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上白石萌音がロンドンの観客に感謝の英語スピーチ!舞台『千と千尋の神隠し』英国での大千穐楽に4人の千尋がコメント

2024.08.30 Vol.web orignal

 舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン公演が24日に大千穐(秋)楽を迎え、主人公・千尋を演じた橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子が感動のコメントを寄せた。

 宮﨑駿監督による大ヒットアニメーション映画を原作に、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアードが翻案・演出を手掛けた舞台。国内ツアーと並行して今年4月から英国のロンドン・コロシアムで上演。日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模となり、現地でも大いに話題を呼んだ。

 ロンドンで135公演を走り切った千尋役の4人。橋本環奈は初めてロンドンの舞台に立った感動を振り返りつつ「まさか日本を飛び出しロンドンで海外のお客様をお迎えしての公演が実現するとは」と感慨を語り「多くの困難があった開演までの道程と、それを乗り越え日本のみならず海外のスタッフの皆さんと一つになって作り上げたこの作品は、私にとって千尋が神隠しにあうのと同様、異世界に放たれ、多くの事を与えて頂き、成長させてくれました」とロンドン公演の観客やカンパニーへ感謝のコメント。

 上白石萌音はロンドン公演を「夢のようで、でも確かに一歩一歩を踏み締めた時間でした」と振り返り「ロンドンでは、言葉や文化を超えてカンパニーが家族になりました。どんなに大変な時も楽しく朗らかに仕事をする現地スタッフの皆さんからの学びは本当に大きかったです。大千穐楽後に日英のキャストスタッフ全員で三本締めをしたのですが、その音色が寸分の狂いもなく揃っていたことが、まさにこの4カ月半を表しているようでした」と現地スタッフとのチームワークにも感激。

 川栄李奈は「2024年の半分以上をこの作品に捧げたので、終わった今、夢の中にいたような不思議な感覚で、まさに千と千尋の神隠しのストーリーと重なる部分があり、たくさんの愛と温かさに支えられていたんだなと思います」と振り返り「夢のような一生忘れられない景色を見させていただきました」と感謝。

 福地桃子は「長い旅が終わってしまう寂しさもありますが、この9ヶ月間を振り返ると稽古から本番までの期間過ごした日々で感じたことは心に残る大切な思い出ばかりです」と全公演を終えた心境を語り「出逢えた気持ちを大切に忘れぬように心に刻んでいきたい」。

 2024年公演の大千穐楽となった8月24日の夜公演で千尋役を務めた上白石は、鳴りやまないカーテンコールの拍手に感激しつつ英語で現地の観客に感謝し「皆さまのおかげでこの4カ月半、素晴らしい旅になりました。いつかまたお会いできることを願っています」。最後は日本語で「ありがとうございました!」と元気いっぱいに締めくくった上白石とカンパニーにロンドンの観客が拍手喝さい。カーテンコールの後もエンディングの音楽に合わせ手拍子が鳴り響いていた。

 他にも現地映像では、舞台裏に戻った上白石が涙を流す姿や現地スタッフと喜び合う姿、日本組と現地スタッフの一糸乱れぬ三本締めの様子がとらえられており、ロンドン公演の大成功を伝えている。

Photo © Ellie Kurttz
ロンドン公演(千尋役:橋本環奈)撮影:Johan Persson
ロンドン公演(千尋役:上白石萌音)撮影:Johan Persson

 

帝劇公演3月(千尋役:川栄李奈)

 

帝劇公演3月(千尋役:福地桃子

 

橋本環奈「日本人らしさ伝えられた」上白石萌音「浴びたことのない熱気」舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン開幕でスタオベ

2024.05.09 Vol.web original

 

 舞台『千と千尋の神隠し』のロンドン公演が7日、ウェストエンド最大級の劇場ロンドン・コロシアムにて行われ、昼公演の千尋役・橋本環奈、夜公演の上白石萌音がスタンディングオベーションを浴びた。

 宮﨑駿監督による同名大ヒットアニメーション映画を舞台化作品。2024年公演では、主人公・千尋を橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子の4人キャストが演じ、初の海外公演を行う。

