バリアフリープロレスHEROが8月13日、東京・新宿FACEに初進出し、メインイベントでは同団体のエースで聾レスラーの友龍が“レジェンド”藤波辰爾と夢のタッグを結成も惜敗。それでも、次は藤波との初対戦に夢を馳せた。
元新日本プロレスの練習生で藤波ともスパーリングでともに汗を流した、同団体創設者の故ヤミキさんの思いも背負って、藤波とタッグを組んだ友龍は田中稔、土方隆司の元バトラーツコンビと激突。藤波が聾レスラーと同じリングに立つのは初めてのこととなった。
バリアフリープロレスHEROが8月13日、東京・新宿FACEに初進出し、メインイベントでは同団体のエースで聾レスラーの友龍が“レジェンド”藤波辰爾と夢のタッグを結成も惜敗。それでも、次は藤波との初対戦に夢を馳せた。
元新日本プロレスの練習生で藤波ともスパーリングでともに汗を流した、同団体創設者の故ヤミキさんの思いも背負って、藤波とタッグを組んだ友龍は田中稔、土方隆司の元バトラーツコンビと激突。藤波が聾レスラーと同じリングに立つのは初めてのこととなった。
障害のあるなしに関係なく、誰でもプロレス観戦を楽しめることをコンセプトとする「バリアフリープロレスHERO」(主催=バリアフリー・エンターテイメント・サポート、協力=GPSプロモーション)が8月13日、東京・新宿FACEに初進出する。メインベントでは同団体のエースで“ミスター聾プロレス”と称される友龍が、初参戦となる“レジェンド”藤波辰爾とタッグを結成し、元バトラーツの強力チームである田中稔、土方隆司組と対戦する。
今年2月に旗揚げ11周年を迎えた同団体では、これまで主に東京・新木場1stRINGを使用してきたが、12年目にして、初めて新宿FACEで興行を行うことになった。よりキャパシティの大きな会場に進出するにあたって、プロレス界のレジェンドを招へいした。藤波が聾レスラーと同じリングに立つのは初めてとなる。
同団体が藤波に参戦オファーを出したのには理由があった。HERO創設者で聾レスラーのパイオニアだった故ヤミキさん(2016年春に逝去)は新日本プロレスに第1期生として入門し、若き日の藤波ともスパーリングで汗を流していた。高い身体能力をもっていた故ヤミキさんだが、耳にハンデがあるため、残念ながらデビューは叶わず退団。後に自らHEROを設立してデビューを果たしたが、藤波との対戦を熱望していたというが、それも叶わなかった。
新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアの3大メジャー団体でジュニア・ヘビー級の頂点に立った“レジェンド”田中稔(GLEAT)が4月18日、神奈川・カルッツかわさきでプロデュース興行「the SPECIAL ONE vol.2~田中稔に任せとけ!」(GPSプロモーション主催)を開催。団体の枠を超えて24選手が参戦し、熱闘を繰り広げた。
バリアフリープロレスHEROの運営に協力し、「Growth」シリーズを展開するGPSでコーチを務めている稔は、同社の主催で2019年6月18日に東京・新木場1stRINGで「田中稔デビュー25周年記念大会~the special one vol.1~」を開催しており、今大会はプロデュース興行第2弾となった。
25周年大会では、そのキャリアに縁が深かった選手を中心に集めたが、今回は稔自身が「試合を見てみたい選手」を軸に、ZERO1、GLEAT、大日本プロレス、2AW、HERO、ディアナ、アクトレスガールズ、そしてフリーランサーから選手を招へい。全6試合中、男子と女子の1試合ずつを事前に発表したが、他の4試合と試合順は当日のオープニングでアナウンスすることとなり、ファンの想像力を大いにはたらかせた。
オープニングでは元新日本の名物リングアナ・田中ケロ氏が登場。主催のGPSが運営協力するHEROは、新日本に第1期生として入門しながら、耳にハンディがあったため、デビューができなかった故ヤミキさんが創設した。ヤミキさんが新日本でのデビューが叶っていたら、田中リングアナからコールされていたはず。その実現できなかった夢が、田中リングアナの“ヤミキコール”で果たせた。
新日本プロレス、全日本プロレス、プロレスリング・ノアでジュニア・ヘビー級の頂点に立った“レジェンド”田中稔(GLEAT)が4月8日、東京・文京区のGPSプロモーション事務所で記者会見を開き、同18日に神奈川・カルッツかわさきで開催する自身のプロデュース興行「the SPECIAL ONE Vol.2~田中稔に任せとけ!~」(GPS主催、17時30分開始)で女子選手との対戦を希望した!?
