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男子サッカーで日本がイスラエルに1-0勝利。グループ1位突破で準々決勝でスペインと対戦【パリ五輪】

2024.07.31 Vol.Web Original

「パリ2024オリンピック競技大会(パリ五輪)」の男子サッカーの1次リーグで、日本代表が7月30日(現地時間)にイスラエル代表と対戦し、1-0で勝利を収め、トップでグループステージを突破した。

 1968年のメキシコ五輪の銅メダル以来、56年ぶりのメダル獲得を目指す日本はパラグアイ、マリに連勝し、すでにグループステージ突破を決めており、この日の試合で引き分け以上だと1位通過が決まる。また、試合前にグループDの試合が終了しており、日本は1位通過だと準々決勝はスペイン、2位通過だとエジプトとの対戦になることが分かっている中での試合だった。

 イスラエルもパラグアイとマリの試合の結果次第ではグループリーグ突破の可能性もあり、前半開始から、前線からの強いプレッシャーをかけ日本陣内に攻め込んでいく。セカンドボールも制覇したイスラエルのカウンターが冴え、しばしピンチの日本。また勝利が義務付けられているイスラエルのラフプレーが目立ち、何とも嫌な雰囲気。

 しかし立て直した日本はセカンドボールも拾えるようになり、徐々にペースを取るように。前半の中盤以降は日本がパスカットからのショートカウンターでイスラエル陣内に攻め込む場面が目立つようになる。またCK、FKから何度もイスラエルを脅かす。

「ハッピー、ハヌカ!」都心でユダヤの光の祭り イスラエルへの思いも寄せる

2023.12.14 Vol.Web Original

 ユダヤ教の光の祭り「ハヌカ」を祝う「HAPPY CHANUKA FROM CHABAD OF JAPAN light up the world with acts of kindness 世界を照らすユダヤの祭り ハヌカ 2023」が12月11日、都内で行われた。日本のユダヤ人コミュニティのメンバーやサポーターら招待された約300人が参加、キャンドルに火を灯し、歌い、特別な夜を過ごした。

「ハヌカ」は紀元前2世紀頃にユダヤの人々がギリシア軍からエルサレム神殿を奪回したことを記念したお祭り。光のお祭りとも呼ばれ、ユダヤ歴の9月25日(今年はグレゴリオ暦で12月7日)から8日間、「メノーラ」という燭台のろうそくを毎日1本ずつ灯し、家族や知人で集まり、油を使った料理を食べたり、歌って、お祝いする。

 イベントを主催したハバッド・ジャパンのラビ、メンディ・スダケヴィッチ氏は挨拶に立ち、「今年で東京タワーの下でハヌカを祝うイベントも8年目になりました。ご存じのように、ハヌカにおいて8はただの数字ではなく特別な意味があります。8日でメノーラ全体が点灯します。メノーラのすべてに火が入ることで、ここ東京にも光をもたらします」と話した。

   

 点灯の前には、日本に暮らすGaliさんらも登壇。7歳のGaliさんは「みなさんと一緒にハヌカキャンドルを点灯できることに興奮しています。小さな光ですが巨大な敵を打ち負かした光です。みなさんと世界中の子どもたちの幸せを祈ります」と挨拶。

 Moranさんは、「世界の違う地域に暮らし、異なる言語を話し異なる文化に身を置きながらも、私たちは自分たちが願う平和と愛のために団結しましょう。世界中のユダヤ人にとって難しい状況にある今は特にです。私は日本に感謝しています、私の第二の故郷です。イスラエルをサポートし続けるために、私たちの国と伝統をリスペクトし、都心でなんの心配もなくキャンドルを点灯させてくれました。ろうそくの光は闇を照らし、希望と静かな平穏、平和、そして癒しをもたらしてくれますように。すべての人質たちが家族と再会し、私たちの戦士たちが安全で、みんなが守られますように」と祈った。


なかなか火がつかない場面も、祈りを込めて!

 この日は5日目の夜で、参加者が見守る中で、代表者が順に5本のろうそくを順に点灯。見守っていた人たちもキャンドルを掲げ、ともに伝統的な賛歌である「マオズツール」と「ハネロハラル」を歌った。子どもも大人も一緒になって歌うと、歌声は染みるように広がり、優しく会場を包み込んだ。

2011年のノーベル平和賞受賞者タワックル・カーマン氏がイスラエルとハマスに停戦呼び掛け「皆さんも声をあげるべき」

2023.11.07 Vol.Web Original

 2011年のノーベル平和賞受賞者のタワックル・カーマン氏が来日中の11月6日、イスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスに向け停戦を呼び掛けた。

 カーマン氏はこの日、都内で行われた「SDGsグローバルガバナンスサミット2023」で「多国間での国際協調・マルチラテラリズム」というテーマで講演を行った。

 イエメン出身のカーマン氏は高校生のころからジャーナリスト活動を始め、2005年には「束縛なき女性ジャーナリスト」を設立。公的機関だけがテレビとラジオを所有できるという自由のない状態の中、報道の自由や人権を求める平和デモや座り込み抗議行動を組織してきた。「アラブの春」では女性主導で青年革命運動の先頭に立ち、2011年にアラブ女性初のノーベル平和賞を受賞。これは当時、史上最年少だった。現在も女性の安全と平和構築活動に参加する女性の権利を求めて非暴力による闘争を続けている。