 ロンドン公演が発表されるや、現地でも大きな注目を集めた同作。開幕初日に会場に詰め掛けた観客たちは、映画の世界観を見事に舞台化した美術や仕掛けに大興奮。映画を思い出させるようなシーンの数々にも、たびたび歓声が上がった。

 カオナシはロンドンでも人気の様子で、いろいろな神さまたちの中にカオナシが登場すると観客も大盛り上がり。神さまたちが油屋を訪れる場面では客席内のグランドサークルに設置された提灯が点灯するという、同劇場ならではの演出もあった。

 すっかり舞台に魅了された観客たち。カーテンコールになると、すぐにスタンディングオベーションが沸き起こり、大歓声や指笛、万雷の拍手を贈った。

 終演後、観客たちは興奮の面持ちで「まるで魔法の様なショーでした」「英国の子どもにとっても思い出の一部です」「宮﨑さんの世界をこうして見れて最高です」「千尋を演じる子に才能を感じました」と感想を語っていた。

 5月7日14時の公演で千尋役として舞台に立った橋本は、初日を終え「プレビューの段階でも日本人のお客様と全然違って、 いろんなところで笑いが起こったり、 ロンドンの方たちのジブリ好きな気持ちであったり、 お酒を飲みながら観ていたり、ポップコーン食べたり、 鑑賞スタイルがすごく気楽な部分が、本当に素敵だなと思っています」。

 スタンディングオベーションにも「カーテンコールのあの熱狂を感じた時、本当にすごいなと思いました」と感激しきり。「日本人らしいところを、 ロンドンでも、日本でやっていた公演から本当に変えていなくて日本の良さやリアルを伝えられる部分はこの演劇ならではだと思いますし、 ロンドンの方々から観ても楽しんで受け入れて頂けているのではないかなと思っています」と、初の海外公演に手ごたえ。

 同じく18時の公演で千尋役を務めた上白石も「浴びたことのない熱気を浴びて、 しばらくボーっとしてしまうくらいびっくりしました」と熱狂のスタンディングオベーションに感激。これほどまでに受け入れられた理由をどう思うかと聞かれると「日本人がすごく日本人をやっているというところが大きいんじゃないかと思います」と言い「母国語ではない言葉で作品を観るのはお客様もエネルギーを使うことだと思いますがちゃんと、言葉が伝わっているんだな、というのを感じてすごくうれしいです」。

 ロンドンでの滞在に、橋本は「もうすでにロンドンが大好きです」と現地の温かさを語りつつ「何をとっても良いところしか思い浮かばなくて、絶対また旅行で来るだろうと思うくらい大好きな街になりました」。 上白石は「アプリでパッとチケットを取って、演劇を観に行けるのが最高に幸せです。 稽古が早く終わった日は当日券を押さえて一人で劇場に行って楽しみました」と明かし「演劇でアウトプットをして演劇でインプットするという純度の高い生活を送っています。 夢のようです」と現地を満喫している様子だった。

 舞台『千と千尋の神隠し』ロンドン公演は8月24日に千穐楽。並行して行われている日本国内ツアーは 6月20日に北海道で大千穐楽を迎える。

18時の公演で千尋役を務めた上白石(中央部分)をはじめキャストたちに観客が盛大なスタンディングオベーション

 

舞台『千と千尋の神隠し』開幕!宮﨑駿監督のアカデミー賞受賞に4人の千尋も祝福

2024.03.13 Vol.web original

 舞台『千と千尋の神隠し』が日比谷・帝国劇場で開幕。11日の夜の部にて橋本環奈が、12日夜の部では上白石萌音が主人公・千尋を務め、観客の喝さいを浴びた。

 宮﨑駿の不朽の名作を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化。2024年公演では、主人公・千尋役を初演から演じる橋本環奈、上白石萌音に加え、川栄李奈、福地桃子が千尋役に加わり、帝国劇場公演を皮切りとする全国ツアーおよび英国・ロンドンで初の海外公演を行う。

