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サッカー日本代表発表。大迫勇也が選外で森保監督は他の選手たちの奮起に期待

2022.05.20 Vol.Web Original

 日本サッカー協会(JFA)が5月20日、会見を開き6月に行われる「キリンチャレンジカップ2022」と「キリンカップサッカー2022」の日本代表メンバーを発表した。

 FWの大迫勇也(ヴィッセル神戸)が選外となった。大迫は18日に行われたJリーグの川崎フロンターレ戦ではベンチ外だった。

 森保一監督は「コンディション的には100%ではないということを聞いている。これまでも100%ではないところでチームの勝利に貢献しようと、かなり無理をして試合に出ている状況かと思う。彼の男気は素晴らしいと思うが、その反面、コンディションが100%になってないのかなと見ている」などと話した。大迫は代表では不動の1トップなのだが「彼が代表でプレーできないことは残念だが、また、大迫抜きで戦った時にチームとしてはいろんな選手にチャンスがある。チームの伸びしろをさらに増やしていく、チーム力を上げていくという部分ではチャンスともいえる。変わって入る選手、ここがチャンスだと思っている選手には思い切りプレーしてもらい、代表の戦力として成長してもらえれば。我々チーム全体のレベルアップをするためにもここはいい機会だと思う。オプションを作るということと、どの選手がアピールしてくれるのか楽しみに活動したい」と他の選手たちの奮起に期待した。

 またDFの伊藤洋輝(VfBシュツットガルト/GER)が初選出された。森保監督は「今年はシュツットガルトでシーズンを通してDFで出続けた。守備で屈強な相手を止めながらも攻撃では彼の良さを出して、攻撃の起点となる選手として活躍していた」などと選出理由を挙げた。

 11月に開幕するワールドカップ(W杯)カタール大会に向けて日本は今回の4試合と9月に予定される2試合しか代表戦がないのだが、森保監督は今回の4試合について「W杯本大会への準備となる4試合。個のレベル、そしてチームがレベルアップできるように一戦一戦勝利にこだわり、そしてチームがレベルアップできるように戦っていきたい」と話し、具体的には「まずはこれまでやってきたコンセプトをより徹底して発揮できるようにベースの部分をより強固にできればと思っている。選手も3月の代表活動から若干変わっているし、期間も空いているのでチャレンジしたいことはたくさんあるが、まずはコンセプトのベースになることをしっかり浸透させられるようにしていきたい。そのうえで新しいことにチャレンジをしていきたい」と基本的なチームコンセプトの徹底に時間をかける姿勢を見せた。

 日本代表は「キリンチャレンジカップ2022」では6月2日に北海道・札幌ドームでパラグアイ代表、6日に東京・国立競技場でブラジル代表と対戦。「キリンカップサッカー2022」では10日に兵庫・ノエビアスタジアム神戸でガーナ代表、14日には大阪・パナソニックスタジアム吹田でチリ代表かチュニジア代表と対戦する。

五輪代表なでしこジャパン18名が決定!エース10番は岩渕。高倉監督「今朝まで悩みました」

2021.06.18 Vol.Web original

 なでしこジャパン東京オリンピック登録メンバーの発表が18日行われ、内定選手18名が発表された。会見で高倉麻子監督は「今朝まで悩みました」と、悩み抜いた胸の内を明かした。

 女子日本代表は、GK池田咲紀子(背番号1)、山下杏也加(18)、DF熊谷紗希(4)、清水梨紗(2)、宮川麻都(16)、南萌華(5)、北村菜々美(17)、宝田沙織(3)、MF中島依美 (7)、長谷川唯(14)、杉田妃和(6)、三浦成美(8)、塩越柚歩(13)、遠藤純(12)、FW菅澤優衣香(9)、岩渕真奈(10)、田中美南(11)、籾木結花(15)の18名が選出。キャプテンには、2011年W杯ドイツ大会代表メンバーでもある、FCバイエルン・ミュンヘン所属の熊谷紗希が選ばれた。

