VR演劇『僕はまだ死んでない』を2月1日から配信
舞台公演の企画・製作を行うシーエイティプロデュースが1月15日、VR(ヴァーチャルリアリティー)技術を用いた作品、VR演劇『僕はまだ死んでない』を2月1日から配信することを発表した。
「VR演劇」とうたわれた同作はオンデマンド配信の作品ではなく、最初から「映像で演劇を楽しむ」ことを目的に作られた作品。VR技術を用いることによって、舞台上を360度ぐるりと見渡せる自由な視界や自在なズームイン・アウトを実現。加えて、通常の劇場で上演される演劇では味わえない、舞台上の主人公の視点で物語を楽しむことができるという。
今回の物語は生死の境をさ迷い病院のベッドに寝たきりとなっている男が主人公とあって、その視点で天井を見上げ、主人公の気持ちに寄り添うといった見方もできる。
視聴にあたっては専用のヘッドマウントディスプレイをはじめ、PC、タブレット、スマートフォンなど幅広いデバイスの使用が可能となっている。
また今回の作品では、現在の新型コロナウイルスの感染拡大によって、医療問題がクローズアップされる中、終末医療の問題を取り上げる。もしも、自分の大事な友人や親族、最愛の人が倒れて生死の境をさ迷う状態になったらどうするのか…といったことも考えさせられる作品だ。
原案・演出はウォーリー木下、脚本を広田淳一が担当。出演は内海啓貴、斉藤直樹、加藤良輔、輝有子、渋谷飛鳥。閲覧可能期間が2月1日~3月7日までで、配信チケット購入者は7日間閲覧ができるという仕組みになっている。詳細は公式サイト( https://stagegate-vr.jp/ )から。