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吉沢亮、父親役俳優との歳の差にビックリ「3歳差だった」

2024.09.21 Vol.web original

 

 公開中の映画 『ぼくが生きてる、ふたつの世界』 の舞台挨拶が21日、都内にて行われ、主演の吉沢亮、共演の忍足亜希子、今井彰人、烏丸せつこ、でんでんと呉美保監督が登壇。吉沢が父役・今井との歳の差に驚いた。

 作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊) を原作に描く親子の物語。

 撮影から約1年ぶりの再会を喜ぶ“五十嵐家”一同。吉沢は「さっき(父役の)今井さんから、吉沢さん何歳ですかと聞かれて、30歳になりましたと言ったら、僕33歳です、って。衝撃の事実でした。全然、年上だと思っていました。すみません(笑)」と驚きつつ謝罪。

「3つしか変わらないんですが父役、大丈夫でしたでしょうか」と苦笑する今井に、呉監督はオーディションでのインパクトを振り返りつつ、「あと、年齢が不詳だな、と」と、長い年月を演じられるとしてキャスティングした理由を明かし会場の笑いを誘った。

 両親役・忍足と今井をはじめ、ろう者の登場人物は全員、ろう者の俳優をキャスティングした本作。吉沢の手話演技に忍足と今井も太鼓判。

 忍足は「努力して手話を習得してくださって。最高の息子でした。手話だけでなくセリフもありますし、感情を込めた表現もしないといけない。素晴らしい」、今井も「吉沢さんは手話が自然。例えば“ありがとう”という手話を、生活の中で使われるリアルな手話をしてくれて温かい家族の関係性が表現できた」と大絶賛。吉沢も「ありがとう」と自然に手話で返していた。

吉沢亮「うちは男4人兄弟。お母ちゃんに感謝」“ろう者の両親に生まれた健聴者“コーダ役に感慨

2024.09.21 Vol.web original

 

 公開中の映画 『ぼくが生きてる、ふたつの世界』 の舞台挨拶が21日、都内にて行われ、主演の吉沢亮、共演の忍足亜希子、今井彰人、烏丸せつこ、でんでんと呉美保監督が登壇。吉沢が母に伝えたい思いを語った。

 作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊) を原作に描く親子の物語。

 ろう者の両親に育てられた主人公・大を演じた吉沢。キャスティングの理由について呉監督は「ファンでした(笑)」と笑いを誘いつつ「今までの作品を一観客として見ながら、彼の内面にあるものをもっと見たいと思った。今回は手話を含めていろんな要素を表現しないと成立しない役。吉沢さんなら、やってくれると思った」。

 この日は「今、誰かに伝えたい気持ち」を一同がフリップで回答。9年ぶりの監督作となった本作に、呉監督が「出会ってくれてありがとう、生まれてくれてありがとう」と9年前に出産した長男と夫に涙ながらに感謝すると、キャスト陣も仲間や観客、家族に感謝のメッセージ。

 吉沢は「僕は監督とは逆で…お母ちゃんにありがとう、だなと思って。こういう映画だし…なかなか親にありがとうと言えないのでこういう場を借りて。うち男4人兄弟で、メチャメチャ苦労してたと思うんですけどここまで立派に育ててくれた」と感謝。

 出演作も「けっこう見に来てくれる」と言いつつ「うちのマネジャーさんと連絡とってるんで、僕には情報が入らない(笑)。今も(見に来てくれて)いるかいないか分からない」と苦笑。

 両親役・忍足と今井をはじめ、ろう者の登場人物は全員、ろう者の俳優をキャスティングした本作。吉沢と「ありがとう」の一文字が被り「親子だね」と笑い合っていた母役の忍足は「コーダという言葉はご存じでしたか? 聞こえない親を持つ聞こえる子ども、コーダの数は全国で2万200人ほどいると言われています。まだ社会に浸透していないのが現状です」と本作の広がりに期待を寄せていた。

 

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