 また、バックアップメンバーには、GK平尾知佳(22)、DF三宅史織(19)、MF林穂之香(20)、木下桃香(21)の4名が選ばれた。

今はディフェンスを撮る良いタイミングかもしれない 【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2021.06.16 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

岡田武史氏が日本サッカー界に「主体的にプレーする自立した選手の育成」を提言

2019.10.24 Vol.Web Original

ベンゲル氏は進化は認めつつも辛口提言

 かつて名古屋グランパスエイトで監督を務め、2017-18シーズンまで英プレミアリーグのアーセナルの監督を務めたアーセン・ヴェンゲル氏が10月24日、東京・渋谷で「街とサッカー・スタジアムの幸せな関係」といったテーマで講演会を行った。

 これは代々木公園エリアに3万人収容規模のスタジアムパークをつくる「SCRAMBLE STADIUM SHIBUYA」構想を持つ「渋谷未来デザイン」が主催したものでアーセナルの監督時代にエミレーツスタジアムの建設の陣頭指揮を執った同氏にその哲学やスタジアムの在り方といったものを語ってもらおうというもの。

 講演の前に囲み取材に応じたヴェンゲル氏は現在の日本サッカー界について「名古屋に来たのが1995年。Jリーグがその3年前に発足。サッカー熱がとても盛り上がっている時に日本に来ることができ、日本のサッカーの発展に立ち会った経験が今の私の中にも残っている。とても勢いのある時代、サッカーにとても貪欲な人たちに囲まれた時代だった。日本のファンに言いたいのは、日本のサッカーはこの20年でとても進化したということ。ただ20年前からの弱点もまだ克服されていないように思える。W杯でもその弱点が空中に漂っていた。得点されるとパニックになってしまう。ベルギー戦などがいい例。そういう弱点の克服がまだ追い付いていない気がします」と語った。

 一部で日本サッカー協会がアドバイザーへの就任を打診したという報道があったがこれにつては「ノー」とはっきりと否定した。

 日本で指導者になることについては「今後については決まっていない。日本が好きなので、ずっといたとは思っている」と語るにとどめた。

 またヴェンゲル氏は先月、吉本興業とマネジメント契約を結んだのだが、サッカー以外の活動については「講演会、インタビュー、ラグビーを見たりします(笑)」などとジョークまじりで話した。

サッカー日本代表・歓喜の選手たち 【アフロスポーツ プロの瞬撮】

2018.11.27 Vol.web original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

RIZINの髙田延彦統括本部長がベルギー戦をずばり的中

2018.07.06 Vol.708

 W杯決勝トーナメント1回戦「日本vsベルギー」戦を前にさまざまなメディアで試合結果の予想がなされた。RIZINの髙田延彦統括本部長も試合前日の21時から生配信された『髙田横粂の世相談義』(FRESH!)内で「2−3で日本が敗れる。日本で得点するのは乾と吉田。キーマンは原口」と予想。

 日本は乾と原口が得点をあげ、吉田は英メディアではマン・オブ・ザ・マッチ(MOM)に選ばれる活躍を見せるなど、ほぼ的中。試合展開についても「最強のベルギーに対して互角の勝負をする。後半の35分くらいまでは同点なんだけど、そこで一発もらっちゃう」などとこちらも見事に読み切った。

代表引退表明の長谷部が「いい仲間を持った」

2018.07.05 Vol.708

西野監督「選手たちは本当にたくましく戦ってくれた」
 サッカーの「ワールドカップ(W杯)ロシア大会」で2大会ぶりに決勝トーナメントに進出した日本代表が7月5日に帰国した。

