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那須川天心がパッキャオの刺客と対戦【4・21 RIZIN】

2019.04.09 Vol.Web Original

パッキャオ参戦はなし
 RIZIN FIGHTING FEDERATIONが4月9日、都内で会見を開き「RIZIN.15」(4月21日、神奈川・横浜アリーナ)の追加対戦カードを発表した。

 那須川天心と大雅がキックボクシングルールで出場。天心はマニー・パッキャオが送り込むフリッツ・ビアグタンと59.0kg契約で対戦する。

 ビアグタンは現WBCムエタイフェザー級フィリピン王者。もともとはキックボクサーとしてデビューするもボクシングにも挑戦。2014年には総合格闘技でもデビューしている。総合格闘技では2016年にフィリピンのプロモーションURCCでストロー級王者にも輝いた実績がある。

 大雅は61.0kg契約でタリソン・ゴメス・フェレイラと対戦。フェレイラはヴァンダレイ・シウバやマウリシオ・ショーグンを輩出したブラジルの名門ジム、シュートボクセアカデミーの流れをくむジムに所属し、ここまで16戦14勝2敗(6KO)の成績を残すブラジルの立ち技ファイターの注目株。今年3月に行われたRISEの世界トーナメント「RISE WORLD SERIES 2019」に参戦し1回戦で天心のライバルであるスアキム・PKセンチャイムエタイジムと対戦。逆転負けを喫したものの、2度のダウンを奪うなどあと一歩まで追い詰めた。

 RIZINの榊原信行実行委員長が7日に自らのツイッターにパッキャオと握手している写真とともに「RIZIN.15ではこの男と新たな仕掛けを行います」とつぶやいたことから、この日はふだんは格闘技を扱わないメディアも多く駆け付けたが、今回はパッキャオの参戦はなし。パッキャオとは国境と競技の垣根を超えて積極的に選手をトレードしていこうということで意見が一致。今回、パッキャオの推薦するビアグタンの参戦が実現した。

 今回はパッキャオと結んだ契約はファイトに関するものではないのだが、榊原氏は「近い将来、パッキャオ選手にはRIZINで戦ってもらいたいとは思っている。この関係は一過性のものではない」などと話した。

 また今回のRIZINとパッキャオとの契約にあたってはフロイド・メイウェザーとTMTの協力があったことを明かした。そしてメイウェザーが日本で年内に大きな格闘技イベントを計画していること。そのプランの中にRIZINやパッキャオも参加する可能性があることも示唆した。

編集部が勝手に予想!? 2019年は“コレが来る〜!”かも…【格闘技 やっぱり見たい!】

2019.01.17 Vol.714

“流行は時代を作る”。平成を振り返る企画を目にし、つくづくそう実感させられた2018年。果たして2019年は、一体何がブレイクするのか、編集部が勝手に大予想! 当たるも八卦当たらぬも八卦の精神でお楽しみ下さい。

メイウェザーが3つのダウンを奪い天心にTKO勝ち【12・31 RIZIN.14】

2019.01.01 Vol.Web Original

1R2分19秒で夢の対決は終了
「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメーンイベントで行われたフロイド・メイウェザーvs那須川天心のスペシャルエキシビションは1R2分19秒、メイウェザーが3度のダウンを奪ってTKO勝ちを収めた。

 1R、那須川は果敢にパンチを出すが、メイウェザーはがっちりガード。那須川の左ストレートが顔面をとらえると会場が大きくわく。しかしこれで闘志に火が付いたか、メイウェザーは 当初は那須川のパンチを3分×3Rかわし続けると思われたのだが、一気に猛攻をかける。まず左フックで最初のダウンを奪う。これで大きなダメージを食らった那須川は立ち上がったもののダメージが大きく、右ボディーからの右フックで2回目のダウンを取られると最後は左フックで3度目のダウン。足元がおぼつかないない那須川を見て、レフェリーが試合を止めた。

メイウェザーが無事計量クリア。天心は「必ずぶっとばす」【12・31 RIZIN.14】

2018.12.30 Vol.Web Original

公開の場では秤に乗らず
「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の公開前日計量が12月30日、さいたまスーパーアリーナ コミュニティアリーナで開催された。

