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原点の地でのトーナメントで辰巳リカが優勝。「これからも東京女子の歴史が続いていく」【東京女子プロレス】

2023.01.31 Vol.Web Original

 WRESTLE UNIVERSE初のPPV興行となる東京女子プロレス「原点を超え、未来へ」が1月30日、東京・Twin Box AKIHABARAで開催された。

 東京女子プロレスが10年前の同じ日、たった3人の練習生でプレ旗揚げした記念すべき場所で、所属&レギュラー19選手で行われたワンナイト・トーナメントは5分1本勝負の2カウントフォール・ルールで1回戦~準々決勝までは時間切れの場合はじゃんけんで勝敗を決するというもの。スリリングな戦いを経て準決勝に駒を進めた辰巳リカと桐生真弥、中島翔子と角田奈穂がそれぞれ対戦。

 桐生は2回戦で伊藤麻希をじゃんけんで、準々決勝で山下実優を河底撈魚(サイドバスター)で下してきただけに台風の目的な存在だったが、辰巳の執念が上回り胴絞めドラゴンスリーパーでギブアップ勝ち。

 もう一つの準決勝は中島が鉄柵からのライダーキックを放つも決め手にならず。残り1分で角田がヤクザキックから紫電改を狙うも、担がれた中島がこれを十字架固めで切り返して2カウントフォールを奪って決勝戦へ。

“令和のAA砲” 赤井沙希&荒井優希がタッグトーナメント2回戦で白昼夢に無念の敗退【東京女子プロレス】

2023.01.20 Vol.Web Original

荒井は「強くなって、次トーナメントに出られたら優勝したい」と涙

 東京女子プロレスが1月19日、東京・新宿FACE大会を開催。「第3回“ふたりはプリンセス”Max Heartトーナメント」2回戦3試合が行われ、前プリンセスタッグ王者組の“令和のAA砲” 赤井沙希&荒井優希(SKE48)が前年覇者の白昼夢(辰巳リカ&渡辺未詩)に惜しくも敗れベスト4進出を逃した。
 
 イッテンヨン(1月4日)後楽園ホールで、“怪女コンビ” ザ・ウエイストランド・ウォー・パーティー(マックス・ジ・インペイラー&ハイディ・ハウイツァ)に敗退して王座から陥落したAA砲にとって、今トーナメントは王座奪回の足掛かりにしなければならない大会だった。

愛野ユキが岡山凱旋試合で勝利を挙げ故郷に錦。「みんなの優しさ、温かさに支えられてやっていけてます」と涙【東京女子プロレス】

2023.01.09 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが1月8日、岡山コンベンションセンターで「TJPW CITY CIRCUIT WINTER~岡山公演~」を開催し、地元凱旋の愛野ユキがメインイベントで勝利をつかみ、故郷に錦を飾った。

 過去2回の凱旋興行では姉の天満のどか(引退)、中島翔子とのトリオ「東女特撮部」で出陣してきた愛野は今回、中島とのコンビで辰巳リカ&上福ゆき組と対戦した。

 のどかを土台に愛野、さらに中島が肩車で連なる「合体」は成功を見なかったが、今回は愛野に中島が肩車で乗る「合体」を披露。バランスは保てたものの、上福のサミングが届いてしまう背の低さを露呈して失敗に終わる。しばらくローンバトルを強いられた愛野だが、ショルダーアタックでピンチを打開すると、代わった中島が躍動。愛野が上福にサイド・スープレックスと同時に中島も辰巳にノーザンライト・スープレックスを発射。中島が場外の辰巳をトペ・コンヒーロで釘付けにすると、愛野が上福にヴィーナスDDTを決めてフォールを奪った。

瑞希がデビュー10周年記念試合を自らの勝利で飾る【東京女子プロレス】

2022.12.16 Vol.Web Original

「この空間で自分がやらなきゃいけないことに向けて突っ走る!」

 東京女子プロレスが12月15日、東京・新宿FACEで「Angel and Rabbit」を開催。デビュー10周年を迎えた瑞希が記念試合を自らの勝利で飾り、さらなる飛躍を誓った。
 
