11月19日に開幕するオリジナルミュージカル『りんご』のオンライン公開稽古が8日行われ、屋良朝幸、梅田彩佳、Micro(Def Tech)らが出席した。
本作は、りんごの自然栽培に人生を賭けた、青森のりんご農家・木村秋則氏の実話を基にしたオリジナルミュージカル。自然と向き合う姿を、豊かなカントリー風楽曲や、激しいロックサウンド、そしてラップを使ったオリジナルナンバーで綴っていく。
初日を前に公開稽古に臨んだ屋良は「“稽古終わってくれるな”と思っています。一人ひとりキャラが粒だっていて、稽古が楽しくてしょうがない。笑ってセリフが言えなくなってしまうくらい」と、和やかなカンパニーの様子を明かした。これには梅田も「屋良さんが稽古場の楽しい様子を伝えようと、ムービーを撮って下さっている」と、屋良自らが撮影・編集した稽古場の様子が本作のホームページで公開されていることを伝え、「笑いが絶えない現場。雰囲気の良さがステージでも伝われば」と意気込んだ。
りんごの自然栽培を通して、農業だけではなく、地球温暖化への取り組みや放射能汚染など、社会課題も描く本作。屋良は「これからの地球や人類にとって大切なメッセージがさらっと込められている。これから僕たちがしていかなければいけないことを、エンターテインメントだからこそ楽しく見せられている。(観終わった後に)“自分たちには何ができるかな”ということを持ち帰っていただければ」と呼びかけた。
オリジナルミュージカル『りんご』は11月19日~12月7日まで、自由劇場にて。