 同日行われた帰国記者会見には日本サッカー協会の田嶋幸三会長、西野朗日本代表監督、キャプテンの長谷部誠が登壇した。

 会見で西野監督は冒頭「今日は翻訳機がないので安心して喋れます」と大会中の公式会見で翻訳機をうまくつけられなかったエピソードを織り込むなどリラックスしたムード。大会については「監督としては46日活動させていただいた。選手たちがロシアに向かう意識は非常に高いものがあった。その強い気持ちなしでは勝つことはできなかった。前監督の財産があり、さらに本大会でできることを探りながら、本当に素晴らしいサッカーを披露してくれたと思う。結果は1つしか勝てなかったが、W杯での1ポイント、1ゴール、1プレーというのが本当に厳しいということは私自身も初めての経験。グループステージを突破すること、そしてノックアウトステージで勝ち上がることの本当の厳しさを知らされた。しかし、選手たちは本当にたくましく戦ってくれた」などと選手たちをねぎらった。その一方で「8年周期でベスト16にチャレンジしてという、そのスパンではダメだと思う。次のカタールでは間違いなくベスト16を突破できる。その段階にはある。必ず4年後、選手たちが成し遂げられる状況につなげたという成果だけは感じたいと思う」とベスト16にとどまったことに関しては反省を口にした。

 長谷部は「大会前にはあまり期待されていなかったと思うが、無関心というのが一番怖いと思っている。このW杯でまた関心を集められたと思うので、引き続き日本の皆様には代表だけではなく、Jリーグや女子などさまざまなカテゴリーで日本サッカーに関心を持っていただき、時には暖かく、時には厳しくサポートをお願いしたいと思います」などと挨拶した。

 また長谷部はブラジルからの4年間を振り返り「ブラジルで多くの選手が味わった悔しさ、サポーターの失望感。それを乗り越えるために、そしてさらに上に行くために4年間やってきた。悔しさがチームを引っ張っていったのかなと思う。ブラジルが終わった当初は、ロシアのピッチに立っている自分は想像できなかったが、今振り返ってみればあっという間だった」と話した。そして自らは代表引退を公表したことから「今回の悔しさを踏まえて、カタールではさらに上に行ってほしい」と続けた。自らの代表引退にあたり涙を流した選手もいたことについては「チームメートは普段は僕のことをうっとうしく思っていたと思う。僕は若い選手にもいろいろと言うので。でも涙してくれる選手とか、さまざまなうれしい言葉をかけてくれる選手がいたというのは、言葉にできない喜び。改めていい仲間を持ったなという気持ち」と話した。

サッカー日本代表・集合写真【プロの瞬撮】

2018.07.04 Vol.WEb original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

W杯・サッカー日本代表【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

2018.06.26 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

W杯に向かって。【AFLO SPORT Presents PHOTOIMPACT-プロの瞬撮-】

2018.06.01 Vol.web Original

 スポーツ専門フォトグラファーチーム『アフロスポーツ』のプロカメラマンが撮影した一瞬の世界を、本人が解説、紹介するコラム「アフロスポーツの『フォトインパクト』」。他では見られないスポーツの一面をお届けします。

岡田武史元代表監督「化ける選手が必要」と大迫に注目

2018.05.24 Vol.Web Original

「結局勝たなきゃダメ。結果を出すしかない」と檄
 サッカー元日本代表監督の岡田武史氏が5月24日、都内で「スカパー!」のトークイベントに出演し、6月に開幕する「ワールドカップ(W杯)ロシア 2018」に出場する日本代表について「結局勝たなきゃダメ。ハリルホジッチ監督がやっていても勝たなきゃダメだし、代えても勝てなかったら一緒。結果を出すしかない」と檄を飛ばした。

 そして「大変だけど初戦のコロンビア戦さえなんとかなれば可能性はある。ポーランドはレヴァンドフスキーとかすごい選手はいるけど、ものすごく圧倒するようなサッカーをするわけではない。セネガルも気分によっては良くない時もあるかもしれない。どっちにしても初戦が大事。客観的にみるとコロンビアのほうが日本より実力は上。そうすると力をそのまま出し合ってぶつかるんじゃなくて、自分たちの力以上のものを出すような勢いが必要になる。それは精神的なものかもしれない。そこで“えっ、こんなことまでしちゃうの?”というような化ける選手が出てくることが必要かなと思う」と持論を語り、注目の選手としてFWの大迫を挙げ「今までにない、ためを作れたうえで、振り向いてのプレーもできる選手。ブンデスリーガで苦労もしているけど活躍できるようだったら面白いかなという気はしている」と話し、「秋田はいないんだ。残念だな…」と続けた。

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