米東部ニューヨーク州のジェームズ司法長官は8月3日、同州のクオモ知事(民主党)が退職者を含む州職員ら複数の女性に日常的にセクハラをしたと認定する捜査報告書を公表した。
クオモ氏は2011年に就任し現在3期目。昨年春の新型コロナウイルスの感染拡大期の記者会見が連日全米に報じられ、知名度を高めた。捜査に対し、セクハラを否定。3日も「報告書の内容は事実と異なる」とするコメントを出した。
報告書によると、同氏は2013〜2020年、若い女性職員らの体を触ったり、キスをしたり、抱き着いたりしたほか、不適切な発言をした。また、被害を告発しようとした少なくとも1人に側近と報復したとしている。
これを受けバイデン米大統領は3日、クオモ知事について「辞任すべきだ」と述べた。