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笠原三兄弟が悲喜こもごも。弘希はロンペットに最低限の判定勝ち、友希は常陸にKO負けで連勝ストップ、直希はプロ初KO勝ち【SB】

2022.09.18 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズの第4戦となる「SHOOT BOXING 2022 act.4」(9月17日、東京・後楽園ホール)でSBの時代を背負う存在と目される笠原三兄弟が揃って出場し、三者三様の結果となった。

 セミファイナルでは兄のSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)がロンペット・Y’ZDGYM(タイ/Y’ZD豊見城)と対戦し3-0の判定で勝利を収めた。

 弘希は昨年末から重森陽太、西岡蓮太、バズーカ巧樹といった強豪を撃破。7月にはRIZIN初登場で石月祐作に判定勝ちを収め、現在9連勝。ロンペットは弘希が「戦いたい相手」と名を挙げる元RISEライト級王者で国内敵なしの原口健飛に前戦で1RKOで敗れており、今回はなんとしてもKO勝ちしたいところだった。

 試合は1R、弘希がじりじりプレッシャーをかけてロンペットにロープを背負わせ右ロー、左ジャブ、左ボディー。ロンペットは重い左ハイで反撃。弘希がプレッシャーをかけてロープ、コーナーに詰める展開となるが、ロンペットはそこから重い左ハイで反撃。弘希も得意のボディーを打ち込むがロンペットはロープ伝いに逃げて決定打は許さない。

笠原弘希がバズーカ巧樹の顔面を切り裂きTKO勝ち。KNOCK OUT王者に3連勝【SB】

2022.06.27 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズの第3戦「SHOOT BOXING 2022 act.3」(6月26日、東京・後楽園ホール)のメインイベントでSB日本ライト級王者・笠原弘希(シーザージム)がKNOCK OUT-BLACKライト級王者・バズーカ巧樹(菅原道場)を迎え撃ち、3R41秒、ドクターストップによるTKO勝ちで王者対決を制した。

 前日会見からバチバチの火花を散らした2人。試合前のフェイスオフではバズーカが額を押し付け笠原側のコーナーまで押し込むと笠原も押し返し、離された後もにらみ合いを展開した。

 試合は1R開始早々にバズーカが客席を指さして笠原の気勢をそぐが、笠原は右ロー。バズーカは左フック、右カーフ、前蹴り、ワンツーからミドルとシビアな攻撃を見せれば笠原はプレッシャーをかけボディーストレート、右フック、右カーフでお返し。バズーカは左ボディー、左フック。SB初参戦なのだが、左ジャブから組み付いて投げを狙う。終盤にはヒジ打ちを放っていくバズーカ。オープンスコアは3者とも10-10。

笠原弘希がSB史上初の三階級制覇達成しSBと自らの強さを証明していく戦いに意欲【SB】

2022.04.11 Vol.Web Original

「SHOOT BOXING 2022 act.2」(4月10日、東京・後楽園ホール)のメインイベントで行われた「SB日本ライト級タイトルマッチ」で挑戦者の笠原弘希(シーザージム)が王者・西岡蓮太(龍生塾)を2R1分24秒、KOで破り、新王者となった。笠原はこれまでSB日本スーパーフェザー級、SB日本フェザー級で王座獲得しており、この日の戴冠でSB史上初の三階級制覇達成となった。

 笠原は2020年2月から6連勝。その中には前口太尊、スアレック・ルークカムイ、古村匡平、重森陽太といった国内の強豪も含まれ、今回の王座挑戦にこぎつけた。

シーザー武志会長が選手たちに檄!コロナ禍で会場から離れたファンを呼び戻す激闘を要望【SB】

2022.04.09 Vol.Web Original

「お金を払っても会場で見たいと思うような試合をしてくれないと駄目」

 シュートボクシング(SB)の後楽園ホールで開催されるシリーズ第2戦「SHOOT BOXING 2022 act.2」(4月10日、東京・後楽園ホール)の前日計量が4月9日、都内で開催された。

 メインイベントで行われる「SB日本ライト級タイトルマッチ」で対戦する王者・西岡蓮太(龍生塾)は62.5kg、挑戦者・笠原弘希(シーザージム/同級1位)も62.5kgでともに規定体重をクリアした。

 西岡は2018年に村田聖明とのSB日本ライト級王座決定戦を制してベルトを獲得。2020年にはKNOCK OUTで「無法島GP初代KNOCK OUT64kgトーナメント」に出場し、1回戦で小川翔、準決勝で鈴木千裕、決勝戦でバズーカ巧樹を下してKNOCK OUT64kgの初代タイトルも獲得した。その勢いを駆って同年10月にはRISEで行われた「RISE DEAD OR ALIVE 2020 -63kgトーナメント」に出場するも原口健飛に敗戦。その後、長年痛めていた左手首の手術に踏み切り、リハビリも含め長期離脱となり今回は約1年5カ月ぶりの復帰戦となる。