 初演から千尋役を演じている橋本環奈は「さらに進化しているので初演を見た人も、より楽しめるはず」、同じく上白石萌音も「カンパニーも大きくなってキャストも増えた」とスケールアップに胸躍らせる最新ツアー。

 12日に公開されたゲネプロでは、原作アニメーションからそのまま現れたかのような上白石の千尋が観客の心をわしづかみ。さらに、アニメーションならではのイマジネーション豊かな世界観を、ときにはあっと驚くような手法で再現して見せる舞台に観客もすっかり『千と千尋の神隠し』の世界に取り込まれていた。

 11日(日本時間)には、米国アカデミー賞で宮﨑駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』が長編アニメ映画賞を受賞。「私たちもこの後、ロンドンで『千と千尋の神隠し』をやるので応援していただけたらうれしいです」(橋本)、「『千と千尋の神隠し』以来の受賞ということでおめでとうございます。心血を注いで作られた作品を私もいつも楽しみに拝見しています。千尋ができて幸せです」(上白石)と千尋役の4人も祝福のコメント。

 ついに開幕した舞台に、新キャストの川栄は「お客さんとして見ていた舞台に立てるのが楽しみ」、福地も「初めての帝国劇場で千尋として立てる喜びを心と体でかみしめたい」と意気込みのコメントを寄せた。福地は13日夜の部、川栄は27日夜の部でそれぞれ初日を迎える。

 4月から8月にかけて英国・ウェストエンドにあるロンドン・コロシアムで初の海外公演も行われる。約2300席の客席数を誇るウェストエンド最大級の劇場で、日本人キャストによる日本語での海外上演としては演劇史上最大規模となる英国公演にも期待が高まる。

橋本環奈

 

福地桃子

「4人全員違う“千尋”」橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子が舞台『千と千尋の神隠し』会見で初集合

2024.03.01 Vol.web original

 

 舞台『千と千尋の神隠し』 の製作発表会見が29日、都内にて行われ、主人公の千尋役の 橋本環奈、上白石萌音、川栄李奈、福地桃子をはじめキャストとスタッフが登壇。この日、初めて全員がそろったという“4人の千尋”が上演に向け息ピッタリのトークを繰り広げた。

 宮﨑駿の不朽の名作を英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクター、ジョン・ケアード翻案・演出により世界で初めて舞台化。名古屋・御園座での再演(2023)を経て、今年3月から帝国劇場公演を皮切りとする全国ツアーおよび英国・ロンドンで初の海外公演を行う。

 初演から主人公・千尋を演じている橋本環奈は「今年で25歳になったんですけど、千尋は10歳。年齢を重ねるごとにどうなるかと思っていたら、遠ざかるわけではなく、逆に10歳の子どもの気持ちが分かったり寄り添えたりする自分に驚いています」と明かし「どれだけ期待していただいても裏切らない作品」と手ごたえ十分の様子。

 同じく上白石萌音は「常に心の中に千尋がいて、街で10歳くらいの子を見ると目で追ってしまう(笑)。千尋を演じていないときでも研究しています」と明かし、海外も含む長い公演に「健康第一で」と意気込み。

 新たにオーディションで同役を射止めた川栄李奈が「稽古場では、萌音ちゃんは自分が分からなかったことを背中で見せてくれる。環奈ちゃんは“大丈夫、いけるっしょ”って(笑)。この2人に私たちは本当に助けられています」と言えば、同じく福地桃子も「まさにその通り(笑)」。上白石は「毎日、走って転んで…をやっている。同志ですね」と、4人の千尋は一致団結している様子。

 この日、初めて4人全員がそろったと明かしつつ、それぞれの稽古姿に刺激を受け合っていると言い、橋本が「同じセリフを言っているのに4人それぞれ違う」と言うと、「環奈ちゃんは見ていて心躍るような千尋」「李奈ちゃんの千尋はすごく応援したくなる」と、4人はお互いの千尋の持ち味について大盛り上がり。

