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石井杏奈 Anna Ishii|Daydream ーー月刊EXILE

2021.04.01 Vol.Web Original

アニメ『とらドラ!』『ゴールデンタイム』の原作で知られる竹宮ゆゆこさんの小説が、初めて実写映画化される。4月9日(金)に公開のその作品、『砕け散るところを見せてあげる』で、ヒロイン・蔵本玻璃を演じる石井杏奈に作品の魅力や役作りなどについて話を聞いた。

─映画『砕け散るところを見せてあげる』が公開になります。撮影から2年経ちますが、今の想いは?

「ずっと温めてきたからこそ、公開になることに対して少しずつ寂しさが増しています。世に出るうれしさはありますし、誰かが観て誰かのものになるのが映画だとわかっていますが、自分の元を巣立ったら、そこで終わってしまう気がします」

─どの作品でもそういう気持ちになるんですか?

「この作品は特にそうです。題材も登場人物も愛おしくて愛しか詰まっていないので、余計寂しく感じます……。まず、私が演じた玻璃のことが人として大好きです。健気でまっすぐで純粋で、いじめられても人間らしい心を失わず強い芯をしっかり持っています。そういう内に秘めたものを持っている女の子はカッコいいですし、誰よりも幸せになってほしいと応援したくなります。撮影中も『玻璃はもっと過酷だった』『玻璃だって苦しいんだ』と思うと、辛いシーンも頑張れてずっと支えられました。玻璃のことも玻璃でいられる時間も、すべてが愛おしかったです」

─実際、壮絶なシーンでは石井さんは驚くほど豹変していました。あのようなときはスイッチが入るんですか?

「やろうと思ってやったことはないです。決めごとは絶対に作らないようにしようと思っていて、現場で『この空気だったら、こういうお芝居がしたくなる』など、その場で感じたことを演じています。難しいシーンだとしても『こうしよう』と考えるのではなく、『こういう気持ちになるんだ!』と発見して、そうすると無心になれます。玻璃役は毎日そんな感じだったので達成感にあふれていました」

─そんな石井さんから見て、生死を分けるほどの体験をした玻璃の状況をどう思いますか?

「苦しいや悲しいなどはあとから感じるもので、その当時は戦うしかない、頑張るしかないので無我夢中だったと思います。終わった後は苦しくて悲しかったですが、側にいた清澄からその倍の幸せをもらったからこそ自分は生きられたなと。ただ、玻璃はあのような経験をしても、『私以外の誰かにこんな想いをさせられない』と思ったのではないかなと感じました。それぐらい優しくてまじめで強い人です」

─そんな玻璃を生き切った今作は、石井杏奈の女優人生の中でどんな位置づけの作品になりますか?

「10年後に『ターニングポイントだった』と言える作品になると思います。お芝居一本で頑張ると決めてから1本目の主演映画なので、今後も自分にとっていちばんの味方になり、ここで感じた想いがきっと人生の財産になると感じています。一生忘れたくない、忘れられない作品になるのではないかなと思います」

─石井さんにとってお芝居をするいちばんの原動力は何でしょうか?

「自分の生きる理由です。少し重いですが(笑)、そんな気持ちになれるのは素敵なことですし、演じた役や作品を観た人が明日も頑張ろうと活力にしてくれたらうれしいです。そうやって誰かのヒーローになったり、誰かを救える要素が映画やドラマなどのエンタテインメントにはあると思うので、このお仕事をずっと続けていきたいです」

─10代から女優のお仕事をしていますが、そういう想いが明確に固まったのはいつごろですか?

「最初のころは独りよがりで誰かのためというより、自分がどう演じたいか、自分がどう楽しむかということを重視していました。でも、『ソロモンの偽証』のときに私を含め新人のキャストがオーディションで集められ、みんなのお芝居を見ていたら感動して泣きそうになる瞬間が何度もありました。そのとき、『人ってすごいな、お芝居って嘘じゃないんだな』と可能性をたくさん感じ、それ以来、『人に伝えたい』という想いで演じるようになりました」

─自分がどう、ではなく、みんなのお芝居を見て意識が変わったんですね。

「お芝居は見ている人がどう感じるかで正解が決まると思います。それがおもしろいところだなと気付いてから、どんどん楽しくなっていきました」

─今はお芝居に対しての悩みや課題はありますか?

