豊島区が今年区制90周年を迎えるにあたり、様々な記念事業を“オールとしま”で推進すべく、渡邊裕之委員長をはじめ、地元団体等の代表などが発起人となり「区制施行90周年実行委員会」を設立。さらに、区制90周年を企業の力で盛り上げようとし、「企業実行委員会」が立ち上がった。その「企業実行委員会」の企業が集まり、第一回が6月21日、としま区民センター6階小ホールで開催された。なお、会場の様子はオンラインで同時配信された。
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豊島区の「90周年オープニングイベント」で高野区長「100周年に向けた都市の新時代のスタート」と宣言
今年で誕生して90年を迎える豊島区が5月9日、区内のとしま区民センター多目的ホールで「90周年オープニングイベント」を開催した。
豊島区は区制施行90周年にあたり「次なる『としま100周年』に向けて、区民の皆さんとともに夢や希望を描き、未来を創る“人”を育てることで、『誰もが主役になれる価値あるまち』を実現する。」というコンセプトのもと「輝く未来 開こう としま新時代」をキャッチフレーズにさまざまな記念事業を展開。
この日のイベントでは高野之夫区長が、国際アート・カルチャー都市としてまちを大きく変えることができたのは、区民・企業・団体との強い連携のおかげだと感謝を述べ、「90周年は単なる節目の年ではなく、未来に希望をつなげる次の100周年に向けた新時代のスタートであります。区民の皆さんと国際アート・カルチャー都市、SDGs未来都市の実現を目指し、未来を担う次世代へしっかりと引き継いでまいりたいと思います。豊島区90周年記念、ただいまよりスタートします」と宣言した。
世界の子どもたちがSDGsでディスカッションした「こども未来国連会議 2022」をリポート TOKYO FMで10日に特別番組
ラジオの特別番組『He for she , She for he ~ジェンダー平等に向けて~ こども未来国連会議 2022』が10日、TOKYO FMで19時から放送される。
ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』(TOKYO FM、毎週土曜21時~)のスピンオフ番組。3月26日に有明のスモールワールズTOKYOで開催された「第2回 こども未来国連会議(以下、こども未来国連)」と連動し、SDGs(持続可能な開発目標)を達成しようという観点から、より良い社会、平和な世界を作っていくために、あるべきコミュニケーションの形について考えるプログラムだ。
今回のこども未来国連は、SDGsの5番目の目標「ジェンダー平等を実現しよう」の「ジェンダー」をテーマに開催。異なる国籍やさまざまなバックグラウンドを持つこどもたち約50人が参加し、ゴールやターゲットを意識しながら、ディスカッション。さらには、会場となったスモールワールズTOKYOのなかにあるジェンダーバイアスを協力して探したりすることで、たくさんのアイデアを表現するとともに、発表した。
イベントには、前回の第1回からこども未来国連に参加しているサムライギタリストのMIYAVIが登場し、子どもたちと一緒にライブセッションを行った。子どもたちはマラカスやタンバリンなどの楽器を手に、MIYAVIの演奏に加わり、一緒に音を鳴らしたりリズムを刻むことの楽しさを感じていたようだった。「音楽を通じて、今日も英語しゃべる子、日本語しゃべる子いますけれど、音楽で一つになるということを体験できたのかなと思います」と、MIYAVI。番組では、MIYAVIのインタビューもオンエアする。
豊島区の小中学生が4コママンガなどでSDGs「いろんな人に考えてほしい」
豊島区が後援している「リビエラSDGs学生作品コンクール」と「リビエラSDGsマンガ大賞」の授賞式が27日、神奈川・リビエラ逗子マリーナで開催され、大賞には原澤幸希さん(鎌倉市・小5)のリポート『私が給食のストローを使わなくなった理由』が選ばれた。
