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ステイホームで音楽を楽しむ「Hibiya Festival 2021」

2021.04.29 Vol.740

 

 日本のブロードウェイとも呼ばれる日比谷ならではのイベント。当初の予定では、日比谷公園、日比谷仲通りなどオープンエアのステージができ、無料でミュージカル、日本舞踊、オペラ、ダンスなどのパフォーマンスステージを楽しめるイベントの予定だったが、緊急事態宣言を受けて、オンラインライブ配信で開催されている。東京ミッドタウン日比谷の日比谷ステップ広場で展開される予定だった舞台芸術・伝統芸能のショーケース「ステップショー」(〜5月9日まで)を中心のプログラムとなっている。YouTubeのHibiya Festival 2021公式サイトで視聴できる。

 

新国立劇場、オペラの『ドン・パスクワーレ』と『紫苑物語』を配信 人気の「巣ごもりシアター」

2020.05.19 Vol.Web Original

 新国立劇場が主催公演を劇場ウェブサイトで無料配信している「巣ごもりシアター」に新しいラインアップが追加されている。2019年に上演され、話題となったオペラ2作品で、現在、ベルカント・オペラの『ドン・パスクワーレ』が配信中。配信期間は22日14時まで。

珠玉のオペラを無料配信! 「巣ごもりシアター」

2020.04.10 Vol.729

 長期に渡り自宅待機などを余儀なくされている人や、舞台芸術を愛する人へ向け、新国立劇場(渋谷区)が、無料で過去の公演記録映像をストリーミング配信するサービス「巣ごもりシアター」を実施中。

 現在、新国立劇場は、新型コロナウイルス感染症対策における緊急事態宣言を受け5月10日までの主催公演をすべて中止。そんな状況の中でも、より多くの人にオペラを楽しんでほしいとの思いから、新国立劇場オペラパレスの公演記録映像を無料公開している。

 まずはオペラ公演から、大野和士オペラ芸術監督の第1シーズンより『魔笛』と『トゥーランドット』、そして今シーズンの開幕公演『エウゲニ・オネーギン』の3作品を、1週間ごとに配信。『魔笛』は大野氏の就任第一作として上演されたモーツァルト不朽の名作。現代アートの巨匠ウィリアム・ケントリッジによる素描とアニメーションを用いた美しい舞台も注目を集めた。夜の女王が歌う2つの圧倒的な超絶技巧アリアをはじめ名曲あふれる、オペラ初心者にもおすすめの作品。

『トゥーランドット』は国際的なオペラプロジェクト「オペラ夏の祭典2019-20」第一弾として昨年7月に上演されたプッチーニの傑作オペラ。スペインの鬼才アレックス・オリエが手掛けた、大胆な解釈による演出も話題を呼んだ。有名なアリア「誰も寝てはならぬ」や壮大な合唱など見どころ、聞きどころたっぷりの作品。

『エウゲニ・オネーギン』は男女の愛のすれ違いを描いたロシア・オペラの代表作。モスクワ・ヘリコン・オペラの芸術監督であるドミトリー・ベルトマンが演出を手掛け、指揮者と各キャストにもロシア・オペラのスペシャリストたちが集結し大好評を得た作品。
 今後、追加配信についても計画中とのこと。

敷居の高さなんて感じない オペレッタ「天国と地獄」東京二期会オペラ劇場

2019.11.15 Vol.724

 音楽の秋にオペラへの扉を開きたいのなら、オペラとミュージカルのいいとこどりのオペレッタで一歩を踏み出してみたら? 

