早稲田大学グローバル科学知融合研究所と学生団体のガクビズが共同で主催したワークショップが13日、早稲田大学で開催された。
ワークショップでは、ジャーナリストでキャスターの堀潤氏をゲストに、堀氏が製作したドキュメンタリー映画『わたしは分断を許さない』を視聴し、分断を乗り越えるための「ビジネス駆動型のソーシャルイノベーション」について意見を交換した。ワークショップには高校生から大学生、社会人約30名が参加した。
ワークショップを終えて、堀氏は「皆さんが課題解決に向けてアイデアを考える事が、<大きい主語>ではなく<小さな主語>の大切さだと思います。社会課題解決に対して皆さんが真剣に考える事は未来への希望です。ここで考えた事をアクションにつなげて、次の検証に導けていけると良いと思う」と述べた。
本ワークショップの実行委員会委員長の早稲田大学先進理工学部電気情報生命工学科4年大山千聖さんは、「授業の中で堀さんの映画を観て、世界の実情と自分の認識の間にも分断があったと感じた。一人で世界の課題解決を考えるのはあまりにも規模が大きい問題なので、自分やその話し合いができる学生の皆さんと一緒にソーシャルビジネスを通して課題解決に向けて考えたい」と想いを語った。