公開中の映画『リトル・マーメイド』のイベントが22日、都内にて行われ、同作吹替版声優の豊原江理佳と、歴代作品で吹き替えを務めた昆夏美、木下晴香が登壇。昆と木下が当時のエピソードを振り返った。
『リトル・マーメイド』はディズニーの名作アニメを名匠ロブ・マーシャル監督が実写映画化した話題作。主人公の人魚姫アリエル役をクロイ&ハリー名義でグラミー賞に5回ノミネートされているアーティスト、ハリー・ベイリーが演じる。
この日、アリエルの歌う劇中歌「パート・オブ・ユア・ワールド」を生披露した豊原の歌声に、実写版『美女と野獣』(2017)ベル役の吹替声優・昆夏美と、実写版『アラジン』(2019)ジャスミン役の吹替声優・木下晴香も感激しきり。
豊原が「今回、映画館だったりショッピングモールだったり、いろいろな場所で歌を披露させていただいて。本当にいい経験になりました」と振り返ると、昆と木下も吹き替え当時のエピソードを披露。
昆が「(野獣役の)山崎育三郎さんと『美女と野獣/Beauty and the Beast』をたくさんの音楽番組で歌わせていただいたのですが、舞踏会で歌う曲なのでワルツを2人で習って臨んだことがありまして。その中で山崎さんが私をリフトしてくれるんですが、それが回を重ねるごとにリフトする回数が増えていきまして。最後のほうは着地した後、ヨロってなるくらい回していただきました(笑)」と苦笑しつつ「ドレスのすそがきれいに見えるように教えていただいたり、歌って踊るだけでも、いろいろこだわって1年歌わせていただきました」と明かした。
木下も「私もいろいろな番組で歌わせていただいたんですけど、一番緊張したのがミュージックステーションで。普段、舞台で歌わせていただくことが多いので。カメラがあって、後ろには他のアーティストさんがいて…。そのときは、アラジン役の中村倫也さんが魔法で現れてくださって(笑)。そういう特別なこともあって人生で一番緊張しました」と、それぞれ共演者とのエピソードを振り返っていた。