同社主催の稔プロデュース興行は2019年6月18日、東京・新木場1stRING大会以来、2度目となるが、今大会では全6試合中4試合の対戦カード、試合順が当日のオープニングで明らかにされる。会見で発表されたのは、CIMA(GLEAT=#STRONGHEATS)、T-Hawk(同)、エル・リンダマン(同)組vs SUGI(ONLY WE)、火野裕士(同)、槙吾(同)組と、真琴(フリー)、三浦亜美(アクトレスガールズ)組vs花園桃花、ななみ(ディアナ)組。
そのほかの出場選手は稔、田中将斗(ZERO1)、真霜拳號(2AW)、関本大介(大日本プロレス)、入江茂弘(#STRONGHEATS)、飯塚優(GLEAT)、伊藤貴則(同)、洞口義浩(フリー)、後藤恵介(同)、友龍(HERO)、ワイルド・ベアー(同)、海和択弥(同)、ワイルド・バニー(GPS=マネジャー)、青野未来、マドレーヌ(ディアナ)と豪華メンバーが集結。リングアナは阿川祐未(HERO)のほか、元新日本の田中ケロ氏が務める。
発表された2つのカードについて、稔は「お客さんを盛り上げるという点で間違いないのが#STRONGHEATS。その対戦相手は誰だろうって考えたとき、ユニットを探したんですけど、T-Hawk選手と火野選手のチョップ対決を見たいなと思って。リンダマン選手とSUGI選手の絡みも見てみたいし、脱線しそうになっても、CIMA選手が達人並みに交通整理してくれるので、間違いないカードになるだろうなと。展開もスピーディーだし、連係がすごいんです。これぞ6人タッグというものが見れるだろうなと。女子のカードについては、僕からのリクエストは真琴ちゃんくらいで。GPSで週1回のコーチをやってて、基礎トレをガッチリやってて。真琴ちゃんは毎週来て文句も言わず、こなしてくれるんです。練習仲間というのもあるし、手足も長いから何の動きをさせても映えるし、マット運動もきれいにやるし、オーラもあるので」と説明。
4試合が当日発表となるが、稔は「自信があるから普通のことをしたくない。これだけ豪華なメンバーのなかで、田中将斗選手、入江選手、関本選手とまだ発表されてない選手がいて、絶対面白くなるカードを組んでる。カードを2つ出したことで、“このカードと思ってたけど違うのかな”とか考える時間も楽しいと思うんで、いろいろ想像してもらいたい。女子もあと3人(マネジャー含む)いるし、3WAYやミクストマッチもあるので。もしかしたら、メインイベントが田中稔vs青野未来という無茶を僕ならやりかねないので。楽しんで当日を迎えてもらえればと」とコメント。
プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2016 TRANS MAGIC」(3月13日、東京・後楽園ホール)のメーンで「WRESTLE-1チャンピオンシップ」が行われ、王者・火野裕士に近藤修司が挑戦。16分6秒、Fucking BOMBからの体固めで火野が2度目の防衛に成功した。
前回の後楽園大会で挑戦表明した近藤に対し、火野は河野真幸、近藤組の持つ「WRESTLE-1タッグチャンピオンシップ」への挑戦を条件に対戦を受諾。そのタッグ戦が3・6宮城大会で行われ、火野がFucking BOMBからの体固めで近藤から直接フォールを奪い、タッグベルトを強奪。この結果を受けてのこの日の対戦だった。