 瑞希は2012年12月にデビューし、2017年3月より東京女子にレギュラー参戦。当初は伊藤麻希率いる「伊藤リスペクト軍団」のメンバーとして活動したが、2018年夏に坂崎ユカとマジカルシュガーラビッツ(マジラビ)を結成し、同年8月にプリンセスタッグ王座を初戴冠。2019年、2020年の夏のシングル最強決定トーナメント「東京プリンセスカップ」で2連覇を達成。同年11月、TOKYO DOME CITY HALLではパートナーの坂崎が保持するプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑み、敗れはしたものの名勝負を繰り広げた。その直後に同団体への入団を発表。2021年10月にはマジラビでプリンセスタッグ王座の2度目の戴冠を果たした。坂崎とのマジラビは同団体きっての名タッグで、東京女子には欠かせない選手だ。

東京女子プロレス、初の後楽園ホールでの女性限定興行は大成功。団体ロゴも一新で次のステップへ

2022.08.29 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが8月28日、東京・後楽園ホールで「Go Girl 3~女性限定無料興行~」を開催した。同団体では従来から、割安のレディースシートを設けるなど、女性ファンの獲得に力を入れてきた。昨年4月4日(無料)と7月11日(有料)には東京・板橋グリーンホールで女性限定興行を行ったが、今回、プロレスの聖地で初の試みに打って出た。

 今大会には赤井沙希(DDT)、荒井優希(SKE48)、元空手世界王者の長野じゅりあら、レギュラー参戦選手を含む全22選手が出場して7試合が組まれた。

 メインイベントは「TJPW THE BESTスペシャル6人タッグマッチ」と題され、中島翔子、辰巳リカ、渡辺未詩組が坂崎ユカ、瑞希、山下実優組と対戦。現在のトップクラスの6選手による一戦とあって、一進一退の目が離せない攻防が繰り広げられた。渡辺が山下をジャイアントスイングでぶん回せば、中島は瑞希にトペを敢行。坂崎と瑞希のマジカルシュガーラビッツは華麗な合体技を披露。瑞希がここ一番でしか出さない秘技・渦飴を渡辺に見舞うと、山下のSkull Kickが辰巳にクリーンヒット。しかし、瑞希の2発目のダイビング・フットスタンプを自爆させた中島は、ダブルアームDDTからダイビング・セントーンを決めて瑞希から3カウントを奪い、中島組が勝利した。

“新星”鈴芽が「東京プリンセスカップ」準々決勝進出を決める。「この夏、あこがれの辰巳リカを超えます!」【東京女子プロレス】

2022.07.24 Vol.Web Original

 東京女子プロレスの夏のシングル最強決定トーナメント「第9回東京プリンセスカップ」が7月23日、東京・新宿FACEで4日目を迎えた。同団体の“新星”鈴芽が2回戦で先輩の原宿ぽむを撃破し、準々決勝(7月31日、東京・大手町三井ホール)で辰巳リカと対戦することが決まった。

 開始早々、原宿は場外で虫取り網を鈴芽の頭に被せて捕獲し、トリッキーな動きで幻惑。鈴芽は丸め込みを連発するもフォールは奪えず。原宿がスネ蹴り、ミサイルキックで攻め込むと、鈴芽はスリーパーから変型ネックロックで絞め上げた。エルボー合戦から、原宿はエプロンで「ぽむ・ど・じゃすてぃす」を繰り出すもカウントは2。鈴芽はミカヅキ流星群(ダイビング・ボディーアタック)からリング・ア・ベルを狙うも、阻止した原宿は逆さ押さえ込みで切り返す。しかし3カウントは奪えず。原宿がセカンドロープに上ったところで、鈴芽がフェースバスターを一閃。すかさずリング・ア・ベルを叩き込んでピンフォールを奪取した。

