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イ・ジウンとイ・ジュヨン 是枝裕和監督の「にわかファンです」告白に「気分がいいです(笑)」

2022.06.26 Vol.web original

 

 映画『ベイビー・ブローカー』来日記念舞台挨拶が26日、都内にて行われ、キャストのソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨンと是枝裕和監督が登壇。是枝監督が「韓国ドラマにハマって…」とイ・ジウンとイ・ジュヨンのオファー理由を語った。

 赤ちゃんポストをきっかけに出会った人々の一風変わった旅路を描く、衝撃と感動のヒューマンドラマ。第75回カンヌ国際映画祭では、主演のソン・ガンホが韓国人俳優初となる「最優秀男優賞」を受賞。また「エキュメニカル審査員賞」も受賞し、カンヌで2冠を達成した。

 アーティストIUとしても活躍し、日本でもファンの多いイ・ジウンは「久しぶりに日本に来れてうれしいです。前のほうに、泣いてらっしゃるファンの方もいて…」とファンの熱い歓迎に感激しきり。

 ソン・ガンホ、カン・ドンウォン、ペ・ドゥナのキャスティングはプロット段階から決めていたという是枝監督。一方「イ・ジウンさんとイ・ジュヨンさんは、コロナ禍で家にいて、韓国ドラマにハマりまして、ドラマを見ていて“うわっ”と思った2人にお声がけした。IUさんの昔からのファンの方には申し訳ない。にわかファンなんですけど。夢が叶って、本当にありがとうございますという気持ち。思い描いたキャスティングが実現してしまいました」と、2人のドラマのファンとになりオファーしたとすまなそうに話し、会場の笑いをさそった。

 そんな是枝監督からのオファーに、ジウンは「(オファーをもらう)以前に、実は食堂で是枝監督をお見かけしたことがあるんです。私はすでに監督のファンで、ご挨拶したかったんですけど、監督はこちらをご存じないだろうと思って、そのまますれちがってしまったんです。その1年後にこんなお話を頂けるとは。不思議な気持ちで、気分がいいです(笑)」。ファンになる前に、気づかずすれ違っていたというエピソードに是枝監督も「そうなんだよねー」と苦笑。

 一方『梨泰院クラス』でブレイクしたイ・ジュヨンは「私は大学で映画を学んでいたときから釜山国際映画祭に是枝監督の作品を見に行くような学生でした。数年後、その是枝監督が、私の作品を見たとおっしゃってくれるなんて。私という女優を知っているということ自体、不思議で、それだけでも幸せな気落ちになります」と感激していた。

 映画『ベイビー・ブローカー』は公開中。

ソン・ガンホとカン・ドンウォン 成田空港の出待ち人数で張り合うもまさかの少なさに会場爆笑

2022.06.26 Vol.web original

 映画『ベイビー・ブローカー』来日記念舞台挨拶が26日、都内にて行われ、キャストのソン・ガンホ、カン・ドンウォン、イ・ジウン(IU)、イ・ジュヨンと是枝裕和監督が登壇。久しぶりの来日となったソンとカンが空港で待つファンの人数で張り合い笑いをさそった。

 赤ちゃんポストをきっかけに出会った人々の一風変わった旅路を描く、衝撃と感動のヒューマンドラマ。第75回カンヌ国際映画祭では、主演のソン・ガンホが韓国人俳優初となる「最優秀男優賞」を受賞。また「エキュメニカル審査員賞」も受賞し、カンヌで2冠を達成した。

 是枝監督は「さかのぼると15年ほど前、釜山で取材を受けたときに“もし韓国で撮るなら誰を起用したいか”と聞かれソン・ガンホさんと答えたんですが、その帰りのエレベーターの扉が開いたらソン・ガンホさんがいたんです」と運命的な遭遇を明かした。

 以前から是枝作品のファンだったと口をそろえるキャスト陣。カン・ドンウォンは「是枝監督の作品はすべて拝見していてファンだったので、その是枝監督の新作ということでワクワクしました。どんな役でもやらせていただきたいとお伝えしました」とオファーを受けた感激を振り返った。

 そんなカンは、撮影中に是枝監督の誕生日を一緒に祝ったといい「いいことなのかどうなのか(笑)、誕生日に監督が1人でお過ごしになるというので、お誘いして一緒にお祝いさせていただきました」。すると是枝監督が「実は2年連続で、ドンウォンさんと韓国で誕生日を過ごしているという…(笑)」と明かし、会場もビックリ。

 ソンは『パラサイト 半地下の家族』でのプロモーション以来約2年ぶり、カンは『ゴールデンスランバー』のプロモーション以来約3年ぶりの来日。ソンは「日本にはかなり頻繫に来ているほうだと思います。日本も好きだし、日本食も好きなのでいつも楽しみ」。

 昨日、成田空港に着いたというソンは「イ・ジウンさんは日本でもファンが多いので空港にもたくさん来るだろうという話で、実際に100人を超えるファンが来た。一方、カン・ドンウォンさんには3人、私には5人来てくれたので、とても気分のいい1日になりました!」と、空港の出待ち人数がカンより多かったとご満悦。

 カンが苦笑しつつ「昨日、この話題でガンホさんと長いこと話しました。ファンの皆さん、頑張ってください!」とファンに呼びかけ会場の笑いをさそうと、さらにソンが「ドンウォンさんは“韓国からではなくパリから来たから3人しかいなかったんだ”と言い訳していました。いずれにせよ、私はとても気分が良かったです」と勝ち誇った笑み。カンは「昨日、夕食の席で“空港で何人待っていた?”と聞かれたんですよ。僕が“3人です”と答えたら“オレは5人だ!”って」と明かし、会場も大爆笑。

 是枝監督も「撮影現場でも大体、いつもこんな感じでした。ガンホさんがドンウォンさんを少しイジって楽しむという(笑)。僕も大好きなんです」と、2人のやり取りに笑顔を見せていた。

 映画『ベイビー・ブローカー』は公開中。

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