Project Nyxは新宿梁山泊の水嶋カンナが2006年に立ち上げた実験演劇ユニット。宇野亜喜良の総合美術、金守珍の演出を基盤に、不朽の名作から知られざる傑作までをも現代のパフォーマンスとして蘇らせている。さまざまなジャンルのアーティストが集い、演劇という枠を超え、音楽、舞踊、人形、アートが融合。新たなエンターテインメントが創造されている。
今回は2020年に上演した女歌舞伎の第二弾。本作は不朽の名作である『さんせう太夫』を寺山修司と親交の深かった白石征が寺山の短歌を織り交ぜ書いた作品。
この安寿と厨子王の物語は多くのドラマや映画、舞台にもなっているのだが、Project Nyxでは妖艶かつ華麗なビジュアルと個性派女優たち、さらに津軽三味線若手奏者・駒田早代、人形遣い・百鬼ゆめひなを迎え、スーパーロック・ネオ女歌舞伎として上演する。