辰巳リカが「東京プリンセスカップ」ベスト8進出を決め初V宣言「今年こそ優勝カップ掲げるぞ!」【東京女子プロレス】

2022.07.18 Vol.Web Original

 東京女子プロレスの夏のシングル最強決定トーナメント「第9回東京プリンセスカップ」が7月17日、東京・両国KFCホールで2日目を迎えた。メインイベントの1回戦では辰巳リカが上福ゆきを破って、準々決勝(7月31日、東京・大手町三井ホール)進出を決め、高らかに初優勝を宣言した。

 辰巳は2016年の第3回大会から7年連続出場となるが、これまで決勝まで勝ち上がったことがない。先の大田区総合体育館大会(7月9日)では中島翔子の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑むも敗れているが、この大舞台での経験が大きな財産になったようで、巻き返しを図って今トーナメントに臨んだ。

 序盤は辰巳が上福の足に的を絞って集中砲火を浴びせ、足4の字固めで締め上げた。それをしのいだ上福は豪快なドロップキック、落差のある雪崩式ブレーンバスターでぶん投げるもカウントは2。辰巳がスリーパーからドラゴンスリーパーに移行しようとすると、上福が丸め込みにいくもスリーは奪えず。上福は強烈なチョップ3連打からフェイマサーを狙うも、阻止した辰巳は延髄斬り、ツイスト・オブ・フェイト、ミサイルヒップとたたみかけてピンフォールを奪取した。

中島翔子が辰巳リカを破り、プリプリ王座V4。「全員とタイトル戦をして防衛するつもりで勝ち続けたい」【東京女子プロレス】

2022.07.10 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが7月9日、東京・大田区総合体育館で夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’22」を開催。プリンセス・オブ・プリンセス王者の中島翔子が辰巳リカの挑戦を退け、4度目の防衛に成功した。

 大会前に滝行を敢行するなど、並々ならぬ決意で王座“狂い咲き”を狙った辰巳は、ドラゴンスクリュー、足4の字固め、鉄柱を利した攻撃などで、中島の足に集中砲火。さらにロープ最上段から場外の中島めがけてミサイルヒップを叩き込んで猛攻。だが、中島も雪崩式フランケンシュタイナー、ノーザンライト・スープレックス、619で反撃。それでも辰巳はドラゴンスリーパーから、ホワイトドラゴンスリーパー気味に絞め上げたが、中島はなんとか脱出。形勢を逆転した中島はダブルアームDDTからダイビング・セントーンを鮮やかに決めて3カウントを奪った。

 中島は退場しようとする辰巳に向かって、「リカ! 強かった。私もチャンピオンとして今日勝っただけじゃなく、これからも勝ち続ける。その先の道でまた会えるのを楽しみにしてます」との言葉を投げかけた。

辰巳リカが7・9大田区でのプリプリ王座戦に向け“滝行”で必勝祈願を敢行【東京女子プロレス】

2022.07.03 Vol.Web Original

「中島翔子に勝って新チャンピオンになって、大田区大会も大成功する!」

 東京女子プロレスの夏のビッグマッチ「SUMMER SUN PRINCESS ’22」(7月9日、東京・大田区総合体育館)で団体の頂点王座プリンセス・オブ・プリンセス選手権(王者・中島翔子)に挑戦する辰巳リカが某日、神奈川・南足柄の「夕日の滝」で“滝行”を敢行し、ベルト奪取と大会の成功を祈願した。

“滝行”に挑む前、辰巳は「プロレスも8年続けて原点回帰じゃないけど、初心に帰りたい気持ちもあったりして。邪気とかも払いたいですね。運は悪くはないと思いますけど、余計なモヤモヤとか全部きれいさっぱり洗い流したいと思います」と意気込み。

 聖なる儀式に臨み、塩と酒で体を清め、鳥船行事を済ませ、九字護身法を学んだ辰巳は「私の入場局『恋と革命』が終わるまで、3分越え目指して滝を浴びたい」と目標を掲げた。

 いざ、水に入った辰巳は落差23メートルのところで滝を浴び、「打倒中島翔子! 絶対勝つぞ。もっと強くなれる」と絶叫。さらに上段の岩に移動すると「絶対、中島翔子に勝って、チャンピオンに狂い咲く!」と叫んだ。

