日本たばこ産業(以下JT)より発売されている、火を使わず、灰も出ない、煙も出ない「Ploom」は、たばこの葉が詰まった専用のポッドを加熱し、Vapor(ベイパー)を吸って、たばこの喫味や香りを楽しむもの。Vaporとは、たばこの葉を加熱したことによって発生する蒸気のようなもので、服や髪に煙のにおいが付かないのも特徴だ。メビウスやピアニッシモといったなじみのたばこの味や香りだけでなく、Ploomでしか味わうことのできないオリジナルのフレーバーなど、6種類のフレーバーのたばこポッドが用意されている。1ポッドで10〜15分間楽しめ、フル充電した状態でたばこポッド4個分程度使用できる。
JTと面白法人カヤックは、東京デザイナーズウィーク2014にPloomを五感で体感できる喫煙所「RETHINK SMOKIN
G AREA」を出展した。喫煙スペース内に面白法人カヤックはVaporにインスピレーションを得たコンテナブースを制作。パイプに息を吹き込むとたばこポッド6色を表現したカラフルなVaporが映像と音で現れ、身体の動きに反応してVaporも形を変えていく。一定のVaporが蓄積されるとコンテナ外の筒状の装置からVaporが吹き上がるインスタレーションだ。
デザイナーズウィークの会場内では、「NO SMORKING/VAPING OK」とし、喫煙スペース以外でもPloomを吸う事が可能で、「VAPING」という新しいスタイルが定着する日も近いかもしれない。