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難敵・前田を下した清水が世界王者・扇久保に対戦要求【1・27修斗】

2019.01.28 Vol.Web Original

清水が右フックで前田を粉砕
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 開幕戦」(1月27日、東京・後楽園ホール)で前田吉朗と清水清隆のトレーニングパートナー同士による禁断の一戦が行われ、清水が1R4分37秒、KOで勝利を収めた。

 練習仲間ということ以外にも、ともに元キング・オブ・パンクラシストという共通点を持つ2人であり、今後の修斗フライ級のタイトル戦線を占うという意味でも見どころ満載のカードだった。

 試合は遠い間合いからパンチ、ミドルを放っていく前田に対し、清水もパンチを振って積極的に前へ。フライ級らしいスピーディーな攻防が展開される。

 清水が前へ出たところに前田のカウンターパンチがヒット。清水がヒザをつくと、前田は一気に打ち合いに持ち込み飛びヒザを放ったところに清水のカウンターの右フックが炸裂。

前田vs清水の元パンクラス王者対決が修斗のリングで実現【1・27修斗】

2018.12.16 Vol.Web Original

清水の「マジでやっちゃう」に前田は「わしに勝てると思っとるんかい!」
 プロフェッショナル修斗の2019年第1弾大会となる「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 開幕戦」(1月27日、東京・後楽園ホール)の追加対戦カードが12月15日、発表された。

 フライ級戦で前田吉朗(世界フライ級2位)と清水清隆(同4位)が対戦する。2人はともにかつてパンクラスでベルトを巻いた経験を持つ。

 2人はこの日行われた「インフィニティリーグ2018優勝決定戦」のリングに上がり清水が「吉朗さんやりますか! これは練馬(TRIBE TOKYO M.M.A)と大国町(パンクラス大阪)の大戦争。負けられない。マジでやっちゃうんで応援よろしくお願いします」と言えば、前田は「修斗の30周年記念のオープニング大会で元キングオブパンクラシス対決という修斗ではありえないような対戦になったんですが、結果としてはこれは大国町vs練馬。おい、わしに勝てると思っとるんかい! かかってこんかい! ど突きまわしたりますわ!」と舌戦を展開した。

 同大会は王者・祖根寿麻に岡田遼が挑戦する「環太平洋バンタム級チャンピオンシップ」、約2年半ぶりに元ストロー級世界王者の飛鳥拳が出場。今年の全日本アマ修斗のストロー級で優勝した天才高校生・田上越累のデビュー戦など話題が豊富なカードが並んでいる。

同時2階級制覇を狙う猿田がまさかのドクターストップ負け【7・15 修斗】

2018.07.16 Vol.Web Original

1Rから快調な動きを見せた猿田だったが…
 プロフェッショナル修斗公式戦(7月15日、東京・後楽園ホール)で世界ストロー級王者の猿田洋祐が世界フライ級5位の田丸匠と対戦。3R3分49秒、ドクターストップによるTKOで敗れた。

 試合は1Rから猿田がプレッシャーをかけ続け、ペースを握る。1R開始早々にタックルから大きくリフトしてテイクダウンを奪うなど、自力の違いを見せつけるような戦いを展開。猿田がプレッシャーをかけパンチからタックルでテイクダウンを狙うという動きが続く。田丸はタックルを許しながらもケージを使い巧みに立ち上がってはピンチを脱出。猿田は押し込みながらもとどめを刺せないもどかしい展開が続く。

 猿田の厳しいプレッシャーの前に田丸は2R終了時にはセコンドがイスを持ち込むまでケージ際に座り込むなど徐々にスタミナを削られ、このままでは猿田の判定勝ちかと思われた。

ストロー級王者・猿田がフライ級でも完勝【1・28 修斗】

2018.01.29 Vol.Web Original

田丸は復帰戦でKO負け

 2018年最初の「プロフェッショナル修斗公式戦」(1月28日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルでフライ級世界4位の田丸匠が約10カ月ぶりの復帰戦に臨んだが、ライリー・ドゥトロに1R3分40秒、KO負けを喫した。

 田丸は立ち上がり、ドゥトロのキックをキャッチしテイクダウンに成功するなど順調な滑り出しに見えたが、ドゥトロの右フックを食らってダウン。ドゥトロのパウンドの連打を一度はしのいだものの、ドゥトロが追い打ちのパウンド、ヒジ打ちを落とし続けるとレフェリーが試合を止めた。

 田丸は一昨年、元世界王者の漆谷康宏を破るなど頭角を現し、現王者の扇久保博正に対戦を迫るなど、次世代のエースとして大きな期待がかけられた。昨年6月には元DEEP、パンクラス王者の前田吉朗との対戦が決まっていたのだが、直前に接触事故に遭い欠場。今回が仕切り直しの一戦だった。

