーティストまで、多彩なインタビューがHEADLINEのウリなんです。

 

取材から見えた報道と現実のギャップ

 福田康夫氏が突然の総理辞任。小池百合子氏のインタビューは、自民党総裁選で忙しい時期に行った。事務所では、ニュース番組が流れていたが、報道と現実に多少のギャップがあるのを察することができたのが印象的だった。
2008年9月15日号


 

これ以上ロマンチックな取材はない

 さまざまな取材エピソードが飛び交うGACKT。本紙でもキャンドルの炎を眺めながらの取材がありました。ロマンチックなディナーをキャンドルディナーっていいますが、まさかキャンドルインタビューとは!
2007年12月17日号


 

福田沙紀の笑顔に参った東京食道楽

 東京食道楽に登場してくれた福田沙紀は当時16歳で、出されたワッフルをほっくほくの表情で食べる姿がかわいらしい。明るくて、元気がよくて、分け隔てのない態度。「子どもが生まれるなら、こんな娘に育ってほしい」と嘆息した取材だった。
2006年9月4日号


 

マサイ族のイケメン戦士から逆取材!?

 映画『マサイ』で主演したマサイ族の若き戦士、マイナとパルカシオへのインタビューで”日本について質問は?”と尋ねると「日本では結婚相手は自分で選ぶ?」「夫を選ぶ基準は?」と”恋バナ”状態に。ちなみにマサイでは”牛”(=資産)が大事だとか。
2005年12月19日号


 

めったに取材することのない人

「日本におけるドイツ年」だった2006年。ルネ・ポレシュというドイツ人演出家が来日した。彼はドイツに限らず、ヨーロッパでも著名な演出家。めったに来日することのない外国人にインタビューする機会がもらえることのありがたさを感じた。
2006年3月29日号


 

品性を感じた春風亭昇太さん

 こちらがオススメの店で食事をしながらのインタビュー。最初に箸をつけた牛タン定食をキレイに召し上がったので、ほかの珍しいメニューもお勧めすると「お箸つけていませんから、スタッフの方で食べて下さい」と。素顔もとっても素敵な方でした。
2010年8月23日号


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AKB畑の初収穫でカレー作りに挑戦!

2010.10.25 Vol.482

p_feature02-4.jpg農業を楽しむ「Farming(ファーミング)」を提唱し、さまざまな取り組みを行っているファーミングプロジェクトの体験型農園「Farming Garden in 生命の森リゾート」にあるAKB畑の収穫作業が9日、メンバーの手により行われた。「僕と地球を繋ぐ森」とのコラボレーションで実現した畑で自分たちが植えたナスなどを収穫したあとは、リゾート内のクラブで乗馬を楽しんだり、収穫した野菜を使いカレーを作ったり、自然と触れ合う時間を満喫していた。

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看板もメンバーお手製のAKB畑は、AKB48の梅田彩佳、奥真奈美、小林香菜、増田有華、宮澤佐江が7月28日に作ったもの。今回はナスとサツマイモが収穫時期ということで梅田、小林、増田が来園し、秋の味覚の収穫を楽しんだ。畑に着くなりメンバーは「むっちゃ大きい!」「こうやってナスがなっているのを初めて見た!」と口々に大はしゃぎ。増田は「同じ畑?ひまわりも咲いて、印象が全然違う。同じ敷地にあるほかのどんな畑とも違うし…。畑って個性が出るんですね」と何もないところに自分たちの手で植えた作物が実っていることが信じられない様子。

かごいっぱいのナスとサツマイモを収穫したあとは、ブロッコリー、白菜、芽キャベツ、赤キャベツなどの冬野菜の苗植。冬は毎日白菜を食べるというほど葉もの野菜が好きだという梅田は「絶対、自分の手で収穫に来る! .自分で植えた白菜が食べたい」とせっせと白菜の苗を植えていた。

