「世界陸上」2日目(日本時間17日、米オレゴン州ユージーン)で行われた男子100m決勝で日本のサニブラウン・A・ハキームは10秒06で7位となった。
サニブラウンは前日の予選は第7組で9秒98で1位となり、この日の準決勝に進出した。各組2位までと3位以下のタイム上位2名までが決勝に進むことができる準決勝でサニブラウンは第1組で10秒05で3位だったが、上位2名に入り決勝進出を決めた。世界陸上では日本勢初の決勝進出となった。
決勝では1レーンから好スタートを切り、食らいつくも惜しくも7位に終わった。
サニブラウンはレース後「準決勝で使い切った感じがあって、体の動きは良かったが、最後、詰めが甘かった。思ったより、準決勝より緊張していなくて冷静だった。これを糧に、来年またあるんで、そこでリベンジしてメダルを取りたい」と来年8月にハンガリーで行われる「世界陸上」でのリベンジを誓った。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で2020年の東京五輪が1年延期となったことに伴い、今回のオレゴン大会も1年延期となったことから世界陸上が2年連続で開催されることとなっている。
決勝ではカーリー、ブレーシー、ブロメルのアメリカ勢が1~3位を独占。この結果にサニブラウンは「(アメリカ勢が)強いというのは身にしみて感じますし、自分自身まだまだこれから。トップに立てるような選手になるようにもっと練習して、ワンツースリーのアメリカ勢を崩していければと思う」などと語った。