 上白石が「桃ちゃんが稽古で間違えちゃったときのリアクションが千尋そのもので、全員がキュンキュンしてます(笑)」と明かし、福地が「間違えないように気を付けます」と照れ笑いする一幕も。

 一方で、舞台中を所狭しと駆け回るハードな役どころに、川栄が「萌音ちゃんがこの舞台をやっていたときに朝ドラで会ったら、げっそり痩せていた(笑)」、福地が「未知のことがたくさん」と不安をもらすと、すかさず橋本が「大丈夫だよ!」。

「環奈ちゃんは年上かと思うくらい、私と桃ちゃんの悩みとか聞いてくれて。“スナック環奈”みたいだった」と明かしていた川栄は「本当に心強いです、この言葉が」と笑顔になっていた。

 この日は、スタジオジブリ 鈴木敏夫プロデューサーからの「単なる再演ではなく、まさに新しいことにチャレンジし続ける“千尋”。 私も楽しみにしています」とのコメントを湯婆婆・銭婆役の夏木マリが代読した。

 舞台『千と千尋の神隠し』は東京・帝国劇場(3月11日から30日まで)を皮切りに、英国ロンドン・コロシアム(4月30日~8月24日)、愛知・御園座(4月7日~20日)、福岡・博多座(4月27日~5月19日)、 大阪・梅田芸術劇場メインホール (5月27日~6月6日)、北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru(6月15日~20日)にて上演。

重岡大毅「テレビで見ると面白いのに現場で会うと…」シソンヌ長谷川「重岡くんを祓いたい」

2023.09.08 Vol.web original

 

 映画『禁じられた遊び』初日舞台挨拶が8日、都内にて行われ、W主演を務めた橋本環奈、重岡大毅(ジャニーズWEST)らキャスト陣と中田秀夫監督が登壇。重岡のイジりにシソンヌ長谷川忍が白旗を上げ会場の笑いをさそった。

 父親が幼い息子に冗談半分で教えた小さな“嘘”が発端となって巻き起こる恐怖を描く話題作。

 重岡は「本作は体感型ホラーエンターテインメントです。大事なことなのでもう1回言います、体感型ホラーエンターテインメントです!怖いですけど大丈夫」と、怖いだけでなく“笑い”の要素もあるとアピール。その「“オモコワ(面白くて怖い)”の“オモ”の部分」と言われた長谷川はオモシロ担当扱いに憤慨していたが、本作が世界58カ国で配給されると知ると「まずいですね…。だってやっぱオレ変じゃん」と自信喪失。

 橋本が「めちゃくちゃインチキ臭くてよかった」、重岡が「コワインチキクサイでした」とフォローしようとしたが、長谷川は「全部悪口じゃん」。そこに中田監督が「(長谷川のキャラは)大ウケします。海外のホラーは笑いと恐怖の紙一重を楽しみに来る人も多いので、自信を持って世界に羽ばたいて」と太鼓判を押すと、長谷川もおずおずと「世界目指します」。

 長谷川は「私生活で祓いたいものは」と聞かれると「光熱費を…」とボケたが、重岡に「“払う”と“支払う”と…」とわざわざ説明され「より面白くなくなるから!」。さっぱり笑いがとれない状況に長谷川は「ここ最近、重岡くんと仕事一緒だったんですけど、一緒にいるとマジで調子が悪いんですよ。重岡くんを祓いたい」。
 
 すると重岡も「確かにテレビで見るといつも面白いのに、現場で会うと面白くないなって」と切り返し、会場も大爆笑。

 劇中で行った“九字切り”を求められ、弟子役の猪塚健太に助けられつつ「臨・兵・闘・者…」と披露した長谷川。橋本から「今日、けっこうしゃべっているけど打率悪い(笑)。でも今ので祓えたから」と言われたが、重岡のイジリに「今日、何なの。嫌だ、もう帰りたい!」と音を上げていた。

