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コロナ禍でイエナカ需要拡大 「母の日」ギフトにも影響

2020.05.08 Vol.Web Original

 新型コロナウイルス感染拡大の影響によって外出を控える動きが広がるなか、自宅での過ごし方を楽しむためのいわゆる「イエナカ需要」が活発になっている。興味深いことに、来たる5月10日「母の日」のギフト市場にも差し響きがあるという。

「楽天市場でも、その傾向は顕著になっている」と教えるのは、ECサイト「楽天市場」を運営する楽天株式会社マーケティング部・角奈紡さん。母の日は、バレンタインやクリスマス、お歳暮など年間のイベントの中でも非常に大きなイベントになっていると続ける。

「母の日関連商品の売り上げは、この2年でプラス27.9%に伸びています」(角さん、以下同)

 2020年3月時点で、楽天市場では母の日関連商品を約300万点揃えている。バラエティ豊かな商品が集うが、人気が高いのは生花や造花、あるいはスイーツと組み合わせたフラワーセット。王道強し、そんなイメージが漂うが、どうやらそうとも言い切れない。

 というのも、この数年で母親と子どもの関係性に変化が訪れているという。下の表は、今年2月に楽天市場が行った、母の日ギフトを贈る20代~40代の男女300名と、60代~70代の母親200名を対象とした「母の日に関する意識調査」だ。

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