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競泳 池江璃花子 『挑む』【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2019.02.20 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

アジア大会で日本は金75個獲得!競泳6冠の池江がMVP

2018.09.07 Vol.710

 インドネシアのジャカルタなどで開催された「第18回アジア競技大会 ジャカルタ・パレンバン」(8月18日〜9月2日)で日本は前回の2014年仁川大会の47個を大きく上回る75個の金メダルを獲得。1966年のバンコク大会の78個に次ぐ史上2番目の多さで、2年後の東京オリンピックに大きな弾みをつけた。

 日本選手団の山下泰裕団長は2日に行われた総括会見で金75、銀56、銅74の計205個のメダルを獲得した日本選手団について、「予想をはるかに上回る好成績を挙げられた。この成果を2020年にいかにつなげていくかだ」と話した。

 山下団長は大会序盤の競泳がメダルを量産したことが勢いを生んだと評価した。その象徴となったのが競泳女子の池江璃花子。池江は6冠を達成し最優秀選手(MVP)に選ばれた。

 金メダルの内訳は女子が35個で男子が34個。山下団長は「平昌五輪に続き、女性の活躍が非常に目立った。東京五輪でも女子選手が生き生きと輝く姿が期待できる」と話した。しかし一方でメダルを逃した競技については「極めて厳しい。東京五輪に向けて競技団体の総力を挙げて強化を図らなければいけない」と危機感を見せた。

 MVPの池江は8月24日の競技終了後に帰国していたが、受賞のため再びジャカルタを訪れ会見。「素敵な賞をいただき光栄。6冠を達成できた最高の国にまた戻って来られてうれしい」などと話した。池江は閉会式で日本選手団の旗手も務めた。

競泳日本選手権で池江が女子史上初の5冠達成

2017.04.21 Vol.689

 競泳の世界選手権(7月、ブダペスト)の代表選考会を兼ねて行われた競泳日本選手権(4月13?16日、愛知県・日本ガイシプラザ)で池江璃花子が女子で史上初の5冠を達成した。

 池江は50メートルバタフライ(第1日)、200メートル自由形(第2日)、100メートル自由形(第3日)と一つずつ階段を上り、最終日(16日)も50メートル自由形と100メートルバタフライを完勝。目標の日本記録更新は最後までかなわなかったが、「達成感でいっぱい。記録は悔しいけど、初めて5冠ができていい経験になった」と笑顔で偉業達成を喜んだ。

 いずれも派遣標準記録を突破し、17日にはこの5つの種目で世界選手権の代表に選出された。

 男子ではライバル対決が注目された瀬戸大也と萩野公介は第1日(13日)の男子400メートル個人メドレーでは瀬戸が4分10秒44で初優勝。萩野を0秒01押さえた。念願だった日本一の座に「日本最高峰のレースで公介(萩野)に勝てて素直にうれしい」と会心の笑みを見せた。

 昨年9月に受けた右肘の手術の影響が懸念されていた萩野だったが、第3日(15日)の男子200メートル個人メドレーでは雪辱を果たし6連覇を達成。瀬戸は2位だったが、ともに日本水連の選考基準を満たして代表に選ばれた。萩野はこの日、400メートル自由形も制し、第2日(14日)の200メートル自由形、最終日(16日)の200メートル背泳ぎと合わせ今大会4冠を達成した。背泳ぎは昨年まで日本選手権を10連覇していた第一人者の入江を下しての初優勝。しかし200メートル自由形は5連覇を果たしたものの1分47秒29と平凡なタイムに終わり、派遣標準記録を上回ることはできなかった。

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