 この日の登壇者は橋本環奈、重岡大毅、堀田真由、倉悠貴、猪塚健太、長谷川忍、ファーストサマーウイカ、中田秀夫監督。

『禁じられた遊び』は公開中。

山口智子「ボクシング嫌い」から一転、寺地対京口戦を観戦し「美しいと思っちゃった」

2023.08.25 Vol.web original

 映画『春に散る』の初日舞台挨拶が25日、都内にて行われ、俳優の佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子、哀川翔、小澤征悦と瀬々敬久監督が登壇。山口が、ボクシングへの印象ががらりと変わったという試合観戦のエピソードを語った。

 ベストセラー作家・沢木耕太郎による同名傑作小説を映画化した話題作。

 佐藤、横浜らボクシングに命を懸ける男たちの熱い戦いを見守るジム会長を演じた山口智子。「この作品に参加させていただいて、生きるとはと、本当に自分の人生を考えました」と振り返り「物語ではあるけどリアルなドキュメンタリー映画でもあると思う。本物だから。本物の輝きだから」と大興奮。

 一方で、山口は「どちらかといえばボクシングは嫌いだった。まったく意味が分からない。痛くてつらくて、周りの愛する人を巻き込んで命かけて血だらけになって意味不明…というところから入ったんですけど(笑)」と苦笑しつつ「でもさいたまスーパーアリーナでの寺地さんと京口さんの試合に連れて行ってもらって。心に浮かんだ言葉は“美しい!”。と、思っちゃったんです。そこに嘘が無くて、立ち現れる聖なる輝き。ボクシングってなんだかすごいんだと思っちゃったんです」と2022年の寺地拳四朗 対 京口紘人戦を観戦した際の感動を熱く語った。

 そんな山口は、自身の“ムネアツ”なことを聞かれると「命の喜びを感じるとき。私は踊っているときが多いかな」と言い「肉体を使って、生きてる~と踊りながら表現しているときが一番…」と答えていたが、アクセサリーを落としてしまい「脂性だからヌルヌル(笑)」。サバサバっぷりで会場を笑わせていた。

 映画『春に散る』は公開中。

横浜流星「仲間の思いを拳に乗せてリングに立った」“師匠”佐藤浩市は「“流星群”じゃない人も楽しんで」

2023.08.25 Vol.web original

 

 映画『春に散る』の初日舞台挨拶が25日、都内にて行われ、俳優の佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子、哀川翔、小澤征悦と瀬々敬久監督が登壇。“師弟”佐藤と横浜が本作への熱い思いを語った。

 ベストセラー作家・沢木耕太郎による同名傑作小説を映画化した話題作。

 公開初日に感激の一同。佐藤が「流星と窪田やみんなのボクシングシーンを見たときにこれは行けると確信した」と手ごたえを語り、横浜も「ボクシングの試合って格闘技を知らない人にはただの殴り合いに見えると思うんですけど、そこには緻密に計算された駆け引きがある。シンプルだけど奥深くて。リングに立つとその人の人生が出るんです」と言い、演じた役どころとして「仲間の思いを拳に乗せて、闘志に火を燃やしてリングに立っていたのでそのファイトを見てもらえたら」。

 会場には、横浜のネームボードを掲げるファンがぎっしり。小澤が「流星、流星…って。あそこに浩市ってある!」。瀬々監督は「流星さんファン“流星群”から、浩市さんファンまで…」とアピールしようとしたが、小澤から茶々を入れられ会場の“流星群”が大笑いする一幕も。

 本作への出演を機に、ボクシングのライセンスも取得した横浜。最後に「まだこんな若造ですけど、人生というのは戦いの連続だと思っています。皆さん、日々何かと戦っている。この映画がその方々の背中を押すことができればいいなと思うし、今を生きることの素晴らしさが少しでも伝わったら」と熱いメッセージ。

 佐藤も「痛いのが苦手な女性たちでも“流星群”じゃない女性たちもこの映画を楽しんでいただければ。人生の第4コーナーを回った人でも、これから第一コーナーに差し掛かる人でも、誰もがこれからの人生のことを考えられる映画だと思います」と胸を張っていた。

