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チームラボプラネッツに新エリア 昼と夜で表情や香りが変わる庭園作品

2021.07.02 Vol.Web Original

 チームラボ プラネッツ(東京・豊洲)に2日、新エリア「Garden Area」がグランドオープンする。新エリアにはラン、そして苔を使った大型庭園作品2つが登場。これまでの水に入るミュージアムに、花と一体化する庭園が加わり、より魅力的なスポットとなって、より多くの注目を集めそうだ。

「Floating Flower Garden:花と我と同根、庭と我と一体」は、天井から日の光が差し込む鏡張りの空間に、赤や白、黄色の本物のラン1万3000株が咲きみだれている作品。ランは吊るされて空中に浮かんで咲いていて、人が近づくとゆっくりと浮き上がり、いなくなると降りてくる。そんな様子が壁や床の鏡に映しだされて、さながら無限に広がる温室のようだ。

 

浮かんで咲くラン。その一株ひと株が美しい!

 ランの中にいると自分の周囲のランは浮き上がって自分の周りにスーペースができて、ランのドームのなかに立ったり、座ったりしている状態になる。ゆっくり歩きだすとそれがトンネルや通路のようになって、ランに導かれるような感覚も味わえる。また、他の人との距離が近づいて、自分と他の人の空間がつながってひとつになっていくのも楽しい。

 作品の中に身を置いても、すこし離れて他の鑑賞者の動きでラン浮き上がったり下がったりする様子や、それが鏡の床に映るっているのを見るのでも時間を忘れて楽しめる。

 チームラボはこれまでさまざまなミュージアムや展覧会で新しいアート体験の機会を提供し続けているが、花はシグネチャーともいえるモチーフ。「Floating Flower Garden」はそれを本物の花を使ってみたようにも感じる。

チームラボプラネッツに炎を描いた2つの新作登場! 変化し続ける炎に時間を忘れる

2021.04.13 Vol.Web Original

 はだしで水に入って体感するミュージアム「チームラボプラネッツ TOKYO DMM」に新たに2つの作品が登場、来場者はもちろん、周辺を歩く人やゆりかもめの乗客の目も楽しませている。

 新登場した作品は『空から噴き落ちる、地上に憑依する炎』と『憑依する炎』。いずれも炎を描いたもので、無数の線で変化し続ける炎を表現している。

『空から噴き落ちる、地上に憑依する炎』はエントランスの前にあるパブリックアート。空から地上までつながっているようにみえる柱に沿って、空から炎が”噴き落ち”てくる。炎は、作品の近くにいる人の影響を受けながらも、同じ形を保つことなく変化し続ける。近くで見ても、少し離れても、見ているほどに、焚き火やキャンプファイヤーの火を眺めている時のような、不思議な感覚に陥っていく作品だ。

炎は人の影響を受けて変化
エントランス側に立つとゆりかもめとのコラボも

100年前の激動の時代に台湾に渡った日本人画家が求めた自由とは? 映画『塩月桃甫』

2021.04.07 Vol.web Original

 100年前、台湾に渡り台湾美術界に多大なる貢献をした宮崎出身の画家・塩月桃甫(しおつきとうほ)。彼の生涯を描いたドキュメンタリー映画『塩月桃甫』が、彼の出身地である宮崎県西都市で4月28日に公開される。

 同作の監督を務めたのは、宮崎県延岡市出身のアーティスト小松孝英氏。彼は10年前より台湾の国際アートフェアに多数出品するなどしており、現地で塩月の名を聞く機会も多かった。そんなある時、宮崎県児湯郡の骨董屋で塩月桃甫の描いた台湾原住民族(先住民)の油絵と出会い関心を持つようになる。しかし、調べて行くうちに台湾での知名度、貢献度とは対照的に日本ではほとんど知られていない現実を知り、彼の功績や生き様を広めるべく映画製作を決意するに至った。

 

渋谷の街中にヨコガオ 「渋谷ストリートギャラリー」が始動! EXITらも参加

2021.03.19 Vol.Web Original

 

 渋谷の街の魅力と価値を向上させることを目的とした「渋谷ストリートギャラリー」が始動した。渋谷区観光協会を始め、渋谷区エリアの商業施設などのサイネージなど活用して、アートを街中に展開するもの。

 第1回の企画展は、クリエイターでシンガーソングライターのSETA(セタ)のイラスト展『ヨコガオ展』。趣旨に賛同したアーティストや渋谷にゆかりのある面々がモデルになっており、ネオ渋谷系漫才師と称されるEXITも参加している。

東京タワーでサウナ×チル!「NAKED NIGHT SAUNA チル、そんでリラックス TOKYOTOWER」行ってみた

2021.03.12 Vol.Web Original

 

