国内最大級のキャットショー「ジャパン キャットショー」が5月12日、池袋にて開催され、全国各地からさまざまな種類のショーキャットたちが集結。会場となったサンシャインシティ文化会館 展示ホールでは「CFA Japan Region」と「TICA Asia East Region」という日本を代表する2つのキャットクラブによる各キャットショーがそろって開催され、過去最大規模の出陳頭数(出場する猫の数)となった。
猫好きであっても、キャットショーになじみがないという人も多いのでは。そもそもキャットショーとは、単に“美しい”猫を表彰するためだけのものではなく、あくまで健康、かつ理想に近い容姿であることをショールールに基づいて競うもの。クラブごとに、生後8カ月以上で不妊手術を受けていない猫、生後8カ月以上で不妊手術を受けている猫、生後4カ月から7カ月の子猫といった部門に分かれて、さまざまな種類の猫がエントリーし、第一次審査からファイナルまで審査を重ね、上位受賞者が決められていく。それぞれの審査ブースでは、ジャッジが見学者に分かりやすく審査ポイントを伝えながら猫たちを見極めていく。ケアの状態や健康的な美しさだけでなく、メインクーンであればメインクーンの、チンチラならチンチラの、それぞれ種類ごとの良さをいかに満たしているか、猫にストレスを与えないよう手際よく判断していくジャッジたちの審査風景は、勉強になるだけでなくショー要素もあり、出場者でなくとも思わず見入る面白さ。キャットショーの会場ではショー以外にも専門家への相談会や愛猫家同士の情報交換が行われており、愛猫家にとって有意義な場となっている。
年間を通じて各クラブごとにキャットショーが行われているので、見学可能なショーに出かけてみては。