 対する笠原は現在6連勝中。昨年の12月大会ではKNOCK OUT-REDライト級王者・重森陽太と対戦し、一進一退の攻防を繰り広げた末にジャーマンスープレックスを決めて判定勝利を収めている。これまでSB日本スーパーフェザー級、SB日本フェザー級で王座獲得しており、今回は三階級制覇をかけての挑戦となる。

 計量後に行われた会見では日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長が「コロナ禍でファンの方々が会場に来ることを敬遠している。選手がもっともっと頑張って、ファンの方々が映像だけでなく、お金を払っても会場で見たいと思うような試合をしてくれないと駄目だと思う。明日出場する選手に言っておくが、1Rからすきあれば倒しに行く。そういう戦いを見せないとコロナ禍で離れたお客さんは帰ってこない。それを肝に銘じて戦ってほしい」と異例の檄を飛ばした。

海人が圧勝のKO劇で2021年を締めくくるも「世界と渡り合えなくて全然納得がいってない」と吐露【シュートボクシング】

2021.12.27 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)の年内最終大会となる「SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival」が12月26日、東京・後楽園ホールで開催された。

 今大会は全7試合中5試合がタイトルマッチと王座決定戦。メインイベントとセミファイナルはタイトル戦でこそないものの、王者クラスの選手が出場する豪華なラインアップ。日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長が前日会見で「今まで他団体の選手との試合ばかり組んできたので、しばらくシュートボクサー対決がなく、今回はキックボクシングとは違う“SB”というものを見せたいと思ってこのカードを組みました」と言うようにSBの王者やランカーたちがSBルールでしのぎを削った。

海人「やらへんほうが良かったと後悔してもらうような試合をします」と圧勝を約束【SB】

2021.12.26 Vol.Web Original

「SHOOT BOXING 2021 Champion Carnival」(12月26日、東京・後楽園ホール)の前日計量が12月25日、都内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。

 今大会は全7試合中5試合がタイトルマッチと王座決定戦。メインイベントとセミファイナルはタイトル戦でこそないものの、王者クラスの選手が出場する豪華なラインアップが並んでいる。

 計量後の会見で日本シュートボクシング協会のシーザー武志会長は「2021年ラストのシュートボクシング(SB)興行となりました。今まで他団体の選手との試合ばかり組んできたので、しばらくシュートボクサー対決がなく、今回はキックボクシングとは違う“SB”というものを見せたいと思ってこのカードを組みました。ぜひ明日は各選手は出せるだけの力を出して思い残すことなく頑張ってほしいと思います」と語った。

笠原兄弟がムエタイの強豪にそろってKO勝ち。村田聖明は力也を1Rで壮絶KO【シュートボクシング】

2021.09.05 Vol.Web Original

シュートボクサーがムエタイ戦士を迎撃

 シュートボクシング(SB)の東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ第4戦「SHOOT BOXING 2021 act.4」(9月4日、東京・後楽園ホール)で次代のエース候補である笠原弘希と笠原友希(ともにシーザージム)の笠原兄弟が揃ってムエタイの強豪にKO勝ちを収めた。

 この日は「シュートボクシングvsムエタイ」と銘打たれ、メインの海人と合わせシュートボクサーがムエタイ戦士を迎え撃った。

 セミファイナルでは弘希がパランラックFELLOWGYM(タイ/FELLOWGYM)と対戦。1R序盤、弘希は右ロー、左ジャブ、パランラックは前蹴りでともに様子を見る。パランラックが左ミドル、左ボディーを繰り出していくと笠原は左ジャブをガードの隙間から打ち込み、左ボディー。最後は笠原が一気に踏み込んで左右のフック。そして左ボディーを打ち込むとパランラックは表情がゆがみ、体をくの字にして倒れ掛かったところに追撃の左フック。パランラックが悶絶してダウンすると手応えばっちりの笠原は10カウントを聞くことなくセカンドロープに上り雄叫びを上げた。

 この勝利で弘希は昨年2月から5連勝(3KO)となった。

次期エース候補・笠原弘希がKNOCK OUTからの第2の刺客・古村匡平に競り勝つ【シュートボクシング】

2021.06.21 Vol.Web Original

前戦ではKNOCK OUT王者スアレックにTKO勝ち

 シュートボクシング(SB)の東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ第3戦「SHOOT BOXING 2021 act.3」(6月20日、東京・後楽園ホール)のセミファイナルでSB日本スーパーフェザー級王者の笠原弘希(シーザージム)がKNOCK OUTからの第2の刺客・古村匡平(FURUMURA-GYM)を3-0の判定で下した。