佐藤将光と石橋佳大が世界王座をかけて再戦【10・15修斗舞浜大会】

2017.08.22 Vol.Web Original

石橋「佐藤選手と決着をつけるまでは辞められません」
 プロフェッショナル修斗公式戦「舞浜アンフィシアター大会」(10月15日、千葉・舞浜アンフィシアター)の追加対戦カードの発表会見が8月22日行われた。

 佐藤将光(世界バンタム級1位)と石橋佳大(世界バンタム級2位/第6代環太平洋バンタム級王者)による「第10代世界バンタム級チャンピオン決定戦」(5分5R)が行われる。

 この2人は3月に環太平洋タイトルマッチで対戦し、激闘の末、ドロー。石橋が初防衛に成功した。その後、石橋は修斗代表としてRIZINのバンタム級トーナメントに出場し、7月大会の1回戦でカリッド・タハに無念の逆転TKO負け。佐藤は7月の修斗公式戦で元UFC ファイターのルーベン・デュランに1R KO勝ちと明暗を分けている。

 この日は調印式も行われ、2人は揃って登壇。石橋は「修斗環太平洋王者として修斗を代表してRIZINに挑戦したんですが、負けてしまい、修斗ファンの期待を裏切って申し訳ない気持ちもある。でも僕はずっと負けたところから必ず這い上がってきたので、10月15日はより強くなった石橋佳大を見せることを約束します。10月15日はすごいカードがたくさん並んでいますが、僕がお客さんの一人だったら佐藤将光vs石橋佳大の世界戦が一番見たいカード。3月の試合よりもっとすごいことになるはず」

 佐藤は「前回引き分けて、その次でリマッチがあるかと思っていた。石橋選手がRIZINに行ってしまったので交わることはないなと思ったんですが、お互いに1試合を挟んで世界戦でやらせてもらえるということになった。ですが…う~ん…(しばし黙考)。自分は自分でこの戦いにすべてをかけて戦いますが、もちろん石橋選手もそのつもりで来ると思うので、前回やった以上の死闘になると思います。しっかり次は5R戦える準備を死ぬ気でして当日を迎えたい」とともに前回の戦いを越える死闘を約束した。

 特に石橋はタハ戦の試合後の会見で引退を示唆するような発言もあっただけに去就が注目されていたが「世界戦というのは目標としていたひとつなんですが、やっぱり佐藤選手と決着をつけるまでは辞められません」と佐藤との対戦に改めて闘志をかき立てられた様子。また王座獲得後については「あまり先のことは考えないようにはしているんですが、ベルトを持ってRIZINに挑戦して負けてしまったので、またベルトを持って、そこの舞台を目指して、今度は勝ち名乗りを受けたい」とRIZINへの再出撃を口にした。

 一方の佐藤は王座獲得後については「自分は全く考えていない」と言葉少な。最初の挨拶での長い沈黙も、この試合にかける並々ならぬ思いからのもの。対照的な会見でのたたずまいではあったが、ともに再戦にかける覚悟をにじませた。

 同大会では世界フライ級チャンピオンシップ「扇久保博正(王者)vsオニボウズ」、世界ストロー級チャンピオン決定戦「澤田龍人vs猿田洋祐」の2つの世界戦が発表済み。この日のバンタム級と合わせて3つの世界戦がラインアップされるという豪華な大会となった。

5・12修斗 高橋が王者初戦で貫禄のKO勝ち 大尊が公開プロポーズ大成功

2017.05.13 Vol.690

 プロフェッショナル修斗公式戦(5月12日、東京・後楽園ホール)のメーンで環太平洋フェザー級王者・高橋遼伍がアーノルド・クエロと対戦。初の国際戦となったが3R1分35秒、KOで勝利を収め、戴冠後初戦を飾った。

 クロエはヨーロッパで活躍中のストライカー。昨年2月のWSOF-GCの日本大会にも出場し中島太一を判定ながら破っている。

 しかし高橋はその代名詞ともいえるローキックで1Rから主導権を握る。1R中盤ですでに左足を引きずる素振りを見せたクロエはパンチで反撃するものの高橋のプレッシャーの前に後退を繰り返す。2Rになるとクロエは高橋のローに右フックを合わせるなど反撃を見せるが、高橋は構わずローで攻め立て、ラウンド後半には右フックを打ち抜きクロエをぐらつかせる。3R、クロエはタックルで局面の打開を図るが、これも苦し紛れ。高橋はなんなくさばくとパンチに右ロー。クロエの左足は立っているのがやっとの状態。それでも倒れないクロエに高橋が右ロー、右ストレートからパンチの連打。クロエが左足をつけなくなったところでレフェリーが試合を止めた。

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