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貴重な来日時の資料も!「キース・ヘリングは何者なのか」に迫る話題の展覧会開幕

2023.12.09 Vol.web original

 

 明るくポップなイメージの作品で今なお世界中から愛されるキース・ヘリング(1958-1990)。日本初公開を含む貴重な作品の数々とともに「キース・ヘリングとは何者か」に迫る展覧会『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』が12月9日から六本木でスタート。

 ヘリングが生きた31年間の生涯のうち、わずか10年ほどの創作活動期間で生み出した作品群から、6メートルに及ぶ大型作品や貴重な日本初公開作品を含む約150点の作品を展示する。

 会場では、活動初期のサブウェイ・ドローイング、トレードマークとなったモチーフによる作品《イコンズ》や彫刻、ポスター、晩年の大型作品までが集結。

 さらに、発光する作品や、暗闇に作品が浮かび上がるインスタレーション展示など、ヘリングが生きた時代に思いをはせつつ、その輝きを体感。一部作品を除き、展示室は写真撮影が可能なので、ヘリングのアートを自分なりの目線でとらえてみて。

 また本展では、へリングが来日したときの貴重な映像や、日本ゆかりの作品、資料も紹介。日本に特別な思いを抱いていたヘリングとの絆を感じられる貴重なコーナーとなっている。

「アートはみんなのために」という信念のもと、1980年代のニューヨークを中心に地下鉄駅構内やストリートにアートを拡散。31年の生涯を閉じるまで、その信念のもと、核放棄、性的マイノリティのカミングアウトの祝福、HIV・エイズ予防のためのセーフ・セックスなど、社会へのメッセージをアートで訴え続けたへリング。誰もが知る印象的なモチーフの背景にへリングがどんな思いを込めていたのかを知れば、見知ったモチーフや作品の一つ一つが、より力強く訴えかけてくるはずだ。

『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』は六本木・森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)にて12月9日から2024年2月25日まで開催。

アート好き磯村勇斗「間違いなく一番好き」キース・ヘリング展サポーター就任に感激

2023.12.08 Vol.web original

 

 俳優の磯村勇斗が8日『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』内覧会に登壇。同東京展のスペシャルサポーターを務める磯村が専門家とへリングやアートの話で盛り上がった。

「休日に美術館に行ったり、撮休のときはその土地の美術館に行くくらいアートが好き」という磯村。一番好きなアーティストはと聞かれると「キース・ヘリングですね。間違いなく一番好きなアーティスト。取材などでキース・ヘリングが好きとお話していたのが、こういう形で結びついて、すごくうれしく思いました」と展覧会サポーター就任を喜んだ。

 大学時代に美術を学んでいたときに、ヘリング作品を見て「ビビッと来たんです」という磯村。この日は、中村キース・ヘリング美術館顧問で、本展監修を務める梁瀬薫氏も登壇。

 梁瀬氏に質問したいことはと聞かれた磯村は、実際にヘリングと会ったことがあるという梁瀬氏にヘリングの印象から現在のNYのアートシーンについてまで、アート好きならではの視点で次々と質問。

 梁瀬氏が「キースさんとは会ったというか、絵を描いている姿を見ていたという感じだったんですけど、積極的にしゃべるよりというより絵を描くから見て、という方。ボソボソとしゃべる、背がひょろながくて色白で…ダサい感じの普通の男の子という感じでした(笑)」と振り返ると、磯村は「うらやましいです。キースは来日もしているんですよね。そのとき僕は生まれてもいなかったので。すごく見たかった」と目を輝かせた。
 
 梁瀬氏から貴重な話を引き出し「キースは天才肌だとずっと思っていたんですが、努力家でもあったと聞いてより好きになりました」。

 近年は映画『PLAN75』や『月』、『正欲』と話題作で難しい役どころを演じ高い評価を得ている磯村。アートが俳優業への刺激になるかと聞かれると、「絵は自分の世界を広げてくれるもの。想像力をかき立て豊かにしてくれる。役者も想像力が必要なものなので、それを養う力がアートにはある気がします」と語っていた。

『キース・ヘリング展 アートをストリートへ』では、ヘリングが生きた31年間の生涯のうち、わずか10年ほどの創作活動期間で生み出した作品群から、6メートルに及ぶ大型作品や貴重な日本初公開作品を含む約150点の作品を展示。六本木・森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ森タワー52F)にて12月9日から2024年2月25日まで開催。

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