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ケイト・ブランシェットと美の競演

2016.01.24 Vol.659

『エリザベス』『アビエイター』など数々の映画賞に輝くハリウット女優ケイト・ブランシェットが21日に来日。コスメブランドのイベントや自身の新作映画のジャパンプレミアなどに出席した。

 羽田に降り立った夜、ケイトは自身がグローバルアンバサダーを務めるスキンケアブランド〈SK-II〉の新キャンペーンを記念したイベントに出席。盛大な拍手に迎えられ華やかな白のワンピース&ジャケット姿で登壇したケイト。キャンペーンのテーマ“運命を、変えよう。”にちなみ、8年前に劇団運営に挑戦したエピソードについて質問されると「当時、本当に私に劇団が運営できるのかという懸念に加え、映画の世界から遠ざかってしまうのではと心配する人も多かったけれど、自分の直感を信じて挑戦しました。結果的に大きな自信につながりました」と振り返った。また、司会から肌の美しさをほめられると微笑みながら「今はデジタル技術が普及して細かいところまで見られてしまうので、俳優も自意識過剰になりがちです。でも私は今が一番肌のコンディションが良いから逆に気にしなくなったわ(笑)」と商品を愛用していることをアピール。さらに日本の女性たちにアドバイスを求められ「誰でも一歩踏み出すのは怖いもの。でも、それを選ばなかったらどうなるのか、そのままでいいのかを考えて。唯一の道は前にしかないんです」と、エールを送った。

 またこの日は、サプライズゲストとして女優・綾瀬はるかが登場。カンヌ国際映画祭で面識がある2人。互いの印象について、綾瀬は「パワフルでハッピーなオーラがすごい方。ケイトさんがいると周りが明るくなる。お会いしてますます好きになりました」と、目を輝かせてケイトを大絶賛。ケイトも「映画祭で大勢の注目を集めながらも、その場を楽しんでいる姿が印象的だったわ」と綾瀬に笑顔を向けた。

 今回の来日では、自身の最新主演作『キャロル』の日本でのPRも実施。これまで幾度もアカデミー賞にノミネートされ『ブルージャスミン』で、ついに主演女優賞を手にしたケイトだが『キャロル』はそれを上回る絶賛評が続いている作品。本年度アカデミー賞では、主演女優賞、助演女優賞など主要6部門にノミネートされている。アカデミー賞の発表は日本時間2月29日。ケイトの内側からあふれ出る美しさが、オスカーを再び引き寄せるか。
 映画『キャロル』は2月11日より全国公開。

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