サッカーJ1リーグのチャンピオンシップ(11月29日、12月3日)が浦和と鹿島の間でホームアンドアウェー方式で行われた。ホームの第1戦で0?1で敗れた鹿島がアウェーの第2戦で2?1で勝利。2戦合計2?2で並んだが、アウェーゴールで勝った鹿島が7年ぶり8度目の優勝を果たした。
鹿島は第1ステージで優勝したものの第2ステージで低迷し、年間勝ち点では3位。浦和は第2ステージ優勝で年間勝ち点も1位。第1ステージで川崎を破って勝ち上がってきた鹿島を浦和が迎え撃つ形となった。
第1戦はアウェーの浦和が後半12分に阿部がPKを決め1?0で勝利。鹿島はアウェーの次戦で2点以上をあげての勝利が条件となり、浦和が絶対有利の展開に。そんな状況で迎えた第2戦も浦和が前半7分に興梠のゴールで先制。しかし2点取らなければいけない状況に変わりはなく、鹿島は冷静に試合を進める。
そして前半40分に遠藤の右からのクロスを金崎が豪快にヘッドで決め、同点とし前半を終える。後半は逆に主導権を握り、後半34分には浦和DF槙野がペナルティーエリア内で金崎を倒してしまいPKを献上。これを金崎が自ら決め、優勝の条件の2点目をクリア。終盤の浦和の猛攻をしのぎ、逃げ切った。
鹿島は8月に金崎が交代をめぐり石井監督と衝突。石井監督が心労で一時休養というチーム崩壊の危機があったが、そこを乗り越え、勝ち点で15上回る浦和を破る“下剋上”の優勝となった。