そのあとは、お待ちかねカレーライス作り。料理が得意だという増田がリーダーになり、ナスの切り方を梅田と小林に指導。手際のいい増田に、意外と慎重に言われたとおりの大きさにナスを切る梅田。小林はそんな2人を見ながらもマイペースにザクザクとナスを切っていく。ナスを炒めながら梅田が「ナスを炒めたにおいを嗅ぐとおばあちゃん思い出さない?」と言うと「うん。分かる、分かる」と増田。2人の間で分かり合うものがあったようだ。そしてまるで“ナス鍋”というぐらいナスを入れたカレーが煮込むまで、「乗馬がやりたーい!」という3人の希望で、生命の森リゾート内のエバーグリーンホースガーデンへ向かった。

インストラクターに馬を歩かせる合図や行きたい方向へ行かせる手綱のさばき方を教わり、一人ずつ鞍上へ。乗馬は初めてだという3人だが、初めてとは思えない騎乗で無事に終了、増田は「全然怖くない。それどころか、とってもかわいいしこちらの指示が伝わったことに感動した。穏やかで安定感があったので、今度は走ってみたいと思った。初めて乗った人のいうことも聞く忠実さが健気で、動物に教わることは多いなーと思った」と感想を述べた。ひときわテンションの高かった梅田は「けっこう揺れるのでびっくり! 戦国時代の人はすごい(笑)! 時代劇のお仕事がきたら絶対やりたい。役? もちろん姫です(笑)。空が近く感じて気持ちが良かったし、乗っていると馬と心が通う気がした」と梅田らしいコメント。小林は「馬の背中の上は高かった。今日はゆっくり歩くだけだったけど、もし馬と一緒に走ったら、今までに経験したことがない領域に入れる気がする。ぜひ今度は走ってみたい」とすっかり馬の魅力に取りつかれていた。

そしてお待ちかねのカレーライスタイム! ひと口食べると3人は「サイコーです! 自然の味! 今まで食べた中で1番!」と大感激。種植えから食べるまでを自分たちの手で行った満足感とカレーの味に自信を持ったようだ。

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当たり前だけど、同じ野菜でもいろいろなサイズがあるんだなって思った。今回収穫したナスは、スーパーで売っているものと香り、色が全然違う。ナスを一口食べた時に香りが先に入ってくる感じ。自分で植えて、収穫して、料理して食べるのは格別なので、今度の目標は、自分の作った白菜で鍋をやりたいな(梅田) 採れたての野菜を食べたことがなかったのでうれしかった。自分で育てた野菜で料理するのが夢だったけど、実際にやってみると愛情もわくし、味もいつものカレーとは違って感じた。また畑での仕事を一緒にやってきて、メンバー同士のチームワークもよくなったし、ひとつのことをみんなでやる楽しさも感じました(増田) 生まれたての子犬ぐらいの大きさのナスに驚いた(笑)。今回はカレーにして食べたけど、本来の味を感じられるシンプルな焼きナスとかでも食べてみたいし、今日収穫したサツマイモも焼き芋にして食べたかった(笑)。新しくキャベツなども植えたので、また収穫の楽しみができてますます野菜作りにはまりそう(小林)

 

ファーミングプロジェクトとコラボ展開している「僕と地球を繋ぐ森」詳しくはこちら
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http://bokumori.jp/

AKB畑も実りの季節!

2010.10.18 Vol.481

 Farming Garden in 生命の森リゾートに作られたAKB畑の収穫作業が10月8日に行われた。収穫に訪れた梅田彩佳、小林香菜、増田有華は、約2カ月ぶりに見た畑にナスやオクラがたくさん実っていることに感動。増田は「作物ができると植えたときの畑とは印象が全く違う。畑ってそれぞれ個性が出るんですね」と語り、梅田も「この2カ月、元気に育っているか、子どものように考えていました」と感慨深げ。すぐにとりかかりバケツいっぱいのナスとさつまいもを収穫した。無心で作業していた小林は「夢中になった。こっちの職業のほうが向いているかも」と笑顔で話していた。

AKB畑開園!!【Faiming Garden in 生命の森リゾート】

2010.08.30 Vol.474

 Faiming Garden in 生命の森リゾートに、AKB48の畑が開かれた。7月28日、AKB48の梅田彩佳、奥真奈美、小林香菜、増田有華、宮澤佐江がファームを訪れ、農作業に汗を流した。手作業での苗植え、機械を使った種まき、畑の看板作り、そして楽しいバーベキュー。彼女たちの畑での1日をリポートする。

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