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井上尚弥が1カ月の延期と急遽の対戦相手変更にも動じずKO勝ち。試合後、ボブ・アラム氏が今春のラスベガスでの試合を示唆

2025.01.24 Vol.Web Original
 プロボクシング「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)のメインイベントで行われた「4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」で王者・井上尚弥(大橋)がキム・イェジュン(韓国)を4RにKOで破り王座防衛を果たした。
 
 今回の試合については井上は当初、昨年12月24日にIBF、WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)を相手に防衛戦を行う予定だったが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたことから、試合が1月24日に延期。しかしグッドマンが1月11日に再度、左目上をカットしたことから試合を棄権。代替選手としてWBO世界スーパーバンタム級11位のイェジョンを相手に防衛戦を行うことになった。
 
 日韓戦で世界王座がかかるのは2013年11月に韓国の済州島で行われたWBA世界バンタム級タイトルマッチで亀田興毅が孫正五を2-1の判定で破り8度目の防衛に成功して以来。日本国内では2006年1月に越本隆志が池仁珍を破り、WBC世界フェザー級王座を獲得して以来、約19年ぶりとなる。
 
 1R、オーソドックスの井上とサウスポーのイェジュン。圧をかけるのはイェジュン。前手で距離を探り合う両者。ロープを背にしていた井上が体勢を入れ替え逆に圧をかける。井上のジャブをバックステップのイェジュン。井上が圧をかけて右ボディーストレート。足を使って逃げるイェジュンだが、井上は逃がさない。前手で探り合いながら、井上が左ジャブ。逃げるイェジュン。なおも圧をかけた井上が左ジャブ、右ボディーストレート。イェジュンは右に回って逃げる。逆に圧をかけるイェジュン。井上はワンツー。コーナーに追い込まれたイェジュンだが足を使って脱出。

試合が1カ月延期の井上尚弥「2カ月長かったが楽しみ。待ち遠しい。気負うことなく自分を信じてやるだけ」

2025.01.23 Vol.Web Original
 プロボクシング「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)の前日計量が1月23日、神奈川・横浜市内で行われた。
 
 今大会では4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)にキム・イェジュン(韓国)が挑戦する「4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」が行われる。
 
 井上とイェジュンはともにリミットから0.1kgアンダーの55.2kgで計量をクリアした。
 
 計量後に取材に応じた井上は「本当にいよいよだなと。2カ月長かったなという正直な気持ちはありますが、まあ、だからかなり楽しみな心境。試合が2度の中止からの延期なのでちょっと違う。待ち遠しいという気持ちはあります」などと現在の心境を語った。
 
 今回の試合については井上は当初、昨年12月24日にIBF、WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)を相手に防衛戦を行う予定だったが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたことから、試合が1月24日に延期された。しかしグッドマンが1月11日に再度、左目上をカットしたことから試合を棄権。代替選手としてWBO世界スーパーバンタム級11位のイェジョンを相手に防衛戦を行うことになったという経緯がある。

井上尚弥vsキム・イェジュンが明日ゴング。大橋会長「相手は韓国版ロッキー。1Rから一か八かの勝負をかけてくる。スリリングな試合になる」

2025.01.23 Vol.Web Original
 プロボクシング「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)の前日計量が1月23日、神奈川・横浜市内で行われた。
 
 今大会では4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)にキム・イェジュン(韓国)が挑戦する「4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」が行われる。両選手ともにリミットから0.1kgアンダーの55.2kgで計量をクリアした。
 
 今回の試合については井上は当初、昨年12月24日にIBF、WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)を相手に防衛戦を行う予定だったが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたことから、試合が1月24日に延期された。しかしグッドマンが1月11日に再度、左目上をカットしたことから試合を棄権。代替選手としてWBO世界スーパーバンタム級11位のイェジョンを相手に防衛戦を行うことになった。
 
 昨年10月24日に試合が発表されてから3カ月。大橋ジムの大橋秀行会長は計量後の取材で両選手ともに計量をクリアし、後は明日のゴングを待つだけという状況に「大橋ジムでは今まで50戦くらい世界戦をやっているが、ここまで来るまで本当に一番苦しかった」と語った。

ボブ・アラム氏「井上尚弥のほうがパッキャオより上。軽量級だけではなく、どの階級でも彼ほどの選手はこれまでいなかった」

2025.01.22 Vol.Web Original
 米トップランク社のボブ・アラムCEOが1月22日、4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)について、元世界6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)より上という評価を口にした。
 
 この日、アラム氏は「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)の試合前記者会見に出席した。大会では井上がキム・イェジュン(韓国)を相手に「世界スーパーバンタム級4団体統一王座防衛戦」を行う。
 
 会見でオーストラリアのメディアから「井上とパッキャオを比較できるか」といった内容の質問が飛んだ際にアラム氏は「ボクサーとは唯一無二の存在だといいうことを皆さんには理解していただきたい」と前置きしたうえで「パッキャオは素晴らしい王者で伝説的なキャリアを積んできた選手ではあるが、私から言わせていただくと井上選手のキャリアのほうがより伝説的だと思う。マニー・パッキャオ選手は飛び級したところもあるが、井上選手は1階級ずつ無敗のまま丁寧に上げてきた選手。というところも含め、全く比較の対象ではないと思う。またパッキャオ選手は注意を欠いた試合をすることもあり、KOで負けることもあった。ただ彼のキャリア、そしてキャラクターをもって、世界中でもアメリカでもフィリピンでも愛されるボクサー」と評した。

井上尚弥「長期間をかけての仕上げはプラスだった。10日前の相手変更も何とも思っていない」と急遽のキム・イェジュン戦にも自信

2025.01.22 Vol.Web Original
 プロボクシング「Lemino BOXING 世界タイトルマッチ」(1月24日、東京・有明アリーナ)の試合前記者会見が1月22日、神奈川・横浜市内で行われた。
 
 今大会では4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(大橋)にキム・イェジュン(韓国)が挑戦する「世界スーパーバンタム級4団体統一王座防衛戦」が行われる。
 
 井上は当初、昨年12月24日にIBF、WBO1位のサム・グッドマン(オーストラリア)を相手に防衛戦を行う予定だったが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたことから、試合が1月24日に延期された。しかしグッドマンが1月11日に再度、左目上をカットしたことから試合を棄権。代替選手としてWBO世界スーパーバンタム級11位のキム・イェジョン(韓国)が井上に挑戦することとなった。
 
 会見で井上は試合が1カ月延期になったことでの仕上がりについて「2度の中止ということと、まず試合の日程が1カ月ずれたということで、もちろん練習のスケジュールもすべて狂ったが、今回このスケジュールでトレーニングをして思ったことが、この長期間をかけて体を仕上げるということは自分にとってプラスだったというところが一つメリットとしてあった。この先、ビッグマッチを控えるにあたり、この調整を入れていくことがベストかなというのは今回この調整をすることによって分かったことがあったので、僕にとってこの2度の中止ということとこの1カ月の延期はすごく参考になったスケジュールであったと思う」と1カ月の延期をポジティブにとらえた。

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