『ゴーストマスター』
助監督・黒沢明は、自分が執筆したホラー映画『ゴーストマスター』の脚本で監督デビューさせてくれるというプロデューサの言葉を支えに奮闘していたが、約束が守られることはないと知り絶望。ところがひょんなことから“ゴーストマスター”に命が宿り…。
助監督・黒沢明は、自分が執筆したホラー映画『ゴーストマスター』の脚本で監督デビューさせてくれるというプロデューサの言葉を支えに奮闘していたが、約束が守られることはないと知り絶望。ところがひょんなことから“ゴーストマスター”に命が宿り…。
イギリス北部ノーウィッチでレスリング・ジムを営むナイト一家。両親とともにプロレスに打ち込む妹サラヤと兄ザックに、大きな転機が訪れる。トレーナーに誘われてWWEのトライアウトに参加した2人だったが、サラヤだけが次のステージに進むことになる。
妹アナの思いに心を開き“力”をコントロールできるようになったエルサ。それから3年。深い絆で結ばれた姉妹は幸せな日々を送っていたが、ある日エルサだけが“不思議な歌声”を聞く。姉妹はエルサの持つ“力”の秘密を解き明かすため仲間とともに旅に出る。
画家としてパリでは全く評価されていないフィンセント・ファン・ゴッホ。彼は、会ったばかりのゴーギャンの「南へ行け」というひと言で、南フランスのアルルへやって来る。ゴーギャンの到着を待ちわびながら、広大な畑を歩き、丘に登り、自身の創造を高めていくが…。
今年で第32回を迎える東京国際映画祭(以下:TIFF)がいよいよ10月28日より開幕。アジア最大級の国際映画祭として今年も東京に世界中から厳選された映画が集結。世界が注目する日本のコンテンツから世界で話題の最新映画、未来の巨匠たちの作品まで見どころを一挙紹介!
裏社会の聖域:コンチネンタルホテルでの不殺の掟を破った伝説の殺し屋ジョン・ウィック。裏社会の秩序を厳守する組織からの粛清により1400万ドルの賞金首となったジョンを膨大な数の刺客が襲う。ジョンは生き残りをかけて、かつて“血の誓印”を交わした女ソフィアの協力を求めモロッコへ飛ぶが…。
パリ郊外の貧しい団地に暮らすマチューの唯一の楽しみ、それは駅に置かれたピアノを弾くこと。ある日、偶然その場に居合わせた名門音楽学校のディレクター・ピエールはマチューの才能を確信する…。
生い立ちに恵まれずあきらめかけていたピアノへの情熱を、運命の出会いをきっかけに再び花開かせていく青年の姿を名曲の数々とともに綴る感動作『パリに見出されたピアニスト』。ピアニストとして天賦の才を持つ主人公マチューを演じるのはいまフランス映画界で大注目の新鋭ジュール・ベンシェトリ。
「僕自身はまったくピアノを弾けなかったので、弾く演技をするために実際にピアノの猛特訓をして、少しは弾けるようになったよ。今はもう弾いてないけどね(笑)。今回の経験でますますピアノという楽器のハードルの高さを思い知ったから(笑)」
ほぼ新人のジュールを主演に抜擢したルドヴィク・バーナード監督は「すぐにこの役は彼じゃなきゃ、と確信したよ。ピエールがマチューの才能を信じ続けたのと同じだね」と語る。ジュールも「僕の才能を見出し大きく伸ばしてくれたのはバーナード監督」と信頼のまなざし。マチューはピエールに反発もするが…。
「僕は俳優だからリアルに監督に盾突くなんてできないしね(笑)。でも本当に彼と一緒に仕事ができて良かったと思ってる」
劇中では、ラフマニノフ、ショパン、バッハなどの名曲も見どころ。
「練習しているうちに、その音楽が自分のものになる瞬間があるんだ。クラシック音楽を好きになってからは練習がすごく楽しくなったね。今、一番好きなのは…ヴィヴァルディの〈四季〉の〈冬〉かな。この映画でも、かつてないほど名曲の数々が感動的に描かれているので、マチューのように全身で音楽を楽しんで」
天才画家フィンセント・ファン・ゴッホの生涯を描いた映画『永遠の門 ゴッホの見た未来』で主人公ゴッホを演じ、アカデミー賞主演男優賞にノミネート、第75回ヴェネチア国際映画祭で男優賞を受賞したウィレム・デフォーが、同作のメガホンをとったジュリアン・シュナーベル監督とともに9月下旬に来日することが決定した。デフォーは、2002年に『スパイダーマン』のプロモーション以来となる、17年ぶり5度目の来日。
同作は『潜水服は蝶の夢を見る』で高い評価を得たシュナーベル監督の最新作。不器用なまでに芸術と向き合った孤高の画家が、自らの人生を通して何を見つめていたのかを、圧倒的映像美とともにつづる感動作。
デフォーとシュナーベル監督は、9月下旬に行われるジャパンプレミアに参加予定とのこと。
『永遠の門 ゴッホの見た未来』は11月8日より全国順次公開(ギャガ、松竹配給)。
『ロード・オブ・ザ・リング』『ホビット』といえば世界の誰もが知るファンタジー大作。しかしその原作者J・R・R・トールキンが、12歳で孤児となったこと、陸軍軍人として第一次世界大戦に出征したことを知る人は少ないのでは。そんなトールキンの実像に迫りながら、名作誕生の背景を語る感動作『トールキン 旅のはじまり』が公開となる。若きトールキンを演じたのは『アバウト・ア・ボーイ』でブレイクしたニコラス・ホルト。ニコラス自身もトールキン自身については「全然知りませんでした(笑)」と明かす。
「〈指輪物語〉は読んでいたし、映画も見ています。『アバウト・ア・ボーイ』を撮っているときに監督のワイツ兄弟から〈ホビットの冒険〉をもらったこともありました。でも、トールキンのことはあまり知りませんでしたね。実を言うと、トールキンの名前の読みさえ間違えていました。“トールキン”と発音していたんですけど、ジユディ・デンチがナレーションをつとめたドキュメンタリー番組を見て“トールキーン”が正しい発音だと知ったんです」
ニコラスの心の支えとなる女性エディスを演じたのは人気女優リリー・コリンズ。
「彼女は1930年代のヴィンテージ映画のスターのようで、見ているだけでうっとりします。自分が好きな、しかも素敵な女優さんと恋愛映画で共演できるとなれば仕事にも力が入りましたね(笑)」
トールキンの半生をたどったニコラス。
「時間をかけてトールキンを理解できたことは素晴らしかったです。特に感動したのは彼がごく幼いころから友達や恋人との関係を大事にしていたこと。トールキンは言葉が好きで人が好きな人だった。これが発火点となり驚異の芸術的傑作を生み出していったのです」
1933年。海軍省は、世界最大の戦艦を建造する計画を秘密裏に進めていた。しかし「今後の海戦は航空機が主流」と考える海軍少将・山本五十六は天才数学者・櫂直とともに巨大戦艦の建造を阻止しようと、困難の中、戦艦の秘密に迫っていく…。
幼いころに善意の募金の5億円により心臓手術に成功し、命を救われた17歳の少年・高月望来。健康に成長した望来だったが5億円にふさわしい自分であろうと窮屈な青春を送っていた。ある日、とあることからSNSで自殺を宣言してしまい…。