映画『もしも徳川家康が総理大臣になったら』の初日舞台挨拶が26日、都内にて行われ、俳優の浜辺美波、赤楚衛二、GACKT、観月ありさ、竹中直人、野村萬斎と武内英樹監督が登壇。野村がAIでよみがえらせたい人物を聞かれベーブ・ルースと大谷翔平選手の“二刀流対決”を希望した。
眞邊明人による同名大ヒットビジネス小説を映画化。コロナ禍で未曽有の危機に陥った首相官邸が、AIで復活させた日本の歴史の偉人たちによる最強内閣を組閣したことから巻き起こる物語を描く。
笑いに交えて現代日本の課題にも切り込む本作。公開初日を迎え、内閣総理大臣・徳川家康役の野村は「(織田信長役の)GACKTさんの“目を覚ませ!”から始まったメッセージが散りばめられているので、だんだん浸透していくといいなと思います」と期待を寄せると、武内監督も「都知事選で熱くなった人がこの映画を見ると面白いと思う」。
日本を変えるためには「やっぱり頭を回さないとね」と、新しい学校のリーダーズが歌う主題歌の振り付けを真似て頭を動かし、会場を沸かせた野村。
映画にちなみ「もしAIでよみがえらせるならどの有名人や偉人を?」という質問に「ベーブ・ルース!…を生き返らせて大谷翔平選手と対決してもらいたい」と回答したが、会場は微妙な反応。浜辺から「すごい人なんですね?」と聞かれた野村は「そうですね…大リーグの、二刀流の生みの親なので…」と世代間ギャップに苦笑。
そんな浜辺は「卑弥呼さん。邪馬台国がどこにあったか聞きたい」、赤楚衛二は「高倉健さん」、GACKTは「ショパン」、観月ありさは「女優を目指すきっかけとなったオードリー・ヘップバーン」、秀吉を5回演じている竹中直人は「縁があるので、実際の豊臣秀吉に会ってみたい」、武内監督が「田中角栄」と、それぞれ個性的な有名人や偉人をあげていた。