皆さん、こんにちは! 2月に突入しましたね~。気が付けば2月。時間の経つ勢いが2月にして既に早い気がします。
早いというと、今年、私は大阪・堺から上京して来て30年が経ちます。いや~、あっという間ですねぇ。
19歳でデビューをして東京で一人暮らしを始めました。その時は思ってもいなかったことで、今年の初夏に実を結ぶことになる出来事があります。それは映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』の公開です。
コシノアヤコさんは世界的デザイナーのコシノヒロコさん、コシノジュンコさん、コシノミチコさんのお母様でいらっしゃいます。
この映画で私は、長女のコシノヒロコさんを演じさせていただきました。撮影は去年の6月頃。撮影に入る前、ヒロコ先生に初めてお目にかかりました。
その圧倒的なパワー、エネルギーに驚きました。そして魅力的なお人柄に大変刺激を受け、これは是非、映画も素晴らしいものを作りたいっと思いました。
私は2011年の朝ドラ『カーネーション』で、お母様のアヤコさんにイブニングドレスを依頼をする踊り子サエを演じましたが、今回の映画ではヒロコ先生役を演じることが出来ました。
コシノファミリーに纏わる2作品に出演させていただいたこと、私が生まれ育った大阪・堺はヒロコ先生のご実家がある岸和田にもほど近いことなど、深いご縁を感じずにはいられません。
そして、私にとって極め付けなのが、30年前に堺からデビューの為に上京した際に、大切な親戚の女性が、私に贈って下さったあるプレゼントです。
それがHIROKO KOSHINOとロゴが入ったエプロンやミトンなどのキッチンセットだったのです。私は今もそれを持っていて、使っています。
役のコシノヒロコを演じる機会をいただきながら、ご本人のコシノヒロコ、あのヒロコ先生デザインのキッチンセットを持っている私。
家事をしてて、ミトンを使っていると、ふとヒロコ(私)がHIROKOを使っていると現実と虚構がリンクする様な、ちょっと一人クスッと笑ってしまう幸せな瞬間もありました。
30年経って実を結んだ、このご縁に感謝せずにはいられません。
そして、映画でヒロコ先生を演じたことをきっかけに、今年88歳を迎えられたヒロコ先生をお祝いする会「コシノヒロコさん米寿をお祝いする会」の司会を務めさせていただきました。ヒロコ先生の大切な記念すべき会に、こんな素敵な体験をさせていただけて幸せです。大変素晴らしいお祝いの会で、皆さんのヒロコ先生をお慕いするお気持ちに心が温まりました。
ヒロコ先生はご挨拶で、この米寿の日を、新たなスタートであると仰っていました。そうお話しになるヒロコ先生は、私の憧れです。
私もヒロコ先生の様なパワフルでエネルギーに満ちあふれた素敵な女性になりたいと思いました。
映画『ゴッドマザー~コシノアヤコの生涯~』は、2025年5月23日公開になります。皆さん、是非ご覧ください!