 メーンで行われるスペシャルエキシビションに出場するフロイド・メイウェザーと那須川天心が無事計量をクリアした。メイウェザーは66.7キロ、那須川は62.1kgだった。

 RIZINの計量は通常では第1試合から順番に行われ、ファンの前で秤に乗るのだが、この男が絡むとなんでも特別なことが起こってしまう。

 特別に先にメーンの計量が行われることがアナウンスされると、いつものトレーニングウェア姿の天心とスーツにハットというダンディーな出で立ちのメイウェザーが登場。そして計量は事前に行い、ここでは秤に乗らないことが発表された。

 メイウェザーは手を振ってファンの声援に応えると「とにかく全ての方に感謝します、日本に、東京に、そして、この素晴らしいイベントをつくってくれたスタッフ、選手たちの働きに。素晴らしいショウになるので、楽しんでいってください。天心選手、天心チームのみなさん、おめでとう、がんばってください」と挨拶。

 天心は「日本の皆さん、明日は、俺が必ずメイウェザー選手をぶっとばします!期待してください!」とアピールした。

メイウェザー「3分3Rなんて寝ていても戦うことができる」【12・31 RIZIN.14】

2018.12.30 Vol.Web Original

ついに来日もまだまだ予断はゆるさず
「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)のメーンで那須川天心とスペシャルエキシビションマッチで対戦するボクシングの5階級王者フロイド・メイウェザーが12月29日、ついに来日した。この日は東京都内で前々日会見が行われ、メイウェザーは自家用ジェットで着陸後、その足で会見場に駆けつけた。

 メイウェザーは冒頭「みなさんこんばんは。先ほど着いたばかりです。東京は素晴らしい街で、気に入っています。試合で会場の皆さんをエンターテインメントしたいと思っています。日本の文化も好きです」と挨拶した。

 試合の2日前の来日とあってコンディションが気になるところなのだが、「3Rの試合ぐらいならコンディションのことは気にしてない。厳しいトレーニングも必要ない」と涼しい顔で答えた。

 試合については「彼は自分が得意なことをやってくるでしょう。彼には若さもありますし、いい印象を持っています。エンターテインメント性が強かろうがリアルであろうが、どれだけパンチを受けるかということが大切になってきます。自分としては変わらない普通の1日。戦いは戦い。30年もやって来ているので。試合としては、ファンを楽しませたいと思っていますし、自分も戦いの中で楽しませたいと思っています」とこれまでの姿勢を崩さなかった。

 またこの前に行われた会見で那須川が漏らした「もし勝ったら再戦を」といった内容の発言を伝えられると「自分はハードパンチャー相手にやって来ている。彼は、この試合に向けて一生懸命練習して来ているが、自分にしてみれば、3分3Rなんて寝ていても戦うことができる。KOやノックダウンの心配は全くしていない」とさらり。

 ただ一部の外国人記者が、那須川が「ありだったら」と断ったうえで発した「めちゃくちゃ蹴りたい」といった発言をぶつけたときはナーバスな表情を見せ、スタッフのブレット・ジョンソン氏に返答を任せる場面も。ジョンソン氏は「MMAのような動きを仕掛けて来たらペナルティーという条項がある。ベガスのコミッションに基づいたボクシングのスタンディングルール。ケニー・ベレスという優れたレフェリーがおり、彼にサバいてもらう」などとメイウェザーに代わって答えた。

 那須川の会見時も一部ルールが不明瞭な部分もあり、当日ゴングが鳴るまではまだまだ目が離せない状況が続きそうだ。

メイウェザーと対戦の那須川天心「獣の姿を見せられれば」【12・31 RIZIN.14】

2018.12.30 Vol.Web Original

自分が勝っている部分も見つけている
「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)の前々日会見が12月29日、東京都内で開催された。

 メーンイベントで行われるスペシャルエキシビションマッチでフロイド・メイウェザーと対戦する那須川天心はコンディションについて「減量がないので、普通にいつも通りの感じかなと思う。試合は絶対やると思っているので、自分を100%出したい。これまでの迎え撃つ立場から、今回はチャレンジャーということでメンタル面もしっかりしています」などと話した。