「今、私は22歳で高校生役と大人の役の、ちょうど狭間にいます。なので、自分がどう変わっていこうか、どう表現していこうかということは考えます。制服姿で髪を結べば高校生になると思いますし、何かの職業の服を着て言葉や行動を変えれば社会人にも見えると思います。ですが、貫禄やフレッシュさは、どちらかに寄っていかないといけないので。学生役は経験しているからまだできますが、たとえば25歳の保育士さん役で年齢相応の貫禄を出してと言われると難しかったり、そういう葛藤はあります。あと、悩んでいるわけではないですが、『あまり幸せになれないよね』とよく言われます(笑)」

─それはどうしてですか?

「闇を持っている人を演じることが多いからかもしれないです。たとえば玻璃役も『不幸の極限の役だね』と言われるのですが、自分ではそんな風に捉えてはいないです。不幸なことがあるほど些細な幸せを感じられるので、逆にいいと思います(笑)。そういう意味で私はあまりこだわりがなく、自分がどう演じ、どう見られるかというところには興味がなくて。それよりも監督が思い描く役の像と自分をなるべく一致させたいです」

─天性の女優ですね。今後は初舞台『てれびのおばけ』のほか、ドラマ、映画と出演作品が目白押しですが。役の切り替えはどうしていますか?

「あまり考えたことないかもしれないです。役ごとに読書している感覚といいますか。今日はラブストーリーで、明日はミステリーのような感じで、作品のジャンルが変われば頭も勝手に切り替わります」

─では、最後にそんな石井さんが目指す理想の女優像を聞かせてもらえますか?

「年相応に輝く女優さんでいたいと思います。先ほど言ったように今は10代と20代の狭間にいますが、それは貴重な時期でもあるので、この年齢でしかできない役で輝きたいと思います。そして、いつかお母さん役や大人の役などをいただいたとき、その人(役)としてしっかりと生きられるよう、経験を重ねていきたいです」

 

 

石井杏奈“学校一の嫌われ者”から最高の笑顔を持つ少女へ…変化するヒロインを見事に表現! 映画『砕け散るところを見せてあげる』

2021.03.28 Vol.739

 女優・石井杏奈の新たなスタートを飾る注目作がついに公開! 昨年末に解散をしたE-girlsのパフォーマーとして人気を博すと同時に、映画『ソロモンの偽証』『ガールズ・ステップ』でブルーリボン賞新人賞を受賞するなど着実に女優として力をつけ、2021年から女優業に集中し活動することを発表。そんな彼女が、人生において特別な作品とする本作への思いを明かす。

堤真一「うっさいわ」盟友SABU監督にツッコミつつ絶賛「子供の無償の愛を親が受け止められるかという作品」

2021.03.01 Vol.Web original

 

 映画『砕け散るところを見せてあげる』完成報告舞台挨拶が1日、都内にて行われ、主演の中川大志、石井杏奈らキャストとSABU監督が登壇した。

 竹宮ゆゆ子のベストセラーを映画化。どこにでもいる男子高校生・清澄(中川大志)が“学校一の嫌われ者”として孤立していた少女・玻璃(石井杏奈)をいじめから救おうとしたことからたどる劇的な運命を描く。

「とにかく役者の皆さんがすばらしかった」と絶賛したSABU監督。SABU監督作への出演は『DRIVE』(2002年)以来となる堤真一は「別に仲が悪くなったわけではなく、ずっと一緒にやっていたのでしばらくそれぞれ勉強してまた会おう、と」と久々の出演について語り「昔は手作り感があったけど、今回はスタッフもたくさんいて機材もいいものがそろっていて、SABU偉くなったなあ、と」と笑いを誘った。

 玻璃の父で謎と狂気を秘めた人物を演じた堤に、清澄の母役・矢田亜希子は「絶対に只者ではないという空気。怖くて近寄れなかった」。当の堤は「山奥の自然のすてきなところに行ったという記憶しかない」とにごし、「僕は、ロケに家を貸してくれた人がチラッとも姿を現さなくて、怖っ、と思った」と振り返ったが、娘役の石井から「堤さんのほうが怖かったです」と言われ「なんでやねん」。さらにSABU監督から「若い人はちゃんと話しているのに、それに引き換え堤真一はどうなのか」と指摘され「うっさいわ!」。

 それでも堤は「腕を上げたな、と思いました。本当にSABUが作ったのかと思うくらいすてきな作品。若い世代だけでなく僕ら親世代が見ても痛みを感じる。親は子供に無償の愛を持つといわれるけど、子が親に無償の愛を注いでくれていて、それを親が受け止めて返すことができるか、という映画だと思う」と、作品への思いを熱く語っていた。

