10月1日に亡くなったアントニオ猪木さんの追悼大会となる「INOKI BOM-BA-YE×巌流島in両国」(12月28日、東京・両国国技館)の前日計量が12月27日に都内で行われ、全選手が規定体重をクリアした。
「令和猪木軍vs世界格闘技軍9対9」の先鋒戦ではマーカス・レロ・アウレリオ(ブラジル)と江畑秀範(日本)によるカポエイラvsテコンドーという異色マッチが行われる。
当初はアウレリオは「ムゲンドーマーシャルアーツ」のガロア・ボファンド(イギリス)と対戦の予定だったのだが、ボファンドのビザが下りず来日不能となったため、急きょ江畑が参戦。思わぬカードが実現した。
計量後の会見で江畑は「今回、急きょ参戦が決まったんですが、猪木さんに感動をいただいていた側として、今回はカポエイラと対戦できるということで、勝敗はもちろんなんですが、テコンドーの面白みと魅力を全部出し切って、せっかくの足技対決なので、格闘技ファンたちや一般の人たちにも“こんなに面白い武道と格闘技があるんだ”ということをお見せできればと思っている」、アウレリオは「このイベントに参加させていただいて光栄に思っている。カポエイラの選手を代表して招待させていただき、挑戦できる環境をうれしく思っている」などと挨拶。
江畑は前日行われたインタビューでは「カポエイラは遠心力を使い左右に動く。テコンドーは逆で前後に動く。テコンドーはどちらかというと前と後ろに蹴るのが得意。カポエイラは横からや下からの蹴りが多い。やってみなければ分からないが、僕のイメージではカポエイラの蹴りはテコンドーには当たらない」などと両方の特徴を踏まえながら語っていた。