 映画『春に散る』は公開中。

「みんな横浜流星しか見てない」ぼやいた佐藤浩市に観客が熱烈な掛け声「こういちー!」

2023.08.22 Vol.web original

 映画『春に散る』公開前舞台挨拶が22日、都内にて行われ、出演の佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈が登壇。アーティストのAIも駆け付け主題歌を生歌唱した。

 ベストセラー作家・沢木耕太郎による同名傑作小説を映画化した話題作。

 地方のキャンペーンを一緒に楽しんだという佐藤と横浜。佐藤が「普段やらないことをやらせていただきました」と思い出を振り返り、横浜もそんな佐藤に「学ぶことしかない。この佇まいもそうだし、人としても。何か近づければと思って…」と地方での思い出を振り返った。

 佐藤は照れ隠しか「一生懸命話しているんだけど、客席はみんな流星しか見てない」とぼやいたところに、観客から「浩市ー!」と声援が。会場が笑いに包まれ、佐藤も「あ、ありがとう!(笑)」と照れ笑いした。

 そんなボクサーたちを見守る女性たちの1人を演じた橋本は「最後の戦っているシーンなんかは応援したくなったりとか心を突き動かされるみたいな、普通に日常で生活していてそこまでの熱量を感じる方法って難しいと思うけど、それがボクシングや格闘技はあるのかな、と」。

 主題歌を担当したAIも映画を見て「3回泣きました」と言い「お母さんが出ているシーンとか。自分も母親なんでね」と感動をあらわに。佐藤は「女性も男性も視点で若干の差異はあるのかもしれないけど、同じように感動してくれているのはうれしい」と笑顔を見せた。

 この日はAIが主題歌を生歌唱。AIのパワフルな歌声に一同も圧倒された様子。横浜は「これはプラス料金を払わないといけないかな?」と笑いをさそい、橋本も「これだけ力強い歌声をこんな間近で聞けるなんて」と目を輝かせていた。

『春に散る』は8月25日より公開。

 

 

重岡大毅 CMが幻に?「決まったんだな、と思っていたら…」

2023.07.31 Vol.web original

 映画『禁じられた遊び』の完成披露イベントが31日、都内にて行われ、W主演を務めた橋本環奈、重岡大毅(ジャニーズWEST)らキャスト陣と中田秀夫監督が登壇。「よみがえらせたいものは」という質問に重岡が苦いエピソードを披露した。

 父親が幼い息子に冗談半分で教えた小さな“嘘”が発端となって巻き起こる恐怖を描く。

 ファーストサマーウイカが演じる怨霊“美雪”を絶賛していた橋本、重岡。重岡が「この映画はまさに体感型エンターテインメント。その大部分を担う美幸は、倒せない、払えない、何度でもよみがえる。狙われたら終わりです!」と強調すると、橋本もうなずき「一切はねのけられない」と最強キャラに太鼓判。

 この日は、映画にちなみ一同に「よみがえらせたいものは」という質問。

 橋本は「環境。真面目に環境問題の話になるんですけど、もうちょっと涼しく快適に生活できる気温だったらうれしいな…ということくらい。あまり過去にとらわれない性格なので」と温暖化を案じる回答。

 一方、重岡は「幻のCM。この前マネジャーさんに、歯のホワイトニングしてますかと聞かれて、してないですよと言ったら、事務所にCM関連の話が…と言われたので、決まったんだなと思っていたら、そこから2~3カ月経って、あの話どうなりましたと聞いたら、あ終わりましたって(笑)」と切ないエピソードを披露し、笑いをさそっていた。

 完成披露舞台挨拶の登壇者は橋本環奈、重岡大毅、堀田真由、倉悠貴、正垣湊都、猪塚健太、長谷川忍、中田秀夫監督。

 映画『禁じられた遊び』は9月8日より公開。

重岡大毅、橋本環奈に「裏も表もないとはまさに彼女のための言葉」

2023.07.31 Vol.web original

 映画『禁じられた遊び』の完成披露イベントが31日、都内にて行われ、W主演を務めた橋本環奈、重岡大毅(ジャニーズWEST)らキャスト陣と中田秀夫監督が登壇。初共演の橋本と重岡がお互いの印象を語った。

