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除菌アイテムの常識覆したデザイン。ジェームズマーティンがグッドデザイン賞を受賞!

2021.11.09 Vol.Web original

 いまや日常に欠かせないものとなった、除菌アイテム。飲食店やホテル、商業施設でよく見かけるお馴染みのブランド「ジェームズマーティン」が、このたび2021年度グッドデザイン賞を受賞した。除菌・洗浄アイテムも“おしゃれに贈る”時代になりそうだ。

 グッドデザイン賞を受賞したのは「ジェームズマーティン ギフトセットC」。スタイリッシュなボックスに入った、除菌・消臭アルコール製剤の「フレッシュサニタイザー」、手肌に優しい「薬用泡ハンドソープ」、洗浄力に優れた食器用洗剤「ディッシュリキッド」の3点セットで、贈ることで感謝の気持ちとともに、安心と安全を届けたいという考えのもと、販売されたもの。

 除菌、 洗浄製品にありがちな「生活感」を排除したデザイン性ある容器と化粧箱が特徴で、化粧箱はハンディキャップのある人の雇用創出に貢献できるよう、ワンタッチで組み立てが完了する仕様にもなっている。

 評価者は「ボトルの多くは業務用然としており、良くも悪くもそれが何かが容易に分かるデザインをしている。このシリーズではそういった当たり前と思われているデザインを疑い、改めてデザインの最適化を試みている。スキンケアアイテムの様なアプローチにより、空間での見え方を変え、除菌・洗浄という作業を少しでも気持ちの良いものにしている」と、コメントした。

 除菌力はもちろん、インテリアのように「思わず置きたくなる」デザインで、日常やギフトシーンに彩りを添えてくれそうだ。

アルコール消毒による「手荒れ」はどう防ぐ?皮膚科専門医に聞いた

2020.07.23 Vol.Web original

 感染防止を目的に手や指の消毒で利用されるアルコール消毒液。「新しい生活様式」のもと、今や欠かせないものとなっているが、同時に消毒の刺激による手荒れに悩む人も多い。アルコール消毒による手荒れのメカニズムや具体的な症状、対処の仕方を「Dクリニック」総院長で皮膚科専門医でもある川島眞先生に聞いた。

 アルコール消毒による「手荒れ」は、どのようにして起こるのでしょうか

川島眞(以下、川島)「アルコールには消毒・殺菌効果があるのですが、一方で、皮膚の脂を取ってしまうということが起こります。具体的に、手の平には皮膚の脂を出す脂腺がなく、皮膚の細胞自体が生み出す脂である“角質細胞間脂質”が角層内にあるのですが、アルコールがこの脂を溶かし出してしまいます。

 このことで皮膚表面に何が起こるかというと、防御する能力いわゆるバリア機能の低下につながります。つまり、アルコールが “角質細胞間脂質”を取ってしまうことで、“手荒れの準備状態”が出来てしまっているんです。普段なら何でもない日常行為、たとえば書類を扱うとか、キーボードを叩くとか、ドアノブを握るとか、そういった事でも手荒れを起こしやすい状態になっているんです。アルコールそのものが手荒れを引き起こすというよりは、アルコールが準備状態を起こして、バリア機能を落とすことが原因だと思います」

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