ともにパワー殺法に定評のある2人は試合開始から肉弾戦を展開。REAL DESPERADOとTriggeRの軍団の威信をかけた戦いでもあり、場外戦になると両軍団のセコンドが小競り合いを繰り広げる。
体格で劣る近藤は火野の左足に攻撃を集中させ、キックにラリアットで追い込むが、今の火野にはそんな攻撃のセオリーを踏みにじる勢いがある。
打撃戦では近藤の手刀と火野の逆水平の打ち合いとなり、会場に大きな音が響き渡る。近藤はキングコングラリアット、セカンドロープからのブレーンバスターで追い込むが、そのたびに火野は逆水平、ラリアット、セントーンで流れを変えてしまう。いよいよ手詰まりとなった近藤がパワーボムを狙うが、持ちあがらない。逆に火野が鬼殺し式のパワーボムで投げ捨てると、逆水平の4連発、ラリアットからFucking BOMBとつないで3カウントを奪った。
タッグのベルトを奪われ、近藤が火野に2連敗と緊急事態に陥ったTriggeRは試合後、河野が挑戦を表明した。
プロレスリング「WRESTLE-1」のクルーザーディヴィジョン王者・大和ヒロシが6日に行われた宮城大会で首を負傷し緊急入院した。
検査の結果、椎間板ヘルニアによる頚椎損傷の可能性があり、完治まで数カ月かかる見込みという診断が下された。
この結果を受け、大和は同王座を返上。第4代王者決定トーナメントを開催することになった。
トーナメントには田中稔、アンディ・ウー、吉岡世起、鈴木鼓太郎の4選手が参加。3月11日の長野・伊那市民体育館大会で1回戦第1試合「田中稔vs吉岡世起」、1回戦第2試合「鈴木鼓太郎vsアンディ・ウー」を行い、勝者が3月13日の東京・後楽園ホール大会で第4代WRESTLE-1クルーザーディビジョンチャンピオンシップ王者決定戦を行う。
たんなる黒潮”イケメン”二郎選手の応援コラムと化して久しいこの不定期企画。
2月10日のWRESTLE-1 TOUR 2016 W-IMPACTから、「イケメン試練の七番勝負」が始まるということで、観戦の楽しみが通常の3倍となるなか、満員で熱気にあふれる後楽園ホールへ。
この日イケメン選手は4試合目でしたが、本当に登場しただけで会場の空気が一変。高木三四郎CEOが「華があるなあ」とtweetしていたのも納得です。
映画『スター・ウォーズ フォースの覚醒』でも、世界にはジェダイが必要だと言っておりますが、W-1のイケメンってもうそれくらい重要かも。
相変わらず福山雅治をほぼフルコーラス使いきっての入場と、時間を気にしながら暖かくそれを見守る【Jackets】中之上&吉岡の表情もまたイケメン戦の楽しみのひとつ。
肝心の初戦ですが、非・プロレス女子にも人気の超お洒落セレブ、ウルティモ・ドラゴン校長のアサイDDTで玉砕。文字通り試練の幕開けに。アンクルホールドかけられたときの「ふひゃああ~!にゃああ~!」という悲痛(?)な叫びはおかしかったけど、校長顔負けのラ・ケブラーダをお見舞いするなど素敵な場面も満載。
そして試合後に発表された2戦目の相手はマッスルモンスター関本大介。頭を抱えていたけど、きっと筋肉の塊を相手に魅せてくれることでしょう!
また、この七番勝負、観客席では今後誰が出てくるか会話に花咲いております。 “試練の”という冠が付くだけで物凄く期待値が上がってしまうのはタイトルの妙でもありますが、もちろんイケメンであればこそ盛り上がるので、がんばってほしいです!
プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2016 W-IMPACT」(10日、東京・後楽園ホール)のメーンで「WRESTLE-1チャンピオンシップ」が行われ、王者・火野裕士に田中稔が挑戦。20分59秒、Fucking BOMBからの体固めで火野が初防衛に成功した。
クルーザー級の田中は階級の壁を越えての挑戦。パワーでは火野には敵わない田中は持ち前のスピードと左足への一点集中攻撃で火野を悶絶させると、ダイビングフットスタンプ、ハイキック、ヒールホールドであわやの場面を何度も演出。終盤には体格差を越え、火野のチョップにローキックで渡り合うと会場は「大ミノル」コールに包まれた。最後はこれまでしのぎにしのいできたFucking BOMBの前に無念の3カウントを聞いた。
試合後、勝ち名乗りを受ける火野の前に現れたのはTriggeRの近藤修司。近藤が挑戦表明すると、2人は額を付き合わせてのにらみ合いから両軍入り乱れての大乱闘。
マイクを握った火野は河野真幸、近藤組の持つタッグのベルトへ火野、KAZMA SAKAMOTO組で挑戦することを交換条件に近藤の挑戦を受諾した。
プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 SYMBOL」が12日、東京・後楽園ホールで開催された。メーンでは「WRESTLE-1チャンピオンシップ」が行われ、4月の戴冠以来、2回の防衛を重ね、“絶対王者”の風格すら漂い始めた鈴木秀樹にKAIが挑戦。14分28秒、スプラッシュプランチャーからの片エビ固めで勝利を収め、王座を奪還した。
鈴木に王座を明け渡した張本人であるKAIは鈴木が防衛するたびに挑戦を表明し続け、6月の後楽園大会では「覚悟を見せる」とリング上でバリカンで髪を刈り、なんとか鈴木の首を縦に振らせた。
参戦当初はその不遜な言動からブーイングが飛んでいた鈴木だったが、強さでそれを声援に変え、リング上では今やKAIにブーイングが浴びせられる状態だ。
鈴木は序盤からキャッチレスリングを展開しKAIを翻弄。強烈なエルボーバットにエルボースマッシュ、バックドロップと妥協のない攻撃でKAIを追い込む。防戦一方のKAIには容赦ないブーイングが浴びせられる。
コーナーからの雪崩式フロントスープレックスから必殺のダブルアームスープレックスを狙った鈴木だったが、KAIはそのままコーナーに押し込み、危機を回避。ワンハンドバックブリーカーからのダブルアームスープレックスはリバーススープレックスで返すなど、KAIは鈴木の必殺パターンを徹底的に潰し、最後はサンダーファイヤーパワーボムからのスプラッシュプランチャーで3カウントを奪った。
試合内容では圧倒的に鈴木が上回っていたこともあり、試合後のマイク中もブーイングが飛ぶ中、KAIは「やっとベルトをWRESTLE-1に取り返すことができました」とアピールした。
そこに近藤修司、征矢学、黒潮“イケメン”二郎が現れ挑戦を表明。KAIの「この3人だけか!?」という言葉に呼応した全選手がリングに上がるや、デスペラードの河野真幸が「この状況がどういうことか分かるか? 全員、てめえがチャンピオンだと認めてねえんだ」と言い放ち大乱闘に発展。見かねた武藤がマイクを握り「誰が一番強いのかトーナメントで決めろ!!」と一喝。最強決定戦が開催されることになりそうだ。
KAIは会見では「ブーイングは期待の裏返し。声援に変えていくように前向きにやっていくしかない」と繰り返し、トーナメントへの参戦も表明した。
5月5日。『WRESTLE-1 TOUR 2015 TRIUMPH』にやってきました。開演前に会場に着くと、なんと完売御礼ではありませんかッ! 感無量。また、「こどもの日」イベントで、ちびっこ達がリングにあがってご満悦だったりリングアナを体験していたりと、たいへん微笑ましい光景を拝見することができました。
衝撃的な話が多かった本日。まず、クルーザー級のトーナメントで惜しくも初戦敗退したものの、カズ選手を相手に超・熱戦を繰り広げて感動を誘った児玉裕輔選手が、この大会をもって無期限海外武者修行へ。[チーム中玉]ワクワク見てたのに、これからだと思ってたのに(泣)。無期限って永遠のようでもあり一瞬にも聞こえる言葉ですが、「漢」になって帰ってくる日を楽しみに、応援し続けます!
さて、そんな児玉選手(&中之上靖文&KAI)の眼前に立ちはだかるのは、何と、TAJIRI&グレート・ムタ&ザ・グレート・カブキという“毒霧三重奏”! 子どもの日だからって我が子ムタのためにパパが登場するなんてSUGEEEE! 孫くらいに見える児玉クンはブーイングを浴びながらも果敢にカブキに攻め込んでおりましたが、ダイブした瞬間に3者からのトリプルミストを喰らい、そのままカブキの餌食となり撃沈。
……旅立つ若者への花向けとして素敵すぎです。
そして!注目しておりましたクルーザーディビジョン初代王者決定戦。準決勝で田中稔選手がパンテーラ選手を、カズ・ハヤシ選手が大和選手を退け、大人な決勝となりました。稔選手の首を攻撃しまくるカズ選手、逆に足を狙う稔選手と、双方が容赦のない、一進一退の闘いに、客席のボルテージも最高潮。振り返ればトーナメントでのカズ選手の試合はどれも本当に釘づけでした。1、2戦目とも辛勝だったというか、先日の児玉選手や、本日の大和選手が、折れることなく全力ぶつけてくる雄姿と、それを凌ぐカズ選手に魅せられまくったわけですが、その上で決勝に至ってのこのせめぎあいたるや……。これでキマるかと最初に思ったのはいつだったか、と、気が遠くなるほど繰り返される、カウント2返してからの展開、熱気と緊張が混ざって超エキサイトでした!
