米ロサンゼルス近郊のカラバサスで1月26日午前10時(日本時間27日午前3時)ごろ、ヘリコプターが墜落して炎上し、搭乗していた米プロバスケットボールNBAの元スター選手、コービー・ブライアント氏(41)が死亡した。
ヘリコプターにはパイロットと乗客8人が乗っており、事故で全員死亡した。死亡した乗客にはブライアント氏の娘(13)も含まれていた。
ブライアント氏は1996年にNBAデビュー。2016年に引退するまでロサンゼルス・レーカーズ一筋で、チームを5回にわたりリーグ優勝に導いたほか、オールスター戦にも18度出場した。父のジョー・ブライアント氏も元NBA選手で、bjリーグの東京などで監督を務めた。コービーの名は同氏が好んだ神戸牛から名付けられた。
ブライアント氏と親交があったオバマ前大統領は、ツイッターに「コービーはコートのレジェンドで、第二の人生を始めたばかりだった」と投稿。ブライアント氏の娘も事故で死亡したことに触れ「考えられないようなつらい日を過ごしている彼の家族に、私と(妻の)ミシェルから愛と祈りをささげたい」とつづった。
NBAの元スター選手も次々と追悼。ブライアント氏とともに「レジェンド」と呼ばれるマイケル・ジョーダン氏は声明を出し「私が感じている悲しみは言葉では言い表せない。私は、弟のようだった彼を愛していた。よく語り合ったが、もうそんな会話ができないことが寂しい。彼は手ごわい対戦相手で、素晴らしい選手、そして創造力を持つ人だった」とつづった。