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アジア各国の食品を1カ所で! 注目の「亜洲太陽市場」が 吉祥寺に登場

2021.12.16 Vol.748

 ブームというよりは定番化し、家庭の定番料理として食卓に上がることも少なくなくなったアジアの料理。そんな中、吉祥寺に登場した「亜洲太陽市場」が注目を集めている。中国、台湾、韓国、ベトナム、タイを中心にアジア12の国と地域の食品を揃える。目利きが選んだアイテムは、調味料にレトルト、冷凍食品、お酒にお茶、ジュースなどのドリンク、お菓子、惣菜、ホットスナックなど1400アイテム超にのぼる。おなじみのアイテムも目に入るが、台湾の夜市でしか食べられないと思っていたソーセージや、冷凍したタイ産の生のハーブなども揃う。  

 とはいうものの、海外の食品や食材を手に入れられる場所はもうあるじゃないか、というのが正直なところ。リアル店舗にいかなくてもネット通販だって盛んだ。それでも「亜洲太陽市場」に通いたくなるのにはいくつか理由がある。

 まずはチョイスが多いこと。例えば、タイ料理には欠かせないナンプラーや、中華調味料という考え方はとうの昔に消え去ったであろうラー油も種類やサイズ違いでずらりと並ぶ。インスタントの袋麺やカップ麺に限っては壁一面で、眺めているだけでお国柄まで伝わってくる。

 次に買物がしやすいこと。例えば、カレーのセクション。各国のカレーが並ぶ棚の下部にはそれにマッチするお米が置いてあるといった具合だ。また、店舗内が明るく、棚の間のスペースも十分あるので動きやすいということもある。

 これまで、一般的なスーパーからワンランクアップして本気で本場食材を手に入れるには、中華系、韓国系、タイ専門といった徹底的に特化したお店に行く必要があった。ただ、そうしたお店に足を踏み入れる勇気がないという人もいるだろう。「亜洲太陽市場」はその一歩手前。路面店でお店も明るく開放的。一見さんも、冷やかしでも、ふらりと入って商品を手に取りたくなる雰囲気であふれている。

 記者のおすすめはというと鍋のアイテムだ。火鍋や、野菜をたっぷり食べられる
ベトナムしゃぶしゃぶ、チゲなど、アジアの鍋のキットや調味料、冷凍コーナーには具材がずらり。品定めにはなかなか時間がかかりそうだ。

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