内閣府から「SDGs未来都市」と「自治体SDGsモデル事業」にダブル選定されている東京都の豊島区は、同賞に関わる株式会社リビエラ東京が豊島区に事業所を構えていることから後援。豊島区長賞と同教育委員会賞を選定した。区長賞は祖父江智世さん(豊島区・中1)の4コマ漫画『女の子だって』で、豊島区教育委員会賞は大野潤さん(豊島区・小3)のリポート『SDGS わたしたちにできること』だった。祖父江さんは「私の描いた漫画を通して、いろんな人にSDGsについて考えてほしいです」とコメント。大野さんは「できる限り、ものは捨てないで使おうと思いました」とメッセージを送った。
豊島区の高野之夫区長は、「区長賞に選んだ作品は、ジェンダー平等をテーマに、マンガでSDGsを表現したもの。SDGsを学び、理解したうえでの、とても力強い意思を感じる作品」とし、「豊島区のすべての小中学校でSDGsを学んでいる成果を、このようなかたちで実際に見ることができて大変うれしい。豊島区のSDGsの主役は子どもたち。今後も豊島区は、SDGs未来都市として、誰一人取り残さない豊島区の未来を子どもたちと一緒に描いていきたい」と語った。
「リビエラSDGsマンガ大賞」は、SDGsをもっと身近に感じるとともに、サステナブルムーブメントの裾野を広げることを目的とする「リビエラSDGsフェス」の一環として今年新設されたもの。「リビエラSDGs学生作品コンクール」は昨年に引き続き2回目の開催となった。「大自然と共に心豊かな未来」をテーマに、SDGs(持続可能な開発目標)のゴールに設定されている2030年以降に次世代の社会の担い手となる小中学生を中心に、幅広い年代層の人たちが参加した。会期中には「リビエラSDGs作品・マンガ大賞展覧会」とし、応募された400点超の作品を展示した。
東京アニメアワードフェスティバル2022が閉幕 長編グランプリは『マード 私の太陽』
アニメーションの新たな波を世界に発信する「東京アニメアワードフェスティバル2022(TAAF2022)」の授賞式が14日、池袋・としま区民センターで行われ、コンペティション部門のグランプリは、長編はミハエラ・パヴラートヴァー監督の『マード 私の太陽』、短編はバスティアン・デュボア監督の『語らない思い出』だった。
コシノジュンコ氏と豊島区の高野区長で「壁のない」トークショー 区制施行90周年でフリーに意見交換
デザイナーのコシノジュンコ氏と豊島区の高野之夫区長によるスペシャルトークショーが9日、オンラインで開催された。豊島区が目指す将来像である「国際アート・カルチャー都市」の実現に向けて、豊島区の魅力を区内外に発信したり、都市構想に賛同する国際アート・カルチャー特命大使/SDGs特命大使の総会に位置するイベントで、司会を務めたアジア最大級の国際アート見本市「アートフェア東京2022」のエクゼクティブプロデューサーである來住尚彦氏が、観覧席の特命大使の考えや思いを拾い上げながら、同区の「国際アート・カルチャー都市構想」や「SDGs未来都市」実現へのアプローチなどについて意見交換した。
コシノ氏は以前「西武池袋(百貨店)までしか来たことがなかった」というが、1年前に同じトークショーに参加したことがきっかけとなって、池袋や豊島区との距離が近くなったようで、2021年の9月には、池袋西口公園(グローバルリング)で、オペラやオーケストラ、コンテンポラリーバレエ、モードなど異なるフィールドで活躍するスターたちによる野外エンターテイメントショーを開催している。
ついに池袋の東西が融合か 豊島区制100周年に向け“駅ぶくろ”から完全脱却
豊島区「池袋駅東口と西口をつなぐウォーカブルなまちづくり」記者会見が17日、同区役所にて行われ、高野之夫豊島区長や建築家・隈研吾らが登壇。2014年から進めてきた再開発の最終的段階となる、区制100周年へ向けた今後の開発予定について説明した。
冒頭、高野之夫豊島区長は「私が区長に就任した当時、厳しい財政難に直面しておりました。区の明るい未来を作るには文化を中心とした街づくりしかないと考え、隈研吾氏を豊島区都市政策顧問に迎え、再開発を進めてきました」と、2014年から段階的に行ってきた再開発を振り返った。
2014年からは旧庁舎周辺エリア(現在Hareza池袋など)と南池袋公園付近の新庁舎エリアをつなぐ「ダンベル型のまちづくり」計画を、2019年からは池袋西口公園や南池袋公園、中池袋公園、イケ・サンパークといった「四つの公園を核としたまちづくり」計画を実行。再開発計画の一環である新庁舎も財政負担ゼロで建設している。