 目標の3分越えを達成した辰巳は「絶対これで勝てる。翔子に勝って、新チャンピオンになって、大田区大会も大成功する」と充実した表情を浮かべた。

 見守った滝行仙人は「素晴らしかった。滝の力を思いっきり受けたんで、必ず試合に向けて力が出せると思います」とお墨付きを与え、神様に必勝の札を供えることを許可した。

 滝行を終えた辰巳は「このまま大田区まで駆け抜けます!」と気合を入れていた。

辰巳リカが7・9大田区での王者・中島翔子とのプリプリ選手権に向け、改めて王座“狂い咲き”宣言【東京女子プロレス】

2022.06.23 Vol.Web Original

「今まで見たことがないような中島翔子の顔を見たい」

 東京女子プロレスが6月22日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を開き、7月9日の東京・大田区総合体育館で、中島翔子の持つプリンセス・オブ・プリンセス王座に挑戦する辰巳リカが改めて王座を奪還しての“狂い咲き”を宣言した。

 辰巳は「私は翔子が両国国技館でチャンピオンになったとき、ものすごくうれしくて。どんなチャンピオンロードを進んでいくのかなって、ずっと見ていたいなって思っちゃったんですけど。私もこのベルトが欲しいので。チャンピオンに返り咲き、いや狂い咲き宣言は曲げません。せっかく夢の舞台で戦えるので、今まで見たことがないような中島翔子の顔を見たいなって思うし、気持ちにもさせたい。私も自分が見たことない自分に出会うような試合がしたいと思ってます」とらしく話した。

 中島は「両国国技館、さいたまスーパーアリーナでのタイトルマッチ。後楽園もあったんですけど、大きな会場でのタイトル戦を経験して。自分もそうなんですけど、東京女子自体も勢いに乗ってるなって感じてます。海外に挑戦する選手の頻度も増えましたし、その勢いの先頭にいたいなという気持ちがすごく強いです。サイバーファイトフェスで坂崎ユカからベルトを守るのが一つの目標だったんですけど。その目標達成の気持ちより、さらに強くなりたいという気持ちが強かったです。日進月歩のチャンピオンを目指したいと思ってます。積み重ねた回数が力になると思ってるので、常に新しい自分を、レベルアップしていく自分を見ていただきたい。戦っていく選手にも、常に新しい自分と戦ってほしいと思ってます。その勢いの先頭に立ちたい気持ちは、リカも一緒だと思ってます。東京女子を大きくしていきたい同じ気持ちでぶつかってくれると信じてるので、とても楽しみにしています」と王者としての思いを吐露した。

辰巳リカが7・9大田区でのプリプリ王座奪取を宣言「チャンピオンに“狂い咲きたい”」【東京女子プロレス】

2022.06.14 Vol.Web Original

 東京女子プロレスが6月13日、東京・渋谷区のAbemaTowersで記者会見を開き、前日のCFF(サイバーファイトフェス)でのプリンセス・オブ・プリンセス選手権次期挑戦者決定4WAYマッチを勝ち抜き、7月9日、東京・大田区総合体育館で同王者・中島翔子に挑戦することが決定した辰巳リカが高らかに王座奪取を宣言した。

 決戦から一夜明けた辰巳は「4WAYなんだから、もっと場外で潜んでたり、休んだりとか作戦を練ってやれたらよかったとか思ったんですけど・・・。ぶつかって当たっていくしかできなくて、結果的にそれでよかったのかなとも思っていて。対戦相手の3人(瑞希、上福ゆき、渡辺未詩)はすごいかっこいい選手たちで、そんななかを生き残れたので自信につながりました。自信とかすぐになくしちゃうタイプで、もともと自信ってあってないようなもの。それを取り戻せた。なので、誇りをもって、胸を張って、7・9大田区では中島翔子に挑みたいと思います」と振り返った。

 CFFでの中島vs坂崎ユカのプリプリ王座戦を見た感想については「どっちが勝ってもうれしいし、どっちが勝ってもイヤだなっていうのがホンネで。でも、どっちが勝っても“すごいことができるな”って思って。手に汗握りながら、手が痛くなるくらい応援してました」と話した。

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