 笠原はSB日本フェザー級とスーパーフェザー級の二階級制覇を成し遂げ、SBの次期エースと目される存在。今年2月にはKNOCK OUTーREDスーパーライト級王者スアレック・ルークカムイにTKO勝ちを収めている。

 古村は現在、KNOCK OUTを主戦場にし、5月のKNOCK OUTでは麻火佑太郎に判定勝利を収め、バズーカ巧樹の持つKNOCK OUT-BLACKライト級王座への挑戦をアピールしたばかり。今回はそこに向けて大きくアピールするチャンスとなる試合だった。

海人が「自分が圧倒して終わる試合」と自信のコメント。ZST王者・小金翔を迎撃【シュートボクシング】

2021.06.19 Vol.Web Original

小金「総合格闘技の技術を生かして、海人選手に勝ちたい」

「SHOOT BOXING 2021 act.3」(6月20日、東京・後楽園ホール)の前日計量が6月19日、東京都内で開催された。第2試合(48.0kg契約)に出場するERIKO(ファイティングラボ高田馬場)が1回目の計量で48.15kgと0.15kgオーバーしたものの、1時間後の再計量で47.95kgでクリア。他の選手は1回目の計量で規定体重をクリアした。

 今大会のメインでは海人(TEAM F.O.D)が小金翔(フリー)と対戦する。海人は4月大会ではBigbangウェルター級王者モハン・ドラゴンに圧勝。今度は総合格闘技団体ZSTのライト級王者との対戦となる。

 海人が「明日はいつも通り、シュートボクサーの僕がしっかりメインを締めて終わらせます。必ず倒します」とKO宣言すれば、小金も「シュートボクシングに初めて出させていただくということで、大変光栄に思っています。総合格闘技の技術を生かして、海人選手に勝ちたいと思っています。シュートボクシングを盛り上げられるように頑張りたい」と返した。

 互いの印象を問われ、小金が海人について「キックボクシングではすべての技術ができる選手。そこに気持ちでは負けずに、自分が考えていることを出して勝ちたい」と答えたのに対し、海人は「特にない。自分が圧倒して終わる試合だと思っている」と自信のコメント。

笠原弘希が3階級制覇目指しライト級に階級アップ。KNOCK OUTからの刺客・古村匡平を迎撃【シュートボクシング】

2021.05.28 Vol.Web Original

 シュートボクシング(SB)の東京・後楽園ホールにて開催されるシリーズ第3戦「SHOOT BOXING 2021 act.3」(6月20日)の追加対戦カードが5月28日、発表された。

 出場が決定していたSB日本スーパーフェザー級王者・笠原弘希(シーザージム)は3階級制覇を目指して西岡蓮太が王座に君臨するライト級に階級をアップ、その初戦で古村匡平(FURUMURA-GYM)と対戦する。

 笠原は2018年にSB日本フェザー級王座決定戦で元貴を下して王座を獲得。2019年にはSB日本スーパーフェザー級タイトルマッチで王者・深田一樹を2RKOで下して2階級制覇を達成。SBの次期エース候補ともいえる存在。4月のシリーズ開幕戦ではKNOCKOUT-REDライト級王者のスアレック・ルークカムイにKO勝ちしている。

 古村は幼少の頃よりムエタイを学び、父親が代表を務めるFURUMURA-GYMでは本場タイからムエタイの名トレーナーを招き、弟の古村光と共に強さを磨く。5月22日に行われたKNOCK OUTでは麻火佑太郎に判定勝利。西岡がトーナメント王者となったKNOCK OUTのライト級戦線のトップクラスのファイターで、笠原にとってはKNOCK OUTからの刺客ともいえる存在となる。

笠原弘希がKNOCK OUT王者の強敵スアレックを完璧KO【SB】

2021.02.08 Vol.Web Original

REBELSとの対抗戦はSBの2勝1敗

 シュートボクシング(SB)の2021年第1弾大会となる「SHOOT BOXING 2021 act.1」(2月7日、東京・後楽園ホール)のダブルメインイベントに出場した笠原弘希と友希(ともにシーザージム)の笠原兄弟がともにREBELSからの刺客を破り、好スタートを切った。

 SB日本スーパーフェザー級王者の兄・弘希はKNOCK OUT-RED 61.5kg、第4代REBELSーREDスーパーライト級の王者で、REBELS-REDライト級の暫定王者でもあるスアレック・ルークカムイ(タイ)とダブルメインイベントの第2試合で対戦し、2R2分18秒でTKO勝ちを収めた。今大会はSB vs REBELSの対抗戦が3試合組まれ、この勝利でSB勢が2勝1敗となった。

 前日会見でスアレックは弘希のことを「あまり強くない」と喝破。これに弘希は「言い返そうと思ったが、相手は普通に強い」と認める場面もあった。

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