サウナ好きのバイブル「サ道」の著者であり、サウナ大使も務めるタナカカツキ氏が監修に携わったサウナカルチャーの魅力を伝える展覧会『サ展』が池袋のパルコファクトリーにて開催中。
“サテン”生地ののれんをくぐると、そこに広がるのはまさにサウナワールド。日本におけるサウナカルチャーをたどる年表を皮切りに、タナカカツキ氏描き下ろしの貴重な原画や『マンガサ道』の原画、サウナにまつわる写真や動画を展示。
展示物の中には、サウナ室と水風呂を再現したマニアックな模型も。タナカカツキ氏によると「サウナ施設の水風呂は、実はわざわざ適温まで冷やしているんです。そんなことをしているのは日本くらいなもの。温めるより冷やすほうが電力が必要なので、実は水風呂の設備にかなり費用をかけている施設は少なくないのです。つまり、日本のサウナ施設で水風呂に入らないのは、もったいないんです(笑)」とのこと。展示されている水風呂のミニチュア模型でも、壁の裏に水を冷やすための設備を備えている様子が精巧に再現されている。ここをじっくり見ている人がいたら…かなりのサウナ通かも。
サウナ室のミニチュア模型
水風呂のミニチュア模型。裏側には水を冷やすための装置が