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インフィニティリーグは石井逸人が勝ち点7でトップに立つ【修斗】

2021.01.31 Vol.Web Original

ここまでトップのよしずみに1R一本勝ち

 プロフェッショナル修斗の2021年第1弾大会「PROFESSIONAL SHOOTO 2021開幕戦」(1月31日、東京・ニューピアホール)が昼夜2部制で開催された。

 昼の第1部では「インフィニティリーグ2020バンタム級」2試合が行われ、勝ち点3の石井逸人(TRIBE TOKYO M.M.A.)がこの日まで勝ち点4でトップだったよしずみ(勝ち点4/HAGANE GYM)に1Rで腕ひしぎ逆十字固めで一本勝ちを収め、勝ち点4をプラスし勝ち点7としトップに立った。

 石井は打撃での探り合いからじりじりとプレッシャーをかけていく。緊張感のある距離感で試合は進むと、残り1分を切ったところで石井のパンチによしずみがカウンターを合わせるが、石井はかわすと高速タックルでテイクダウンに成功。素早くポジションをサイドに移し、そこから一気に左腕を取ると腕十字に移行。すぐによしずみがタップして、石井が一本勝ちを収めた。

安藤達也が田丸匠を破り悲願の王座獲得「やっとベルトを巻くことができた」【8・1 修斗】

2020.08.02 Vol.Web Original

“怪物”が“天才”をKO

 プロフェッショナル修斗公式戦「PROFESSIONAL SHOOTO2020 Vol.5」(8月1日、東京・後楽園ホール)で行われた「環太平洋バンタム級チャンピオン決定戦」で安藤達也(フリー)が田丸匠(NASCER DO SOL)を破り、悲願の王座を獲得した。

 修斗バンタム級は世界王者の佐藤将光がONEに参戦中で防衛戦が行えないことから、岡田遼と倉本一真との間で暫定王者決定戦が行われ、岡田が勝利。これに伴い、環太平洋王者だった岡田が同王座を返上したため、今回の王座決定戦が行われることとなった。

 安藤はプロデビュー2年目で「ROAD TO UFC JAPAN」に抜擢されるなど、将来を期待された逸材。修斗参戦後も着実に勝ち星を重ねたが、減量苦、所屬ジムからの離脱と苦難の時期が続く。しかし2018年の再始動後は着実に勝利を重ね、昨年9月には当時王者だった岡田の持つ環太平洋王座に挑戦。ドローで王座奪取こそならなかったが、改めてその高いポテンシャルを見せつけた。

 田丸は2015年の新人王MVPを皮切りに2016年にはMIP(最も活躍、成長した選手)に選出。後にONEと修斗のストロー級2冠王となる猿田洋祐に勝利するなど修斗の次代を担う存在と目されていたが、こちらも交通事故、減量苦と苦難が続き、2019年からバンタム級に階級アップ。以降3連勝を飾り、初の王座戦にたどり着いた。

女子インフィニティリーグで杉本恵が勝ち点5でトップに立つ【9・22 修斗】

2019.09.23 Vol.Web Original

杉本が北野に2RTKO勝ち
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第7戦」(9月22日、東京・後楽園ホール)で「Women’sSHOOTO-50kgインフィニティリーグ2019」の2試合が行われた。

 ここまで1試合ずつを消化し杉本恵と北野きゅうが勝ち点2を獲得。この日はこの2人が対戦した。

 1R、杉本はスイッチしながらパンチの距離を探る。北野は前蹴りを放って牽制。しかしともに手が出ず、消極的ファイトにレフェリーから注意を受ける。再開後、杉本がパンチのフェイントからタックルでテイクダウンを奪う。北野はガードに入れるが、杉本はヒジと鉄槌を落としていく。

 杉本がサイドポジションから首を取りに行くが、このすきに北野は立ち上がる。杉本はなおもケージに押し込みヒザをこつこつと当てていく。杉本は再度テイクダウン狙うが、北野は許さない。倒せないと見た杉本はパンチの連打からまた押し込み、ボディーブローの連打。北野はケージ沿いに逃げながら引き込み、杉本の右足をキャッチ。上からパンチを放つ杉本に対し北野が下からヒールホールドを狙ったところでラウンド終了のホーンが鳴る。

 2Rは北野がパンチで仕掛けると、杉本もパンチで迎撃。そしてタックルで押し込むと、両足タックルでテイクダウンに成功。杉本がパウンドを落とすと北野はもぐるが、杉本は逆にサイドポジションに移行し右のパンチを連打。なんとか脱出を図る北野だったが、杉本の抑え込みは強力で逃れることができず、レフェリーが試合を止めた。

 2Rでの決着で杉本は勝ち点3を獲得し計5点としてリーグ戦のトップに立った。

「今年は女子」のインフィニティリーグ開幕。杉本恵が原田よきに判定勝ち【3・24 修斗】

2019.03.25 Vol.Web Original

最後は肩固めも一本は取り切れず
 プロフェッショナル修斗公式戦「SHOOTO 30th ANNIVERSARY TOUR 第2戦 Supported by ONE Championship」(3月24日、東京・ニューピアホール)で「インフィニティリーグ2019」が開幕した。

