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吉沢亮「僕は昭和を知らない世代なので、本当に大丈夫かなと」“絶妙なダサさ”に監督大満足

2024.11.17 Vol.web original

 

 公開中の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の舞台挨拶が17日、都内にて行われ、主演・吉沢亮と呉美保監督が登壇。吉沢が80年代が舞台である本作の役作りを振り返った。

 作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊) を原作に描く親子の物語。

 ロングラン上映に感激した吉沢と呉監督。主人公・五十嵐大役の吉沢は“きこえない・きこえにくい親をもつ聞こえる子ども”コーダである主人公を演じるにあたり、日常の中で使う手話の練習を振り返りつつ「大変な日々ではありましたが楽しかった」。

 そんな吉沢は、呉監督が、主人公が遅刻した面接後の背中に「私も息子がいるので…ウルッときた」と語ると「僕も、あのバカさ加減というか、すごい理解できる(笑)」と言い「若いころオーディションで、映画好きなの?と聞かれて、好きです! 好きな役者さんは誰? ディカプリオとか! 〇〇は見た? 見てないです!って。深掘りされると何も言えないのに、好きって言っちゃうという(笑)」と苦笑しつつ主人公に共感。

 一方で、80年代舞台ならではのヘアスタイルに「僕は昭和を知らない世代なので。最初に、ロン毛のかつらを被ったときに、これ本当に成立してるんですか?本当ですよね?みたいな不安は正直ありました(笑)」。

 すると、そのヘアスタイルの毛先までこだわったという呉監督が「絶妙なダサい時代、昭和から平成の入り口の…あるじゃないですか。この子はポテンシャルがあるのに何だかな…みたいなのがやりたかったんです(笑)」と明かし、会場の笑いを誘っていた。

吉沢亮「日本は“手話”が進んでいる国」と聞き「もっと知るきっかけになれば」

2024.11.17 Vol.web original

 

 公開中の映画『ぼくが生きてる、ふたつの世界』の舞台挨拶が17日、都内にて行われ、主演・吉沢亮と呉美保監督が登壇。吉沢が本作の反響に感激した。

 作家・エッセイストの五十嵐大による自伝的エッセイ「ろうの両親から生まれたぼくが聴こえる世界と聴こえない世界を行き来して考えた30のこと」(幻冬舎刊) を原作に描く親子の物語。

 9月13日に宮城県にて先行公開されて以来、反響を広げながらロングラン上映となっている本作。

 主人公・五十嵐大役の吉沢は「うれしいのひと言ですね」と感激しきり。海外での反響にも「本当にすごいことが起きているなと。海外でもたくさんの方に見ていただいて。僕自身、この作品に時間もかけ思いも乗っかった作品でもあるのでうれしいです」。

 先日、発表された第16回TAMA映画賞の最優秀主演男優賞受賞にも吉沢は「たぶん最優秀主演男優賞を頂くのは初めてなので。それがこの作品でよかったなと思いますね」と笑顔。

 海外での映画祭参加が続いているという呉監督が「香港で、言語としての手話の立ち位置は日本の方が進んでいると言われた」と語ると、役作りで手話を学んだ吉沢も、その奥深さを語りつつ「進んでいる国なんだというのは僕の中でも意外というか。僕もこの作品に携わらなければ知らないことばかりだったし。何かを知るきっかけに、この作品がなってくれていればいいなと思いましたね」とさらなる反響に期待を寄せていた。

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