 講演では気候変動、格差、世界平和、人権についてそれぞれの脅威と影響について語った。そういったものによって世界各地で戦争や紛争が起きているというカーマン氏は開始から1カ月になる今回のイスラエルとハマスの紛争について「強く非難する。特に市民への攻撃。イスラエルであれ、パレスチナであれ。特に女性への攻撃、市民への攻撃は非常に醜い。私たちは勇敢に人権について語っていかないといけない」としたうえで「このステージからガザへ停戦を呼び掛けたい。私は何も恐れない。今から停戦を始めてもらいたい。人質の解放を要求したい。そしてガザにおけるバリケードを解除し、生活用品、医薬品などが届くようにしてほしい。これは戦争犯罪だと思う。皆さんも停戦に向けて声をあげるべき」などと呼び掛けた。

堀潤氏が主宰する「8bitNews」で今までとは違うハマスとイスラエルの状況をJVC・エルサレム事務所現地代表が報告

2023.10.10 Vol.Web Original

 パレスチナのガザ地区を実効支配するイスラム組織「ハマス」が10月7日にイスラエルに奇襲攻撃を行ったニュースが世界を駆け巡った。ジャーナリストの堀潤氏が主宰するニュースメディア「8bitNews」の公式YouTubeでは10月9日、ガザで子どもや女性への支援を続けてきたJVCエルサレム事務所の木村万里子現地代表から現地の模様が伝えられた。

 イスラエルは報復としてすぐにガザ市街を空爆したこともあり両国で1400人以上の死者が出たとみられている。これまではガザ地区からロケットが発射されることはあったのだが、今回はガザ地区を隔離するためのフェンスが破壊され、ハマスの戦闘員がイスラエル国内の市街地で戦闘を開始するというこれまでとは違う状況となっている。イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は7日には「戦争状態に入った」と宣言した。

 この状況に木村氏は「今までと違うということでみんな警戒を強めている。突然の出来事。前兆はなかった」と警戒。

 現状ではハマス側がイスラエルに侵入し人質を取り、民間人にも危害を加えていることで、イスラエルを支持する言説も目立つようになっている。

 しかし今回の背景として木村氏は「一つ目は去年あたりからパレスチナの一部、ヨルダン川の西岸地区へのイスラエルからの攻撃が非常に増えてきて、現時点で200人近くの方が亡くなっている。パレスチナ側も我慢の限界が来るのではという予想をしていた方もいた。背景にそういうことがあると説明はつく」という昨年来の現地の状況を説明。そして「もうひとつは、これが大きなきっかけになったのではないかと思う」と前置きし「エルサレムの旧市街に神殿の丘というエリアがあり、そこはもともとユダヤ教、キリスト教、イスラム教それぞれの宗教の聖地で、神殿の丘に訪問することは誰でもできる。その敷地内にイスラム教の聖地と呼ばれるものがいくつかあり、そこに訪問しお祈りや礼拝することはイスラム教徒の特権として認められていて、そのほかの宗教の人がその敷地内で礼拝を行うことは禁止されている。ただ今回、5000人を超えるといわれているユダヤ教徒がその敷地内に入り、礼拝と思われる行為をした。それに対し、イスラム教の聖地を侵したというようにハマス側がとらえて攻撃を仕掛けたということが一部で報道されていた」などと報告した。

ワクチン接種が進むイスラエルではマスクなしでパブでお酒を飲んでいるらしい

2021.05.07 Vol.741

 日本では2月17日から医療従事者を対象に新型コロナウイルスのワクチンの接種が始まった。しかしその後に予定されていた高齢者へのワクチン接種を、医療従事者が終わらないうちに4月12日から始めるというチグハグな状況となっている。

 4月22日には報道ベンチャーJX通信社の独自の調査結果として全国1741の自治体のうち、約半数で新型コロナウイルスのワクチン接種が年内には終わらないとの見通しを立てていることが分かった。

 一方、海外に目を移すと米国ではバイデン大統領が5月4日の演説で、7月4日の独立記念日までに成人の70%に少なくとも1回の接種を受けさせることと、1億6000万人の接種完了を目標に掲げた。米疾病対策センター(CDC)のガイドラインではワクチン接種を受けた人同士なら屋内でマスクを着用せず、約1.8メートル以上のソーシャルディスタンスも取らずに会うことができるとなっている。

 ワクチン接種で先行する英国やイスラエルでは感染者数が大幅に減少し、街中ではマスクを外し談笑し、パブではお酒を飲む市民の姿も見られるようになった。

 英国は4月に50歳以上への1回目の接種を完了。1月上旬に5万人を超えた1日当たりの感染者数は4月20日には約2500人に減った。1月下旬に1000人以上だった死者数も同日、約30人となった。