 試合については「相手は全部自分の攻撃をよけようと思って来ると思うのですが、試合が決まってからやって来たことをしっかりやってパンチを絶対にメイウェザー選手に当てたいと思っています。メイウェザー選手のほうがハンドスピードとかだったり全体的なスピードは上ですが、自分が勝っている部分も見つけているので、うまく利用して、キックの技術を最大限に利用して勝ちたいと思う。一瞬のスピードや間合いはボクシングより遠いと思うのでその点は有利だと思っている」などとしたが、10キロ以上の体重差がある中でメイウェザーが那須川を倒しに来た場合は「全身体能力を使い、“もらわない”ということ。そういう動きをしたいと思っている。仮にもらったとしても、なんとかなる」と最悪のケースも想定していることを明かした。

大晦日のメーンはメイウェザーvs天心【12・31 RIZIN.14】

2018.12.23 Vol.Web Original

タイトルマッチ2試合はメイン前、RENAは第1試合からリスタート
 大晦日にさいたまスーパーアリーナで開催される「RIZIN.14」と「RIZIN 平成最後のやれんのか」の試合順が12月23日、発表された。

「RIZIN.14」のメーンの第14試合はフロイド・メイウェザーvs那須川天心のスペシャルエキシビションマッチとなった。カード発表会見時の囲み取材で榊原信行RIZIN実行委員長はメーンにはしないことを示唆していたが、那須川の公開練習に海外のメディアが駆けつけるなど世界的に大きな反響を呼んでいることからメーンで行われることになったと思われる。

 セミの第13試合で堀口恭司vsダリオン・コールドウェルの「RIZINバンタム級タイトルマッチ」、その前の第12試合には浅倉カンナvs浜崎朱加の「RIZIN女子スーパーアトム級タイトルマッチ」と新設される2つのタイトル戦が並んだ。

 第1試合はRENAvsサマンサ・ジャン=フランソワ。これはRENAが会見でリスタートということで「第1試合でやらせてもらえれば」と希望したことから実現したもの。RENAは総合格闘技初戦となった2015年のRIZIN初の大晦日大会でも第1試合を務めている。

那須川天心がメイウェザーの挑発に「一発蹴ってやりたい」【12・31 RIZIN】

2018.12.18 Vol.Web Original

「体重差はあってもパンチをもらわなければいい」
「RIZIN.14」(12月31日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)でフロイド・メイウェザーと対戦する那須川天心が12月18日、千葉・松戸のTEPPEN GYMで公開練習を行った。

 那須川は3分のシャドーと3分のミット打ちを行い、時折、裏拳にも似たジャブやスーパーマンパンチといったキックボクシング特有の動きを見せた。

 那須川は12月2~17日までアメリカで元プロボクシング3階級王者のホルヘ・リナレスのもとでボクシング特訓を行ってきたのだが、練習後の会見では「本当に変わった。こんなに変わるんだと思うくらい。周りから見ても自分の中でも変わったと思う。濃い2週間だったと思う。一番はステップ。だからといってボクシングボクシングするつもりはない。スーパーマンパンチとか驚かせる動きを見せたい」などとその成果を話した。

 契約体重は66.7kg以下と発表されたが那須川は61~62kgのナチュラルな体重で臨むという。それでもメイウェザーとはかなりの差がある。那須川は「一発ももらえない。3分×3R、しっかり集中してやらないといけない」と慎重な姿勢を見せながらも「体重差はあってもパンチをもらわなければいい。そのパンチも速いと思うが見えないことはないと思う。自分が当てられるポイントを探していきたい」などと続けた。

髙田延彦が大晦日のRIZINで「ふんどしもうやらない」宣言

2018.12.18 Vol.Web Original

自分の体は自分が一番分かっている
 RIZINの髙田延彦統括本部長が12月17日、大晦日大会の恒例となっていたふんどし姿での和太鼓を昨年で封印し、今年はやらないことを宣言した。

 これは元衆議院議員で弁護士の横粂勝仁氏と‪21時から‬生配信したワイドショー番組「髙田横粂の世相談義」(FRESH LIVEで月曜21時~不定期配信中)内で語ったもの。

