公開中の映画『その日、カレーライスができるまで』舞台挨拶が4日、都内にて行われ、主演のリリー・フランキーと、企画・プロデュースを務めた齊藤工が登壇。映画にちなみ“手作りカレー”トークで盛り上がった
リリー・フランキーがほぼワンシチュエーションの一人芝居に初挑戦。部屋で一人、時間をかけてカレーライス作る中年男性にもたらされる奇跡の物語。
映画特製のTシャツやエプロンを身に着け登場したリリーと齊藤。「今年5月に2日半で撮影して、もう公開。この規模感、スピード感はまさに今の時代ならではかな、と」とリリーが振り返ると、齊藤プロデューサーも「ここ1年半ほど、ミニシアターに関わる活動をさせていただいているなか劇場さんに対してできることとして、作品を作って上映していただくということが念頭にあったんですが、本当にこうして上映できるとは思ってなかった」。
主人公が部屋で一人、カレーを作って煮込む数日の物語。齊藤が「自分の自粛生活と非常にリンクしていました。一見、さみしく見えるんだけど自分にとってはとても豊かな時間でした」と語ると、演じたリリーも「一人暮らしで何かを思いながらカレーを作るって、普段の僕の生活と同じ。でも、心配してくれる人がいたり、誰かを思ってカレーを作ったり、ダメなおじさんだけどそんなにさみしいおじさんではない」。