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『イカゲーム』続編撮影中のイ・ジョンジェが強行来日「2日だけくださいとお願いした」

2023.08.31 Vol.web original

 

 映画『ハント』のジャパンプレミアが31日、都内にて行われ、監督・脚本・主演を務めたイ・ジョンジェが登壇。大ヒットした主演作『イカゲーム』続編や「スター・ウォーズ」新ドラマシリーズが控えるタイトなスケジュールの中、来日した理由を明かした。

『イカゲーム』のイ・ジョンジェが4年間温めてきたシナリオを元に初監督した話題作。盟友チョン・ウソンとダブル主演で描くスパイ・アクション。

「コンバンハー」と、日本のファンににこやかに挨拶したイ・ジョンジェは「日本で僕の作品が公開されるのはどれくらいぶりでしょうか。日本の美しい観客の皆さんにお会いできてうれしいです」と笑顔。

 初監督に加え、脚本・主演も務めたことについて聞かれると「当初はシナリオを自分で書くつもりはなかったんですが、なかなか俳優や監督のキャスティングが上手くいかず、この作品の映画化は難しいのではとまで言われました。でも自分の考えは違いました。最近はフェイクニュースも増え、間違った知識を広めるまじないのような言葉を目にすることもあります。そんな今、信念を持つがゆえに葛藤を抱える男たちの姿を描くことができれば面白い作品になると思いました。そして自分でシナリオを書き、それなら物語を一番よく知る自分が監督しようと勇気を出して決意したんです」と明かした。

 ダブル主演を務めるのは韓国を代表する俳優のチョン・ウソン。イ監督は「ウソンさんは親しい同僚であり、友人であり実はご近所さんでもあります。すぐ隣に住んでいるのでなかなか複雑です(笑)」と笑いをさそいつつ「ウソンさんは本当にかっこいい俳優で今までもかっこいい役を演じてきたが、ここ最近のなかで一番かっこいいと思ってもらえたらと考えていました。ひたすらウソンさんをかっこよく撮りたいという一念でした(笑)」。

 劇中では80年代の東京のシーンも。「実は日本のシーンは日本で撮る予定だったんですがコロナ禍で叶わなかった」と明かしつつ「日本から20台くらい車両を運んで、釜山の道路を使って銃撃戦を撮ったのですが、日本から持ってきた車を全部壊してしまいました。韓国で撮ったことで逆に制作費が増えてしまいました」と苦笑する一幕も。

「今回はスケジュールがタイトなのですが、それでも日本のおいしいものを食べたいと、お寿司屋さんも予約してあるし、トンカツサンドもカバンに入れました」とお茶目な一面を見せたイ・ジョンジェ。

 最後に「コロナで行き来することが難しい状況の中、それでも日本のファンの皆さんは、韓国で僕のイベントがあるとわざわざ日本から来てくださった。今『イカゲーム2』の撮影をしていて、こんなふうにお会いするのは難しいのではと思われたのですが、大切な日本のファンの皆さんに日本で会うということは僕にとってとても大切なことだったので『イカゲーム2』チームにねだって、2日だけ時間をくださいとお願いして日本に来ることができました。本当に日本のファンの皆さんへの感謝はいくら言葉で表現しても足りないほどです。実際にこうしてお会いできて、胸がいっぱいです」と感無量の様子だった。

『ハント』は9月29日より公開。

来日イ・ジョンジェ「ずっと忙しさが続いてる(笑)」『イカゲーム』続編や『スター・ウォーズ』新作情報語る

2023.08.31 Vol.web original

 

 映画『ハント』の来日記者会見が31日、都内にて行われ、監督・脚本・主演を務めたイ・ジョンジェが登壇。初監督作への思いとともに『イカゲーム』の世界的ヒットの影響を振り返った。

『イカゲーム』のイ・ジョンジェが4年間温めてきたシナリオを元に初監督した話題作。盟友チョン・ウソンとダブル主演で描くスパイ・アクション。

 初の監督作を携え、3年半ぶりに来日したイ・ジョンジェ。「やはり俳優だけのときとは大きく違いました」と初監督挑戦を振り返りつつ、国際映画祭で高い評価を得ていることについて「本作では誤ったイデオロギーがテーマとして描かれていますが、海外の映画祭に招待されたことによって、海外のさまざまな人とこの映画について語り合うことができて、公開される前にすでにこの映画を作って本当に良かったと思いました。それだけ多くの皆さんに共感してもらえたと感じています」と手ごたえを語った。

 さらにダブル主演を務めた盟友チョン・ウソンとの撮影については「最初のころは、お互い親しいせいか、お願いするのがためらわれる感じもありましたね。もう1回撮影しましょう、というのがなかなか言い出せなくて(笑)。早くこのぎこちなさを解消しなければと思い、次の日にはシナリオを描いているときに考えていたテンポや温度感を伝えて説明したところ、ウソンさんは快く受け止めてくれました」と笑顔。

『イカゲーム』の大ヒットで注目を集め、Disney+の「スター・ウォーズ」新ドラマシリーズ『The Acolyte(原題)』も控える国際派スターに。

「『イカゲーム』で多くの方から人気を博すという大事件が起き、アメリカでも大きな賞をたくさん頂きました。僕自身、こんなに大きな福がもたらされるんだと信じられず、どう受け止めていいか分からない状況でした」と振り返りつつ「そんな状況で『ハント』の準備をしていたところ、『スター・ウォーズ』のキャスティングの話が来ました。誰にも言ってはいけないと言われていたのでその秘密を維持しながら『ハント』を公開し海外の映画祭にも行かせていただきました。そうこうするうちに『スター・ウォーズ』のクランクインが近づき、セリフを覚えたり体作りをしたり…それらが同時進行で起きていました。目まぐるしい状況がずっと続いていたのでどう過ごしていたか覚えてません(笑)」と苦笑。

 現在『スター・ウォーズ』新作のほうは撮り終えて来年公開予定、『イカゲーム』続編は撮影中で来年下半期か再来年に公開予定と明かし「つまり忙しさが延々と続いている状況で、個人的にはうれしく思っています(笑)」と笑顔を見せていた。

『ハント』は9月29日より公開。

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