 この日の登壇者は中川大志、石井杏奈、井之脇海、松井愛莉、北村匠海、矢田亜希子、原田知世、堤真一、SABU監督。

 映画『砕け散るところを見せてあげる』は4月9日より公開。

石井杏奈、リアルすぎる“壮絶いじめシーン”を振り返り「涙をこらえるはずが…」

2021.03.01 Vol.Web original

 

 映画『砕け散るところを見せてあげる』完成報告舞台挨拶が1日、都内にて行われ、主演の中川大志、石井杏奈らキャストとSABU監督が登壇した。

 竹宮ゆゆ子のベストセラーを映画化。どこにでもいる男子高校生が“学校一の嫌われ者”として孤立していた女子生徒をいじめから救おうとしたことからたどる劇的な運命を描く。

 撮影は2年前、当初の予定は1年前。主人公・清澄を演じた中川は「撮影当時は20歳になったばかり。あのときにしかできないことを監督に切り取ってもらったと思う」と語り、SABU監督は「自信しかない作品」と胸を張った。

 清澄に救われる“嫌われ者”玻璃を演じた石井は難役と向き合った撮影を「大変ささえも青春だった」と振り返った。石井とは3回目の共演という中川が「杏奈ちゃんから強い覚悟を感じました」と語ると、石井も「玻璃が清澄に救われたように、私も大志くんに助けてもらいました」と感謝。

 さらに石井は、壮絶ないじめシーンについて「いじめ役の方たちのお芝居が完璧で。教室の空気が作り上げられている状態のところに私が入っていったので、圧倒されました」と振り返り、同じくその場にいた中川も「いや~な空気でしたね」と苦笑。石井は「涙をこらえるシーンで、どうしても(涙が)流れてしまったこともありました」と明かした。

 主演の2人をSABU監督をはじめ登壇した共演者・井之脇海、松井愛莉、北村匠海、矢田亜希子、原田知世、堤真一も絶賛。中川とは同じ事務所で小学生からの付き合いという北村は「同世代として主演の2人を誇りに思う」と熱く語っていた。

 この日の登壇者は中川大志、石井杏奈、井之脇海、松井愛莉、北村匠海、矢田亜希子、原田知世、堤真一、SABU監督。

 映画『砕け散るところを見せてあげる』は4月9日より公開。

白石聖、石井杏奈らが女子高舞台に特撮ドラマ! ドラマ『ガールガンレディ』発表会

2021.02.19 Vol.Web Original

 

 白石聖が主演するオリジナル特撮ドラマ『ガールガンレディ』(MBS・TBS、4月6日スタート)のオンライン番組発表会が19日行われ、白石、石井杏奈、大原優乃らのキャスト8名と、瀧悠輔監督が出席した。

 大人向けの特撮ドラマ。女子高生たちがプラモデルの銃を使って生き残りをかけたバトルを展開する。

 白石が演じるのは、自分の居場所を見いだせないでいる地味な女子高生の小春。プラモデルを作ることが唯一の趣味で、骨董屋で購入した銃のプラモデルと「アリス」という名前のプラモデルを組み立てた翌朝、小春は銃弾が飛び交う学校に。目の前には「アリス」もいて、小春に銃を手渡し「ガールガンファイト」の始まりを告げる。

実写映画『ホムンクルス』新たなキャスト陣に成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽!

2020.12.11 Vol.web original

 伝説的カルト漫画「ホムンクルス」の実写化映画『ホムンクルス』に出演するメインキャストが発表。先日、綾野剛が記憶も感情も失くしたホームレスの主人公を演じることが発表されたが、今回新たに、成田凌、岸井ゆきの、石井杏奈、内野聖陽といった実力派キャスト陣の出演が発表となった。

 原作ファンが気になる配役は以下の通り。主人公にトレパネーション(穿頭術)を薦める医学生・伊藤学を演じるのは、NHK連続テレビ小説『おちょやん』にも出演中の成田凌。劇中“謎の女”として登場するのは『愛がなんだ』などで注目を集める岸井ゆきの。主人公に関わっていく女子高生役に、E-girlsのパフォーマーであり女優としても活躍中の石井杏奈。主人公に意外な深層心理を見られてしまうヤクザの組長役に内野聖陽。

 合わせて公開されたコメントで、成田は「僕は普通に生きたいですが、本作は人間というものを、思い出させてくれるような、とても興味深い作品だと思います」と作品をアピール。

 岸井は、もし自分に脳内覚醒・第六感が芽生えたら「もうこの世にはいない祖母や祖父ともう一度話せたらいいなあと思いますが、オバケが見えるのは御免なのでこのままでいい、のか…むずかしいところです」、同じく石井は「毎日癒しを貰っている愛犬の内に秘めた思いやコンプレックスを見てみたいです」。そして内野は「もし自分にホムンクルスが見えるようになったら、人生毎日が楽しすぎて刺激が強すぎますよねぇ」とそれぞれ、茶目っ気を交えてコメントを寄せた。