 父親が幼い息子に冗談半分で教えた小さな“嘘”が発端となって巻き起こる恐怖を描く。
 
 ファーストサマーウイカが演じる怨霊“美雪”がいる庭をモチーフとしたステージに登場した一同。重岡は禁断の呪文「エロイムエッサイム。ハッキリいます、推していきたいんです!」とアピール。

 初共演の橋本と重岡。重岡が「オレは本当にこのまんまだなって」と言えば、橋本も「私もそう思った(笑)」。重岡は「裏も表もないってよく言うじゃないですか、まさに彼女のための言葉だなと思いました」と初共演を振り返った。

 さらに重岡が、この日ウイカが登壇しないことに「(スタッフから)出たら呪文を唱えてくださいと言われたので、そこ(盛り土)からウイカさんが出てくるのかなと思った」と言うと橋本も「私も同じこと思ってた(笑)」と大笑い。

 そんな2人は美幸を演じたウイカを絶賛。重岡は「令和の新しいホラーアイコンになるんじゃないか」とウイカの怪演をたたえていた。

 映画『禁じられた遊び』は9月8日より公開。

横浜流星のボクシングプロテスト合格に“師匠”佐藤浩市「本当に受験するとは思わなかった」

2023.07.19 Vol.web original

 

 映画『春に散る』の完成披露試写会が19日、都内にて行われ、俳優の佐藤浩市、横浜流星、橋本環奈、山口智子と瀬々敬久監督が登壇。“師匠”役の佐藤がプロテストにも合格した横浜との撮影を振り返った。

 ベストセラー作家・沢木耕太郎による同名傑作小説を映画化した話題作。

 佐藤浩市が演じる元ボクサー広岡仁一との出会いを経て世界チャンプを目指す若きボクサー黒木翔吾を演じた横浜は、本作を機にボクシングのプロテストを受け、見事C級ライセンスに合格。 

 佐藤が「撮影のときに我々の間で、やってみたら?という話は出てたんです。周りが本人をその気にさせてたというか。だけど本当に受験するとは思わなかったので、よし!という気持ちです」とたたえ、横浜も「よかった」とうれしそうな笑顔。

 そんな佐藤は横浜の本気のミット打ちを受けたと振り返り「これが皆さんが思われるよりきついです。ミットって実は固いんです。またこの男のパンチが重くてね」と苦笑しつつ「でも重ねるうちにお互いがアイコンタクトでできるようになったのが楽しかったですね」。

 一方の横浜も「僕も痛いのを知っているからこそ、最初ちゅうちょあったんですけど、浩市さんが本気で来い、と。逆に手を抜くのは失礼だし、浩市さんの胸を借りて本気で行かせてもらいました」と佐藤との信頼関係を振り返り「翔吾にとって仁一さんは心の拠り所なんですけど撮影中、僕も浩市さんに同じ気持ちを持っていて。何があっても味方でいてくれる。何度も何度も心を救ってくれた」と感謝。そんな“愛弟子”の言葉に佐藤は茶目っ気たっぷりに「好感度を上げてくれてありがとう(笑)」。

 本作では、日本のボクシング映画を支えるトレーナー松浦慎一郎氏が監修を務めるほか、元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志氏がアドバイザーとして参加。

 横浜は「内山さんにもミットを持ってもらって(ミット打ちをした)。この時間を無駄にはしないと思いました」と振り返り「自分も格闘家を目指していたので」とボクサーたちに熱いリスペクト。

 そんな横浜と窪田正孝との試合シーンには、橋本環奈も「圧倒されました。本当に試合を見ている感覚」、山口智子も「輝きが本物」と感嘆し、瀬々監督も「松浦さんがいてくれてよかった。最初、あまりにも(横浜と窪田が)早くてカットをかけられなくて、松浦さんが“カット、カット!止めないと死んじゃうんだよ”とカットをかけてくれた」と本気すぎる2人の熱演を振り返っていた。

『春に散る』は8月25日より公開。

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