 アートとサウナ体験を同時に堪能できる「NAKED NIGHT SAUNA チル、そんでリラックス TOKYOTOWER」が3月12日から東京タワーのふもとで開催される。プロジェクションマッピングによるアート体験を得意とするNAKED(ネイキッド)が、東京のど真ん中でテントサウナを展開するもので、ロシア式サウナ「モルジュ」やミストサウナを、オープンエア&完全非接触で楽しめる。

宮下公園に季節外れのタンポポ 綿毛を吹いて世界をつなぐアート

2020.11.10 Vol.Web Original


 NAKEDの新作アート『Breath / Bless Project 』(ブレス/ブレス プロジェクト)のメイン・インスタレーション作品『Dandelion』(ダンデライオン)のオープニングセレモニーが9日、渋谷の渋谷区立宮下公園で行われた。子どもたちがタンポポのオブジェにスマホをかざすと綿毛が舞い、足もとにまるで花火のようにタンポポの花が開いた。

【宮崎・日南】離島「南郷大島ミュージアム」で自然とアートの融合を体験

2020.10.31 Vol.web original

 宮崎の日向難に浮かぶ無人島「大島」で島全体を博物館に見立て、地元にゆかりのある芸術家や南郷町の人々を中心としたアートプロジェクト「南郷大島ミュージアム」が開催されている。このプロジェクトは、第35回国民文化祭・芸文祭みやざき大会の「さきがけプログラム」だ。

 会場は「人と自然とアートの融合を体験する」をテーマに大島を7つのエリアに分け、宮崎出身のアーティストが大島の美しい景観にマッチする芸術作品を島内に演出した「アート基地」、地元の大人たちが童心にかえって本気で制作した「秘密基地群」や、地元南郷地区の5つの小・中学校の児童・生徒が、地域の大人たちの協力のもと制作し展示した「飫肥石アート作品展」の他「学習会、ウォーキング会、島の図書館」「あけぼの号アートシップ」「南郷大島古写真館」「かつお一本釣りギャラリー」といったさまざまなアート企画が用意されている。

【作品集】さきがけプログラム南郷大島ミュージアム

2020.10.30 Vol.web original

アートと対話するひと時「STARS展:現代美術のスターたち―日本から世界へ」

2020.09.28 Vol.733

 草間彌生、李禹煥(リ・ウファン)、宮島達男、村上隆、奈良美智、杉本博司。日本の現代美術界に燦然と輝く、世界が認める6名のスターたち、その初期作品と最近作が集結。現代アートファンはもちろん、「日本の現代美術」入門として現代美術初心者にもおすすめの展覧会。

 大型のインスタレーションや迫力の映像など、体感を重視した作品展示もスケール感満点。

 奈良美智作品では、初公開を含む初期作品約20点や中期の代表的なインスタレーション《Voyage of the Moon(Resting Moon) / Voyage of the Moon》(2006年)、新作《Miss Moonlight》(2020年)を含む大型肖像絵画、そして奈良本人の多様なコレクションなどを展示。

 さらに本展では、充実のアーカイブ展示にも注目を。日本の現代美術の歴史や作家のキャリアについて学ぶ資料展示によって、作家や作品についてさらに理解を深めることができるはず。

アートと対話するひと時『浅田撮影局』

2020.09.26 Vol.733

 2009年に写真集『浅田家』(2008年赤々舎刊)で第34回木村伊兵衛写真賞を受賞。 2010年には初の大型個展『Tsu Family Land浅田政志写真展』を三重県立美術館で開催するなど、注目を集める写真家・浅田政志の新作写真展。

 写真家・浅田政志が空想する写真館「浅田撮影局」がPARCO MUSEUM TOKYOに出現。どこか懐かしさを感じるエントランスから一歩足を踏み入れると、 本邦初公開の最新写真集「浅田撮影局 まんねん」の世界が広がる。

 自身の息子を撮りおろした「朝日」は、縁起のよさそうな人に出会い、 場所に赴くことで 「千年、 万年と末長く幸せに過ごしてほしい」と願う父親としての普遍的な願いをストレートに込めた作品。しかし現実に千年、万年と生きることは叶わないことで、巡る命を写真で伝えていく思い出の形や、父「章」の遺影写真と向き合い、模索するさまをありありと写し出していく。

 会場内には、写真館風撮影スポットを設置。来場者も、今日という日の思い出を特別な一枚として写真に残してみては。自分自身が写真を「見て、撮って、残す」ことで、作家の世界観をさらに共有することができるはず。

上戸彩、アートアクアリウム美術館の広報大使に「美しい夢の世界」

2020.08.28 Vol.Web Original

 上戸彩が、28日に日本橋に開業したアートアクアリウム美術館のオープニング広報大使に就任した。上戸は「普段は味わえない非日常の世界に入り込んで楽しんでほしい」とアピールしている。

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