 メインキャスト発表とともに、ティザーポスタービジュアルと特報映像も解禁。清水崇監督が原作の世界観を最大限に引き出した衝撃のサイコミステリー、その一端を覗くことができる。

 映画『ホムンクルス』は2021年4月2日より日本限定で劇場公開され、その後Netflixでの全世界独占配信が決定している。

【特報映像】https://youtu.be/T76tSSwEgK4

北村匠海と石井杏奈が新婚生活!人気CMシリーズの最新版で

2020.09.13 Vol.Web Original

 北村匠海と石井杏奈が出演しているJTの人気CM『想うた』シリーズの最新版「夫婦を想う」篇のオンエアがスタートした。

 第6弾となる最新版で描いているのは「夫婦」。シリーズで遠距離恋愛中のカップルを演じていた北村と石井は恋人から夫婦となり、新しい生活をスタート。一緒に暮らすなかで知らなかったことや違いがあることに気づいて……。

中川大志、石井杏奈W主演作がワルシャワ国際映画祭出品決定! 新公開日は2021年に

2020.09.01 Vol.web original

 新型コロナウイルス感染症の影響で劇場公開が延期となっていた映画『砕け散るところを見せてあげる』の新たな公開日が2021年4月9日に決定した。

 竹宮ゆゆこの小説を鬼才SABU監督が中川大志、石井杏奈をW主演に迎え映画化した注目作。

 新公開日の発表とともに、映画本編では未使用の映像も使用されているSABU監督制作によるスペシャルトレーラーの第1弾も解禁。本予告では描ききれなかった、物語の鍵となる重要なシーンを盛り込んだ内容となっている。

 さらに、同作は第36回ワルシャワ国際映画祭・国際コンペティション部門への正式出品も決定。これを受けて、SABU監督は「コロナでこれまでの日常が奪われた。劇場で映画が観れないのは本当に辛かった。映画は人の心を豊かにする大切な娯楽の一つだと改めて感じました。僕は観客の皆さんの声や反応を原動力に映画を作って来ました。お客さんの声を早く聞きたい。そんな中、ワルシャワ国際映画祭からコンペティション部門で招待! うれしくて飛び上がりました」と喜びを語りつつ「今回のコロナで隠れたヒーローたちが話題になりました。昼夜を問わず舞台裏で活動し、病人や弱い立場にある子どもたちを支えるヒーローたちです。今作にもそんなヒーローが登場します。娯楽映画であること以上にアートフィルムとしての性質を多く備え、個性的で美しく、記憶に残る作品です」とコメントを寄せている。

 映画『砕け散るところを見せてあげる』は2021年4月9日より全国公開(イオンエンターテイメント配給)。

伊藤健太郎「振り回されたって何言われたって好き」 令和版『東京ラブストーリー』制作発表

2020.04.02 Vol.Web Original

 4月29日から配信がスタートするドラマ『東京ラブストーリー』の制作発表会が1日、フジテレビで開催され、伊藤健太郎、石橋静河、清原翔、石井杏奈が登壇した。伊藤は「僕ら4人の恋愛模様を見てドキドキしたりワクワクしてもらえたら」とアピールした。

[フォトギャラリー]小森隼、鈴木伸之、石井杏奈で『芸人交換日記』! LDHが贈る新たな朗読劇「BOOK ACT」

2020.02.05 Vol.Web Original

EXILEらが所属するLDHによる新たな朗読劇『BOOK ACT』が5日、日本青年館で開幕した。“朗読劇であり、ただの朗読劇ではない”新しいエンターテインメントで、鈴木おさむによる『芸人交換日記』を皮切りに3作品で構成し、東京と兵庫で全29公演行う。トップバッターを務めるのは、GENERATIONSの小森隼、劇団EXILEの鈴木伸之、そしてE-girlsの石井杏奈で、鈴木おさむの『芸人交換日記』。

小森隼「新手のドッキリかと!」公開稽古で鈴木伸之にハプニング!LDHの『BOOK ACT』開幕 

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2020.02.05 Vol.Web Original

 EXILEらが所属するLDHによる新たな朗読劇『BOOK ACT』が5日、日本青年館で開幕した。“朗読劇であり、ただの朗読劇ではない”新しいエンターテインメントで、鈴木おさむによる『芸人交換日記』を皮切りに3作品で構成し、東京と兵庫で全29公演行う。

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