医療従事者らへは感謝の言葉
日本医師会は、現在、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止に向け「うつさない!うつらない!」を合言葉としたキャンペーン活動を展開している。
その第2弾として今回のキャンペーンに賛同した俳優の斎藤工、タレントのゆきぽよ、京都大学iPS細胞研究所長の山中伸弥教授、そして日本医師会の横倉義武会長のメッセージ動画4本が公開されている。
その中で斎藤とゆきぽよは不要不急の外出の自粛や医療従事者らへの感謝の言葉を述べ、山中教授は医療現場が崩壊寸前であることをあげ「私たち国民が一致団結して賢い行動を」などと訴えた。横倉会長も3密の回避、不要不急の外出の自粛、咳エチケット、手洗いの重要さといった具体的な対応策をあげ、感染予防への心構えを訴えるなどした。
また斎藤は動画への協力に加えて、自身が企画主催している移動映画館のプロジェクト「シネマバード」のバスタオル約200枚を医療従事者のために寄贈した。
なお日本医師会の広報担当の城守国斗常任理事は「新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、日本はいつ医療崩壊が起きてもおかしくない状況にあります。医療崩壊は、新型コロナウイルス感染症以外の病気も診ることができなくなることを意味しており、何としても防がなければなりません。そのためには、国民の皆さんの理解が不可欠であり、今回、ノーベル賞受賞者の山中先生、そして、特に、主婦層や若者に人気のある斎藤さん、ゆきぽよさんにご協力いただいて、4本の動画を制作させていただきました。この動画が、一人でも多くの方々が更なる行動変容を起こすきっかけになれば、ありがたいと思っています」とコメントしている。
4人の動画は日本医師会のホームページ( www.med.or.jp/people/info/people_info/009162.html ) に掲載されている。