高野区長は「池袋駅は大ターミナルですが、以前から、人が駅から街に出ない“駅ぶくろ”と言われてきました。いかにして駅から街に、回遊性を促すかという長年の課題を、いま乗り越えようとしています」と話し、今後の展望を紹介。
高野区長は「西口は小規模な地権者が多く開発が遅れてきたが、そういった“ごちゃごちゃ”とも見える雑多性は池袋の大きな魅力であり強み。そういう池袋らしさを残した街づくりを進めていきたい」と話し、隈氏も「私が関わるようになった当初、豊島区は“消滅可能性都市”とも言われネガティブなイメージがありましたが、私は、池袋の多様性や複合性、サブカルチャーの熱気など潜在力を感じており、こういったこれからの街づくりに必要な要素をうまくつなぐことができれば、豊島区はむしろリーダーになれると思いました」と振り返った。
今後予定している「東西のシンボルストリートを中心としたウォーカブルなまちづくり」計画では、池袋西口のアゼリア通りと乱歩通り、東口のグリーン大通りというメインストリートを軸に西口東口をつなぐ歩行者動線を整備。中央地下通路に加え北デッキの設置、駅前周辺の広場化(歩行者広場・交通広場)などにより、駅東西をつなぎ、エリア全体の回遊性を飛躍的に向上させる狙い。
また、以前から区も要望してきた副都心線東池袋駅の設置についても高野区長は「開発により、乗降客も大きく増えると見込める」と構想。
豊島区では、これらの計画を区制100周年をめどに実現したい考え。高野区長は「長年の課題であった“駅ぶくろ”からの完全脱却を実現したい」と意気込みを語った。
ゆいP、現在の体重に「責任果たして大きくなった」豊島区でおかずクラブがSDGsイベント
お笑いコンビ「おかずクラブ」が15日、豊島区の「区民ひろば 朋有」で行われたイベント「笑って学べる! 出張よしもとSDGs劇場 in 区民ひろば」に登場した。
“SDGs未来都市”豊島区、池袋にモザイクアート施したモニュメント「SDGsシンボル」設置
内閣府から「SDGs未来都市」「自治体SDGsモデル事業」に認定される豊島区にて2日、「SDGsシンボル」が設置されたことを記念する除幕式が行われた。
SDGs未来都市 豊島区でSDGsを考えるイベント 25日放送のラジオでリポート<SDGs週間>
SDGs(持続可能な開発目標)の推進と達成に向けて、意識を高め、行動を喚起するSDGs週間に合わせ、さまざまなイベントが展開されている。23日、豊島区の池袋西口公園のグローバルリングでは「SDGsピースコミュニケーションイベント」が無観客で開催された。
イベントは豊島区立千登世橋中学校の吹奏楽部による演奏でスタートし、豊島区の高野之夫区長、シンガーソングライターの天道清貴、女優で歌手の三戸なつめをゲストに迎えて、「SDGs未来都市」及び「自治体SDGsモデル事業」に選定された豊島区の取り組み、SDGsの未来についてトークした。
イベントの模様は、ラジオ番組『JAPAN MOVE UP』(TOKYO FM、毎週土曜21時30分~)でオンエア。25日はイベントの前半を放送する。
本イベントは「BEYOND 2020 NEXT FORUM」のSDGsをテーマ課題に向けたアクション&オピニオン協働プロジェクト「SDGs ピースコミュニケーションプロジェクト」の一環で行われたもの。「BEYOND 2020 NEXT FORUM」は、2020年以降の日本の活性化を目的に、ダイバーシティ、イノベーション、スタートアップ、エンターテインメントなどのテーマのもとで、各界、各世代で活躍中の有識者によって構成されたメンバーが中心となって、新たな“モノ”、“コト”を創り出すべく討論を重ねているプログラム。
SDGs未来都市・豊島区のこれから
毎日の生活のなかに取り込まれ耳にしない日はないといっても過言ではない、SDGs(持続可能な開発目標)。2030年のゴールに向けて、さまざまなレベルとアプローチで目標達成を目指して活発な動きがある。「SDGs未来都市」そして「自治体SDGsモデル事業」に選定された豊島区は、東京都のなかでも、SDGsに積極的に取り組み、先進している自治体。豊島区がなぜSDGsに注目したのか、そして目指すところは? 豊島区の高野之夫区長と、同区の「SDGs 未来都市推進アドバイザー」を務める一木広治氏が未来の豊島区像に思いを馳せる。