映画『THE LEGEND & BUTTERFLY』の企画発表会見が21日、都内にて行われ、主演・木村拓哉と共演の綾瀬はるか、脚本・古沢良太と、大友啓史監督が登壇。木村が信長への特別な思いと、運命的な縁を明かした。
東映70周年記念作品として、総製作費20億円をかけて挑む超大作。戦国の武将・織田信長の生涯を“夫婦=男と女”という新たな視点で描く。木村は時代劇初出演となったテレビドラマ「織田信長 天下を取ったバカ」(1998年 TBS)以来、約25年ぶりの信長役。
歴史上の人物の中でもとくに織田信長に引かれているという木村は「たまたま木村家の家紋と織田家の家紋が同じで、幼少期の時に時代劇を見て“なんでうちのマークがテレビに映っているんだろう”と不思議に思っていたんです」と幼少から親近感を抱いていたことを明かした。
実は会見が行われたこの日は、本能寺の変により信長が49歳で没したとされる日。同じ49歳で、そのシーンの撮影に臨んだ木村は「大友監督が、撮影している最中にまじまじとこちらを見ているので、どうしたんですかと聞いたら“まったく同じ年に、同じ状況にあるんだね”と言われ、自分も感慨深く感じました。そして440年前の今日、あの事件があったのではと言われている日に、こうして皆さんにお伝えできるのも、何かを感じさせてくれます」。そんな木村に大友監督も「(木村は)やっぱり持ってますよ!」と感嘆。
信長と政略結婚をし、いつしかともに天下統一という夢に向かう濃姫を演じた綾瀬。木村とは初の夫婦役に「楽しかったですよね」と笑顔。「木村さんはアクションも、運動神経がよくていらっしゃいますし…」と言い、木村から「それは自分でしょ」と言われると「いえいえ…」と照れ笑い。木村は「見た目はおっとりした感じに見ると思うんですけど…見た目は(笑)。動いたら半端ではないので。ぶつかり合うシーンも慰め合うシーンも見つめ合うシーンも、その場に一緒にいないシーンでも、濃姫の存在を非常に大きく自分の中に持って撮影していました。綾瀬さんが濃姫で助かりました」と綾瀬との共演を振り返った。
「もちろん、私もです」と返した綾瀬だったが、木村から「食べ物のこととか考えてたんでしょ」とイジラれ「本当ですよ。食べ物のことなんて考えてないですよ(笑)」と苦笑。