 今年のインフィニティリーグは女子の50kgで開催され、この日は原田よき(赤崎道場A-spirit)と杉本恵(AACC)が対戦した。

 レスリングで全日本選手権3位、インカレ準優勝という実績を誇る杉本が1Rから得意のタックルで有利なポジションを作っていく。原田もテイクダウンを許しながらも杉本をガードに入れると下から腕十字を狙うなど持ち味を生かした試合を展開する。2Rも杉本がタックルからテイクダウンに成功すると、原田は1R同様、下からの腕十字。これをリフトしマットにたたきつけ脱出した杉本は再度、上のポジションをキープするとマウントに移行すると肩固め。ケージ際ということもあり極め切ることはできなかったがジャッジ2人が20-18をつけるなど3-0の判定で杉本がデビュー戦を飾った。この日の勝利で杉本は勝ち点3を獲得した。

今年は女子で開催。インフィニティリーグの概要を発表【修斗】

2019.03.20 Vol.Web Original

インフィニティリーグのベルトを新調
 プロフェッショナル修斗が3月20日、都内で会見を開き、先に発表された今年のインフィニティリーグについて改めて概要を発表した。

 今年は「Women’s SHOOTO Under 50kg インフィニティリーグ2019」として女子選手での開催となる。

 今回は選手が出やすいように修斗にはない50kgというカテゴリーでの開催となったこと。修斗には女子のベルトがないので新しくインフィニティリーグのベルトを作ったこと。そしてこのベルトは防衛の義務はなく、今回の優勝者に渡されるといったことが発表された。

 先日、原田よき(赤崎道場 A-spirit)、杉本恵(AACC)の参戦が発表されていたが、この日、廣瀬里美(パラエストラ松戸)と北野きゅう(高田馬場道場)の参戦が発表された。もう1名は追って発表される。

 この日の会見には出場選手の中から杉本恵と廣瀬里美の2人が登壇した。

 杉本は「ベルトを賭けた素晴らしいチャンスをいただいたので、ひとつひとつ勝って、このカッコいいベルトを巻いて、私の子供たちにカッコいい姿を見せられるように頑張りたい」

 廣瀬は「選んでいただいて光栄。私も子供がいてシングルマザー。修斗は4年やっています。うちはチャンピオンもいる、強い選手ばかりのジム。自分も強くないといけないので、この1年間成長して、ジムの選手に恩返しできるような選手になって、優勝したい」などと意気込みを語った。

ストロー級インフィニティリーグで小巻洋平が優勝【12・15修斗】

2018.12.15 Vol.Web Original

小巻「来年はベルトの絡む試合をしていきたい」
 プロフェッショナル修斗の「インフィニティリーグ2018 ストロー級」の最終戦2試合が「インフィニティリーグ2018優勝決定戦」(12月15日、東京・新宿FACE)で行われ、小巻洋平の優勝で幕を閉じた。

 小巻は試合後の表彰式で「来年はベルトの絡む試合をしていきたい」とアピールした。

 小巻はすでに全日程を終了。この日のメーンで行われる箕輪ひろばvsニシダ☆ショー戦で箕輪が1RでKO、または一本勝ちを収めれば箕輪の逆転V、それ以外の結果だと小巻の優勝という条件だった。

 箕輪は1Rでの勝利を目指しアグレッシブに前に出るが、ニシダは箕輪のパンチに合わせたタックルで箕輪の動きを止める。そして足を払ってテイクダウンを狙うが、ここは箕輪ががまん。その間も刻一刻と時間は過ぎていく。

世界バンタム級王者・佐藤将光が1RKOで初防衛【7・15 修斗】

2018.07.16 Vol.Web Original

グラップラーに何もさせずパンチのラッシュでけりつける
 プロフェッショナル修斗公式戦(7月15日、東京・後楽園ホール)のメーンで行われた「修斗世界バンタム級チャンピオンシップ」で王者・佐藤将光が挑戦者トリスタン・グリムズリーを1R4分20秒、KOで破り初防衛に成功した。

 グリムズリーは昨年4月にスリーパーホールドで岡田遼を破るなど、グラウンドを得意とする選手。佐藤のローキックにタックルを合わせテイクダウンを狙うなど、グラウンドに引き込もうとするが、佐藤はバックステップでかわし、その術中にははまらない。ミドルキックをキャッチされケージに押し込まれても体勢を入れ替え、逆に押し込むなど試合は徐々に佐藤のペースとなる。

仲山貴志が1R一本勝ちでインフィニティリーグトップに【9・2修斗】

2017.09.02 Vol.Web Original

いつもと違う!? 新イベント「RUN & FIGHT & MOSH Vol.1」内で修斗公式戦
 タワーレコードとストリート系アパレルブランド“MOBSTYLES”による新しいミクスチャーイベント「RUN & FIGHT & MOSH Vol.1」(9月2日、東京・新木場STUDIO COAST)内でプロフェッショナル修斗公式戦「インフィニティリーグ2017」フェザー級の2試合が行われた。