 髙田氏によると毎回体を作るために4カ月の準備期間が必要で、その間、大好きなお酒の量を控え、食生活、睡眠時間などにも気を配り、日々のトレーニング量も増やすという生活を送ってきたという。しかし年々、体の代謝率が落ちていることで同じ時間をかけても自らが納得するコンディションを整えられなくなっており「周囲は仕上がっている、と言ってくれるが自分の体は自分が一番分かっている。ナルシストの髙田延彦が一番よく分かっている。納得できていなかった」とここ数年の葛藤をうかがわせた。また「PRIDE時代からやっている太鼓をいつまでもやってるような時代じゃないという思いもある。ファイターの入場の空気感と選手の人生をかけたベストファイトで満足してもらおうという気持ちが強くなり、こういう決断をした」とも続けた。

武尊「盛り上げるための発言ではなく、実現するための発言」

2018.12.09 Vol.Web Original

「今までは攻撃し合うことしかしていなかった。それでは溝は深まるばかり」
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K-1ライト級世界最強決定トーナメント~」(12月8日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場)の一夜明け会見が12月9日、大阪市内で行われ、武尊が前日の試合後に語った、那須川天心との試合について一歩踏み込んだ発言をした。

 武尊は「なんの根拠も責任もなしに言葉だけで“やってやるよ”というのは簡単だが、それを言うのがファンへの裏切りだと思っていた。でも僕が現役で試合をやっていられるのもあと1〜2年。そう思った時に糸口が全くなかったわけではなかったので、必ず実現させるという気持ちでずっと動いていた。それをファンの人たちにちゃんと伝えようという気持ちで昨日は発言させてもらった」と改めて前日の発言の意図を説明した。

 今回の発言で相手側にボールを投げた形になるのだが、武尊は「今まではキャッチボールというよりお互いを攻撃し合うことしかしていなかったと思う。それでは格闘技界は変わらない。僕は今回は向こうを攻撃したわけではなくて、僕の意思表示をしただけ。“逃げるなよ“みたいなことではない。向こうは結構そういうことを言ってきたりしていたが、それだと余計に溝は深まるばかり。僕は盛り上げるための発言ではなくて実現させるための発言をしようという意味で、昨日は意思表示をした」と話した。

 そして「今年は年内は厳しいと思うので来年には実現させたいと思っている」とし、その場合は「何キロでもやります。向こうが55がベストだというなら55にも落とします」と強い意思を示した。

武尊が天心戦について「時期は分からないが必ず実現させようと思っている」【12・8 大阪K-1】

2018.12.09 Vol.Web Original

「僕だけではなくK-1も悪く言われることは何よりも悔しい思いがあった」と吐露
「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN~K-1ライト級世界最強決定トーナメント~」(12月8日、大阪・エディオンアリーナ大阪 第1競技場)で行われた「K-1 WORLD GPスーパー・フェザー級タイトルマッチ」で皇治を破り、初防衛に成功した武尊が試合後のマイクであえて名前を挙げはしなかったが那須川天心との戦いについて言及した。

 武尊は「団体の壁とかいろいろある。あえて実現できないことを中途半端な状態で言いたくない」としたうえで「時期は分からないが、僕は必ず実現させようと思っている。実現させるだけではなく、勝つ気でいる」などと超満員の8000人の前で口にした。

 また試合後の会見では改めて「すぐにでもやりたい。みんなが見たいというが、僕自身が誰よりも一番やりたいと思っている。でも中途半端な状態で口に出したくなかった。できないのに何の責任もなく発言したらファンを裏切ることになる。だけど、なぜやらないのかということを言われ続けるストレスもある。試合をやってどんな強い選手を倒しても認めてもらえない。それに僕だけではなくK-1も悪く言われることは何よりも悔しい思いがあった。K-1と格闘技界を背負うということを有言実行するためにいろいろ動いてはいるが、それがまだ実現できていない。実現できていないということは、見ている人は“武尊はやる気がない”と言われてしまう。だから今回は僕の意思で言わせてもらった」などと突然の発言に至った思いを語った。

 そして「いろいろな人に直談判しに行ったりした。いろいろ難しいことがたくさんある。糸口が見えていない状態ではないので、あとは実現に向けてアクションを起こす時期だと思っていたので、勝ったら言おうと思っていた。体重は相手に合わせる。やるなら何も言い訳ができない状態でやりたい。でも自分のキャリアとか年齢的にピークでいられるのはあと2年くらいかと思う」などと話した。

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