DDTプロレスが9月26日、東京・渋谷区のAbemaTowersで25日に行われた後楽園ホール大会の一夜明け会見を開き、“世界一の入場をする男”カーラ・ノワールを退け、DDT UNIVERSAL王座の初Vに成功した上野勇希が熱い思いを吐露した。
上野は「カーラは本当に素晴らしい選手だと感じました。カーラから防衛できたことを誇りに思えます。家で見返したときに、あんなに苦しかったのに、なんでこんなにも楽しかったんだろう、なんでこんなにも向かっていけるんだろうと…。英国から来るのにいろいろな壁もあっただろうし、ハードルも高い。そんななかで僕と試合するために日本に来てくれたカーラへのリスペクト、いとおしさとか。全力を出させてあげたいし、僕も全力出したい。そこの愛ですごく力が出ました。昨日は声出しOKの大会で、声援のパワーもメチャクチャ感じた。防衛できたのは対戦相手へのリスペクトと声援のおかげだと思います。カーラがまた来てくれることを望んでます」と語った。
ノワール戦は事前の情報が少ないなか、1度だけの前哨戦の経験で勝利したが、「前哨戦が1回あったときに感じたのは、タイトルマッチの一発だけでもよかったなと。UNIVERSALのチャンピオンとして、海外でも防衛戦をしたいと掲げているなか、前哨戦を1回はさんでしまったことは、ちょっと挑戦具合が薄まったかなというのが正直な感想。でも前哨戦があったからこそ、カーラに勝ちたいという気持ちが強まった。初防衛戦で、前哨戦があって防衛できたのはすべてがプラスになったと思う。まさに未知の対戦相手、強豪と(前哨戦なしで)タイトルマッチをしたいなと思ってます。カーラに勝ったのは自信にはなりました」と新たな目標を掲げた。