 第1試合は山本健斗デリカットが三上譲治を2R3分24秒、KOで破り、リーグ戦の勝ち点を5とした。

 ライブホールという場所柄、普段より“いい音”で入場曲が鳴り響く中、入場する2人。初めて格闘技を見るという観客も多く、開始のブザーが鳴ると固唾を飲んで見守る姿も多く見られた。

 しかし1Rから2人が打撃でやりあうと徐々に歓声が沸き起こる。山本のローキックが当たり、バチーンといい音が鳴り響くと「おおっ」と声が上がる。試合は山本がローを主体とした多彩なキックとフックでプレッシャーをかけ、三上をケージ際に下がらせる場面が続く。三上もケージを背にしながらもカウンターのフックで応戦。バックを取ってリフトしてテイクダウンさせる場面も作ったが、山本はすぐに立ち、主導権は渡さない。

12・18修斗 インフィニティリーグでオニボウズが優勝

2016.12.19 Vol.680

 プロフェッショナル修斗公式戦「インフィニティリーグ2016優勝決定戦」(12月18日、東京・新宿FACE)でバンタム級トーナメントの最終戦2試合が行われ、オニボウズが北原史寛を1R2分38秒、KOで下し勝ち点12とし優勝を果たした。2位は勝ち点10の征矢貴、以下、北原(勝ち点4)、梶川卓(勝ち点2)、藤田ケオン寿大(勝ち点0)と続いた。

 このリーグ戦は早いラウンドで、しかもKO、もしくは一本で勝つと高い勝ち点が与えられる形式。
 昨年行われたフェザー級のリーグ戦では最終戦で2位の小蒼卓也が1R一本勝ちで勝ち点を積み重ねプレッシャーをかけると、それまでトップを走っていた岡田遼がドローに終わり順位が入れ替わるという劇的な結末となった。

 この日は「オニボウズvs北原」「征矢vs藤田」が行われ、征矢と北原にも条件付きながら優勝の可能性が残される混戦模様だったが、終わってみればオニボウズが圧倒した格好となった。

 先に行われたのは征矢vs藤田戦。征矢は判定勝ちでは優勝できないため、1RからKOを狙い果敢に前に出る。藤田は今リーグ戦では勝ち星がないものの、常にアグレッシブな戦いで会場を盛り上げた。この日も何度か征矢のパンチで腰を落とす場面もあったが、判定では1人が19-19をつけるなど最後まで真っ向から打ち合い、意地を見せた。

5・28修斗 インフィニティリーグで征矢が計量オーバー北原と不本意なドロー

2016.05.29 Vol.667

 プロフェッショナル修斗の公式戦「SHOOTO GIG TOKYO Vol.21」が5月28日、東京・新宿FACEで開催された。メーンで行われる予定だった「インフィニティリーグ2016公式戦」北原史寛vs征矢貴戦は、北原が計量をクリアできず、征矢の不戦勝となった。バンタム級のリミットは56.7kgだったが試合は59.9キロ契約で行われ、ドローとなった。
 試合は1Rから北原がタックルからのテイクダウンで主導権を握る。なんとか背中を付けないように粘る征矢だが、時間はいたずらに過ぎていく。ブレイクでスタンドに戻ると得意の打撃を繰り出す征矢だが、すぐに北原のタックルの餌食となる。
 征矢は1Rで勝てば不戦勝の勝ち点2にプラス2点、2Rで勝てばプラス1点加えることができたのだが、ジャッジ1人が20-19で北原を支持、残る2人が19-19の1-0のドローで勝ち点を積み上げることはできなかった。

 セミファイナルで行われたフェザー級戦は佐藤将光がスーパー均くんを3R3分59秒、スリーパーホールドで破った。
 佐藤は昨年から修斗に本格参戦。元環太平洋フェザー級王者の土屋大喜、Road to UFC JAPAN参加者でフェザー級の有望株である安藤達也をVTJで破るなど着々と白星を重ねていたが、昨年末に竹中大地に0-3の判定で敗れ、この日が再起戦。打撃、グラウンドともに均くんを圧倒し、再びフェザー級戦線に名乗りを上げた。竹中は今年3月に環太平洋フェザー級チャンピオンに就いており、佐藤は「前回は竹中選手に完封された。そこ(竹中)を目指して一歩一歩重ねていかないと。自分が勝たないとフェザー級は盛り上がらないと思うので頑張る」と話した。

 なおこの日は「世界フライ級王座決定戦」飛鳥拳vs澤田龍人が行われる7月17日の後楽園ホール大会の決定カードを発表。フェザー級では1年5カ月ぶりの復帰となる石橋佳太と安藤達也、ウェルター級ではABと3年ぶりの参戦となる元環太平洋ウェルター級王者・児山佳宏が対戦する。

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