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荻窪ベルベットサン『VS cast and Archives』ライブハウスが動画配信サービスをスタート

2020.04.13 Vol.729

 新型コロナウイルスの感染拡大において密閉・密集・密接のいわゆる「3つの密」の回避が叫ばれる中、多くのエンターテインメントやスポーツのイベントが中止や延期となっている。

 クラスターと呼ばれる感染者の集団の発生源として槍玉に上がるライブハウスの多くは3月中旬くらいから公演を自粛。あくまで“要請”ではあるものの、自粛せざるを得ず、出口の見えない中で苦しい経営を強いられている。それは演奏できないミュージシャンも同じ。日本の音楽界は大きな危機を迎えている。

 しかしながら安倍首相は3月2日の参院予算委で「政府としては個別の損害を補償することはできない」と答弁。同28日には会見で「損失を税金で補償するのは難しい。そうではない補償の仕方を考えている」などと一歩進んだのか進んでないのか分からない発言。公的な補償については大きな期待は望めない。

 そんななかでフリージャズピアニストのスガダイローらが拠点としている荻窪のライブハウス「ベルベットサン」では4月から動画配信サービスをスタート。収益化に向けて、YOUTUBE課金投げ銭システム「Super Chat」使用を目指している。この投げ銭で得た収益はアーティスト、店舗、スタッフの運営費に回し、イベント開催が難しいこの状況を乗り切っていくという。

 現在は過去のライブの模様とその日予定されていたライブを生配信している。

【インタビュー】スガダイロー「スガダイロートリオ」5年ぶりのオリジナルアルバムが6・19リリース

2019.06.19 Vol.719

 ジャズピアニストのスガダイロー率いる「スガダイロートリオ」が5年ぶりのオリジナルアルバム『公爵月へ行く』を6月19日にリリースする。5年ぶりといっても3年前にメンバーチェンジがあったので、実質初のアルバムといってもいいかも。またスガ自身、この5年の間に演劇の音楽を担当するといった新しい出会いもあり、ピアノとの向き合い方にも微妙な変化もあった。そんな意味でも注目度の高い作品となっている。

【インタビュー】スガダイロー ソロピアノ作品「季節はただ流れて行く」リリース

2018.07.27 Vol.Web Original

 フリージャズピアニストのスガダイローがソロピアノ作品『季節はただ流れて行く』をリリースした。同作は「暦」をテーマにした12曲に、至極のバラード「海を見ていた」を加えた全13曲からなる楽曲群。スガといえば「即興」「対決」といったキーワードとともに語られることが多いピアニストなのだが、今回はそういったイメージとは対極の演奏スタイルと旋律の作品となっている。

スガダイロー 4月に東京と京都でジェイソン・モランと奇跡のデュオ

2017.02.27 Vol.685

 昨年12月にニューヨークでスガダイローとジェイソン・モランという2人のジャズピアニストがライブを行った。特殊な環境での出来事だったため、目撃した人は限られた。しかし、2人はこのライブを通じ意気投合。4月に東京と京都に場所を移して再び相まみえることとなった。

ノイズ中村10周年フェス『おパーティ!』にスガダイローら豪華な出演者が集結

2016.11.27 Vol.679

 ジャズピアニストのスガダイローのマネジャーを務めるノイズ中村。今年でその名を名乗るようになって10周年ということで「ノイズ中村10周年フェス『おパーティ!』」(12月3?4日、SHIBAURA HOUSE)を開催する。

「この名前をいただいてからの10年でさまざまな方々と出会ったので、なにか記念してやっておきたいな、ということでこのイベントを企画しました。それに最近はスガダイローのマネジャーとしての僕しか知らない人も多いのですが、CDやグッズを扱うレーベルや荻窪ベルベットサンというライブハウス運営などいろいろなことをやっていて、ここで一発、別の顔も見せておいていいのかなと思いました」

 会場はSHIBAURA HOUSE。外から中が見えちゃう超おしゃれなガラス張り。

「今回出てくださる方々は基本的にアンダーグラウンドな方々だから、外から丸見えなところは似つかわしくないのかもしれないですけど、あえて地下から引き揚げて、興味がない人にも見えちゃう場所で見せるということに僕がやる意味があるかな、と思いました」

 出演者がものすごい数。

「1階でライブ、2階でパフォーマンス、5階でDJ。中2階ではリフレクソロジーとタロット占い(12/3限定)。フロアごとに同時進行していますので、どこの時間帯に来ても楽しめると思うし“知らないから見ない”ではなく“知らないからこそ見て”ほしいですね。スガダイローを見に来たついでに、別のフロアでパフォーマンスを見るとかいいですね」

 そして「入場自由」で「ご祝儀大歓迎!」というシステム。

「そこは本当にお客さんにお任せ。どうなるのか分からない。結構ヒヤヒヤなんですが、多分みなさんそのへんは察していただけるものと期待しております(笑)」

 出演者の詳細とタイムテーブルは公式サイトで要確認。

 ちなみにこの名前を名乗るきっかけは?

「10年前に都内の公園でサックスを吹いていたら、謎の女性に“お前はピッチが合っていないからジャズを勉強しろ”と言われて、そのままなぜか菅平のジャズフェスに連れていかれたんです。そこでスガに会いまして、“変な奴だ”ってことでその日のスガダイローオーケストラのライブでサックスを吹くことになりました。“最後に1分間ソロの時間をやるから死ぬまで吹け”と言われたんですが、ホントに酸欠でぶっ倒れちゃって(笑)。その時にノイズ中村という名前をいただき、サックス始めて3ヶ月でプロデビューさせてもらったんです。それで気に入ってもらったのか、それ以降スガのツアーマネージャーなんかをやるようになったんです。ホント、人の縁って分からないものですよね」

 縁とかいうレベルは遥かに越えてますけどね…。

 

夢枕獏(作家)×スガダイロー(ジャズピアニスト)【INTERVIEW】

2016.10.24 Vol.677

 作家・夢枕獏の代表作である『陰陽師』はこれまで漫画、映画、ドラマに舞台とさまざまなジャンルで作品化されてきた。映画のメーンテーマをフィギュアスケートの羽生結弦が使用するなど、思いがけない広がりも見せている。そんな『陰陽師』も今年で30周年。今回、ジャズピアニストのスガダイローとのCDブック『蝉丸?陰陽師の音?』という思いがけないコラボレーションが実現した。

スガダイロー フリージャズと演劇の邂逅 舞台『ペール・ギュント』

2015.06.21 Vol.645

 ヘンリック・イプセンの傑作『ペール・ギュント』が白井晃演出のもと、KAAT神奈川芸術劇場で7月11日から上演される。主演を務めるのは近年、舞台俳優として着実にキャリアを積み重ねる内博貴。内をはじめ魅力的なキャストが並ぶなか、スタッフに目を移すと「音楽・演奏=スガダイロー」のクレジットに目が止まる。スガダイローが演奏!? 即興で!?

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