この激闘を制したのが稔選手のカッキーカッターと言うのがまたドラマティック。稔選手はこれをもって四冠王という恐るべき四十路(に見えないところも、すごい)。入場時のペットボトルの中身は実は養命酒かな。
今回敗れてしまいましたが、カズ選手がこのベルトを獲るところもぜひ観たいのです! あらたな熱戦に、超期待しています。ただ数時間に2試合観た感想は、カズ選手の脊柱起立筋あたりから立ちのぼるフェロモンに酔ってしまうということです。くらくらします。あの色気は経験で身につくものなのでしょうか。W-1では毎回若い選手たちにキュンキュンしていますが、その一方でこういう日は、オンナに戻れた気がします。
プロレスリング「WRESTLE-1」の「WRESTLE-1 TOUR 2015 TRIUMPH」が5日 、東京・後楽園ホールで開催された。
メーンでは前回の後楽園大会で第4代王者となったZERO1の鈴木秀樹が浜亮太を挑戦者に迎え初防衛戦を行い、9分26秒、片エビ固めで勝利を収めた。
これまでの鈴木の言動に「あんな品格のないチャンピオンを見たのは初めて」と挑戦の名乗りを上げた浜。その浜を挑発するように入場時にベルトを無造作にリングに投げ入れる鈴木。この行為に会場は大ブーイングだ。
会場の声援を背にゴングからラッシュをかける浜。ぶちかまし、踏みつけ、エルボードロップとその体を武器とした肉弾殺法で鈴木を攻め続ける。カウンターのドロップキックからパウンド、腕十字で反撃する鈴木は得意のダブルアームスークレップスを試みるが、グリップできずにネックブリーカードロップに切り替える。再度ダブルアームスークレップスを狙うが、蘇生した浜はボディーアタック、コーナー下に座り込んだ鈴木にヒップアタック、そしてまさかの投げっぱなしジャーマンまで繰り出し鈴木を追い込む。
しかし一連の攻撃を耐え抜いた鈴木は浜がフィニッシュに狙ったブレーンバスターを空中で切り返すと、スリーパーホールド。一度はそのまま後ろに倒れ込み脱出した浜だったが、鈴木は延髄斬りから再びスリーパー。落ちかかった浜をフォール。浜が2カウントで返したところにマウントからの強烈なエルボーを叩き込み、3カウントを奪った。
試合後は、前回大会で鈴木に敗れベルト流出させてしまったKAI、タッグ王者の近藤、なぜか征矢学、そして初代王者の河野真幸がリングに上がり、挑戦をアピール。その様子を冷ややかに眺めていた鈴木は「挑戦者決定戦をやれ」と言い残しリングを去った。果たして次の挑戦者は誰になるのか…。
セミファイナルでは「WRESTLE-1クルーザーディビジョン初代王者決定トーナメント決勝戦」が行われ、この日の準決勝でエル・イホ・デル・パンテーラを破った田中稔と、大和ヒロシを破ったカズ・ハヤシが対戦。田中が23分53秒、トルネードカッキーカッターからの片エビ固めで勝利を収め初代王者に輝いた。
序盤、田中はカズの足を、カズは田中の首を狙い一進一退の攻防が続く。しかし徐々にカズが試合を支配し始め、田中には我慢の時間が続いた。カウント2.9でしのぎ続けるなか、会場は大稔コールに包まれる。カズのパワープラントを返した田中は大声援を背に反撃を開始。トップロープからのハーフハッチ、ダイビングフットスタンプ、そしてトルネードカッキーカッターと畳み掛け3カウントを奪った。
試合後、4本のベルトを誇示する田中にTAJIRIが現れ、たった今取ったばかりのクルーザー級のベルトへの挑戦を表明。しかし田中は「体重制限がある」とやんわり拒否。しかし「(ドイツの)EWPのインターコンチネンタル王座のベルトなら。ラウンド制で」と逆提案した。TAJIRIも承諾。今後はベルトをめぐる2人の攻防が見られそうだ。