SearchSearch

松坂桃李“宿命の相手”樹木希林の教え明かす「記者から同じこと聞かれても毎回違うこと言わなきゃ、と」

2022.04.13 Vol.web original

 映画『流浪の月』完成披露試写会が13日、都内にて行われ、広瀬すず、松坂桃李、横浜流星、多部未華子と李相日監督が登壇。映画にちなみ“宿命の相手”を明かした。

 2020年本屋大賞受賞の凪良ゆうによる同名小説を『フラガール』『悪人』『怒り』などの李相日監督が映画化。10歳のころに“誘拐の被害者”となった少女と、その“加害者”となった青年が再び出会うことで動き出す宿命を描く。

 言葉では言い表せない主人公2人の関係性にちなみ“自分にとって宿命の相手は?”と聞かれた登壇者たち。

「自分」と答えた横浜は「常に己と向き合わなければいけないし、昨日の自分には絶対に負けたくない」と硬派な回答。「もう一人の自分」という多部は「こういうこと言っちゃいけないとか分かっているのに、悪い自分が出てきてしまう」と反省。広瀬は姉の広瀬アリスを上げ「姉妹であり友達であり同業者であり先輩。不思議な距離感です」。

広瀬すず・松坂桃李ダブル主演『流浪の月』場面写真解禁“消えない烙印”が刻まれた2人の表情が胸に迫る

2022.03.15 Vol.web original

 広瀬すずと松坂桃李をダブル主演に迎えた李相日監督最新映画『流浪(るろう)の月』(5月13日公開)の場面写真が一挙解禁された。

『フラガール』『悪人』『怒り』などの李相日(リ・サンイル)監督が、2020年本屋大賞を受賞し同年の年間ベストセラー1位に輝いた凪良ゆうによる、同名作小説を映画化。撮影監督は『パラサイト 半地下の家族』の撮影監督・ホン・ギョンピョ、美術は『キル・ビル Vol.1』『三度目の殺人』など国内外にて活躍する種田陽平と、国際的な一流スタッフが集結。

 ダブル主演を務めるのは、人気・実力ともに世代を代表する2人、広瀬すずと松坂桃李。10歳の時に、誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かない さらさ)を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文(さえき ふみ)を松坂が演じる。

 また、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮役に横浜流星。癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみを多部未華子。他、趣里、三浦貴大、白鳥玉季(子役)、増田光桜(子役)、内田也哉子、柄本明らが出演。

 公開を前に早くも注目を集める本作から、場面写真が一挙解禁。事件から15年が経ち、それぞれ現在のパートナーとともに未来へ進んでいる様子の更紗と文。しかし、大切なはずの人の横で笑顔がぎこちない更紗、口を固く結び不穏な表情を浮かべる文、どこか不安げな目つきの亮、何かを見据える谷、そして彼らを取り巻く人々の表情にはいずれも緊張が見え隠れしている。

 減量して全身全霊で文になりきった松坂、うつろなまなざしの奥に更紗の壮絶な苦悩を表現する広瀬をはじめ、登場人物たちの表情が胸に迫る場面写真となっている。

 いつまでも消えない“被害女児”と“加害者”という烙印を背負ったまま、誰にも打ち明けられない秘密をそれぞれに抱えて生きてきた2人。
15年後に再会した彼らが選んだ道とは…。動き出したドラマの行方を見守らずにはいられない。

『流浪の月』は5月13日より全国公開。

広瀬すずと松坂桃李が“被害女児”と“誘拐犯”を演じる『流浪の月』5月に公開決定

2022.01.20 Vol.web original

 広瀬すずと松坂桃李をダブル主演に迎えた李相日監督の最新映画『流浪の月』が今年5月に公開決定。合わせて、作品ビジュアルが初公開された。

 本屋大賞を受賞した凪良ゆうによる傑作ベストセラー小説の映画化。10歳の時に、誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗(かない さらさ)を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時 19歳の青年・佐伯文(さえき ふみ)を松坂が演じる。

 撮影監督に『パラサイト 半地下の家族』など韓国映画史に残る作品を次々手がけてきたホン・ギョンピョ、美術監督に『キル・ビル Vol.1』の種田陽平という国際的な一流スタッフが集結。

 今回、解禁された初の作品ビジュアルとなるデジタルポスターは、広瀬すずが演じる更紗と、松坂桃李が演じる文の2人のビジュアル。どこか遠くを見つめるような視線を投げかけて並ぶ姿が印象的なポスターとなっている。

 このポスターは、広瀬のクランクアップ当日に、美術の種田陽平と北川深幸によりセッティングされた、物語の要となるカフェで行われたとのこと。

 元誘拐犯と、その被害女児という消せない烙印を背負った2人。その表情の奥にある、彼らの真の思いとは。そして、事件の15年後に思わぬ再会をはたした2人が選ぶ道とは…?

 5月の公開が今から待ち遠しい、2022年の注目作だ。

[今すぐ読みたい話題の本]2020年のベストセラーは『鬼滅』『あつ森』『流浪の月』

2021.01.13 Vol.737

 新型コロナウイルス感染症の影響に揺れた出版業界。大手取次会社のトーハン・日販が発表した2020年の年間ベストセラーから、昨年売れた本について総括する。

 総合ランキングでは、人気コミック「鬼滅の刃」の小説版『鬼滅の刃 片羽の蝶』『鬼滅の刃 しあわせの花』『鬼滅の刃 風の道しるべ』(吾峠呼世晴/矢島綾、集英社)がランキング上位を席巻。コミックス最終巻を含めまさに「鬼滅の刃ブーム」に沸いた一年と言えよう。そのほかにも『あつまれ どうぶつの森 完全攻略本+超カタログ』(ニンテンドードリーム編集部、徳間書店)、『あつまれ どうぶつの森 ザ・コンプリートガイド』(電撃ゲーム書籍編集部、KADOKAWA)が人気を集めた。これは緊急事態宣言下で「おうち時間」が増えたことによるゲーム需要が後押ししたものだろう。

 新書・ノンフィクション部門では、人種も貧富もごちゃまぜの「元・底辺中学校」に通う息子とその母である著者の日々を綴り「Yahoo!ニュース|本屋大賞2019年ノンフィクション本大賞」を受賞した『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(ブレイディみかこ、新潮社、写真左)と、児童精神科医である著者が医療少年院で出会った非行少年たちの「境界知能」に焦点を当てた『ケーキの切れない非行少年たち』(宮口幸治、新潮社)が上位にランクイン。どちらも息の長いロングセラーでもある。

 単行本・フィクション部門は、再会すべきでなかった男女の新たな人間関係への旅立ちを描き、「2020年本屋大賞」を受賞した『流浪の月』(凪良ゆう、東京創元社、写真右)。常識では計り知れない男女の絆と繊細な心理描写に、絶賛の声が多い。

 トーハンでは初めて写真集部門の順位を発表するなど、昨年もヒットの続いた写真集。田中みな実1st写真集『Sincerely yours…』(田中みな実、宝島社)は累計発行部数60万部を突破する驚異的な売れ行きで他を圧倒。従来の男性ファンに加え、女性ファン層を獲得することが近年の写真集ヒットのカギを握っているようだ。

 年明け早々緊急事態宣言が再発出されてしまった2021年。改めて未読のヒット本のページをめくって過ごしてみてはいかがだろうか。

Copyrighted Image