 世界最速ペースで接種が進むイスラエルではネタニヤフ首相は4月19日、米製薬大手ファイザー製ワクチン900万回分を追加購入する契約を結んだと発表。人口900万人超のイスラエルは昨年12月に接種を始め、約半数の国民が2回受けた。世界保健機関(WHO)によると、今年1月に1日当たりの感染者数が最大1万人超に上ったが最近は100人未満の日もある。入院者数も激減したもようだ。このため、4月18日には屋外でのマスク着用義務を解除し、学校も全面的に再開した。

 翻って日本の現在のワクチン接種状況はといえば、5月6日の時点で累計接種人数は約279万人で全人口約2.2%に過ぎず、先進国では極端に低い水準となっている。

 4月19日に菅義偉首相がファイザー社のブーラCEOと電話会談し、16歳以上の国民全員分が「9月までに供給されるめどが立ったと考えている」と述べたが、翌日の衆院本会議の質疑で「確約を得たのか?」という質問には明確には答えておらず、ワクチン担当の河野太郎大臣は記者会見で、首相とブーラ氏の協議に基づくファイザー社との契約は完了していないと明かしていた。その後、契約が完了したとしても国内では打ち手不足の問題も横たわっている。

V6坂本昌行、最新舞台でA.B.C-Z河合郁人と共演「一役者として向き合いたい」2月上演の『Oslo』

2020.11.14 Vol.Web Originaⅼ

 V6坂本昌行が来年2月上演の舞台『Oslo(オスロ)』に主演する。トニー賞を筆頭にさまざまな演劇賞を受賞して米演劇界を席捲した話題の舞台が日本に初上陸。共演の安蘭けい、福士誠治、A.B.C-Z河合郁人らとともに、「合意という困難な壁に挑む」人間たちの姿を、舞台の上に“再生”する。

 1993年のイスラエルとパレスチナが和平交渉に合意した『オスロ合意』が題材。奇跡の瞬間までに何が行われていたのか、合意の実現に寄与したひとりの男と、彼の熱意に突き動かされた人々の5カ月を描く。

 坂本が演じるのはノルウェーの社会学者テリエ・ラーシェン。「題材になっているオスロ合意に関してはニュースでしか知らなかったので、色々と調べていくうちに、様々な背景がある作品にお声がけいただいたんだなと改めて認識しました。当時の新聞記事に「忍耐と信頼」とありました。僕らも良く使う言葉だけれど、実際に経験された方から出る、重みを感じます。人が動くことで国をも動かす大きな話ですが、その人物の根底にある、軸にあるものを表現できたら」と、意気込む。

 安蘭は、テリエの妻で外交官のモナ・ユールを演じる。「遠く離れた国に起こった実話で、なかなかなじみのない話かもしれませんが、坂本昌行さん演じるテリエと私の演じるモナという夫婦の、ふたりで世界を変えようと一歩踏み出した“信念”の物語でもあります。国や世界という大きな話ではなくとも、自分ではなく人のために、という想いはきっと皆さん持っていらっしゃると思います。ぜひ劇場で、同じ時間を共有しながら、彼らの熱い想いを一緒に感じてください」と、メッセージする。

 福士が演じるのは、イスラエル側の代表となる外務省事務局長のウリ・サヴィール役。

「歴史的にこういうことがあったと演劇を通して知っていただけることや、立場の違う人たちが色々な感情をむき出しにしながら良き答えを導き出そうと繰り広げる討論、会話劇はとても魅力的で、刺激的な舞台になると思います。難しく考えずに、劇場に足を運んでいただけるとうれしいです。キャストの皆さんとの関係性、人間性の化学反応も楽しんでいきたい」と、やる気だ。

 河合郁人は、モナの上司であるノルウェー外務副大臣のヤン・エゲランなどを演じる。

「台本を読み進めていく中で、セリフの量はもちろん、長セリフが数多ある事に驚きました。しかも二役。二役とも交渉を行っていくという責任感のある役ですが、実際の生活では経験したことが少なく、使う事の少ない言葉も出てきますが、僕の役どころ、キャラクターを考えると、明るく出来るのかな、と想像しています。あまり硬くなりすぎずに、決めるところは決める、というのを出せたらいいなと思います」

 主演の坂本は、ジャニーズ事務所の先輩。

 河井は「坂本さんという舞台界において一流の先輩とご一緒できるのも心強いです。これまでミュージカルや舞台で沢山経験されたお話を聞かせて頂き、近くで勉強したいと思います」

 坂本も、「同じステージに立ったら、当たり前のことですが、先輩後輩は関係なく、一役者として向き合いたいので、自由にやってほしい」と熱いエールを送っている。

「本作は、人間性の豊かさや対話の奥行といった硬軟併せ持つ色彩で綴られます」と、演出の上村聡史。「合意という困難な壁に挑む登場人物たちを、14名の頼もしいキャストの魅力を生かして、今に再生したいと思います」と話している。

 2021年2月6~23日まで、東京・新国立劇場の中劇場で上演。その後、宮城・東京エレクトロンホール宮城、兵庫・兵庫県立芸術文化センター の阪急中ホール、福岡・久留米シティプラザのザ・グランドホール 、愛知・日本特殊陶業市民会館ビレッジホールで公演がある。

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