 オペレッタは小さいオペラを意味する。セリフがたくさんあって演劇的な要素が多いのが特徴で、コミカルな作品も多く、ミュージカルの始まりとも言われている。

 東京二期会オペラ劇場が届けるのは、オペレッタ「天国と地獄」。バイオリン教師オルフェと妻のユリディスは倦怠期真っただ中。オルフェは妻の不倫相手である羊飼いアリステをやっつけようと罠を仕掛けるも、毒蛇に噛まれて死んだのは妻だった! 予想外の結果に喜ぶオルフェだったが実はアリステは地獄の王プルートの下界の姿。すべてユリディスを地獄に連れて行こうとしていたプルートの仕業だった。一部始終を見ていた「世論」によってオルフェはしぶしぶながら妻を連れ戻すために、神々の世界に赴くが……。

 有名なフレンチカンカンを始め、心が踊る音楽と風刺精神、笑いに満ちた明るいオペレッタ。敷居が高いなんてことは少しも感じることはなさそうだ。

内なる自分に気付くとき…。『偉大なるマルグリット』

2016.09.12 Vol.674

“伝説の音痴”と呼ばれた実在の歌姫からインスピレーションを得て生まれた、笑いと感動の人生オペラ! 『大統領の料理人』などでセザール賞6度のノミネートを誇るフランスの名女優カトリーヌ・フロが主人公の音痴の歌姫マルグリット役を熱演。監督はカンヌ国際映画祭やセザール賞の常連、グザヴィエ・ジャノリ。

 1920年、パリからそう遠くない貴族の邸宅でサロン音楽会が開かれていた。会に参加した新聞記者・ボーモンは、その日の主役・マルグリット夫人の歌声に唖然とする。なんと彼女は絶望的なほどの音痴だったのだ。しかも本人だけが、その事実にまったく気づいていなかった…。

テノール歌手・山本耕平「人生のハイライト」ジョジョ曲歌う

2014.12.11 Vol.632
 
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 テノール歌手の山本耕平が11日、都内で、デビューアルバム『Mi manchi(ミ・マンキ)』を携えてのコンベンションを行った。

 アルバムタイトル曲をはじめ、「人生のハイライト」のひとつになっているという、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』のなかで歌った『Il mare eterno nella mia anima』など全4曲をパフォーマンス。圧倒的な歌唱に会場は酔いしれた。

 大みそかには東急ジルベスター・コンサート@Bunkamuraオーチャードホール、年明け3日には、ニュー・イヤー・オペラ・コンサートで美声を響かせる。

一度は見ておきたい名作オペラを映画館で!『METライブビューイング2014-15』

2014.11.23 Vol.631

 世界中のオペラファンを魅了するニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET=メト)で上演された最新オペラを、その上演からわずか数週間後に映画館で上映する『METライブビューイング』が今年もスタート。

人気の理由その①は「オペラ界最高峰の舞台を体感できる」こと。臨場感あふれる5.1chサラウンドの音響と高精細な映像が、まるで歌劇場の最前列でオペラを見ている気分にさせてくれる。

理由その②は「本場の劇場では見ることのできない」シーンが盛り込まれていること。幕間には、歌手のインタビューや、ステージ転換真っ最中の舞台裏の様子なども映し出す。もちろん、多彩なカメラワークにより演者の表情や衣装、舞台装置、オーケストラの面々などを近距離でじっくり見ることができるのも映像ならでは。

理由その③は、このスペシャルな“オペラ体験”を映画館価格で味わえること。何度も通いたい通はもちろん、オペラを見たことが無い人でも気軽にオペラの扉を叩くことができる。本年度も、人生で一度は見るべき名舞台揃いなので、お見逃しなく!

『METライブビューイング2014-15』
松竹配給/東劇・新宿ピカデリー他にて公開中 www.shochiku.co.jp/met/
【今後の上映スケジュール】『カルメン』 12月13~19日/『セヴィリャの理髪師』2015年1月24~30日/『ニュルンベルクのマイスタージンガー』2015年2月7~13日/『メリー・ウィドウ』2月21~27日/『ホフマン物語』3月7~13日/『イオランタ』『青ひげ公の城』2本立て 3月28日~4月3日/『湖上の美人』4月11~17日/『カヴァレリア・ルスティカーナ』『道化師』2本立て 5月23~29日

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