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言葉不要のエンターテインメントで「日本へようこそ!」

2017.03.11 Vol.686

 訪日観光客の数が増加するなかで、さまざまな分野でその対応に追われている。エンターテインメントにおいても同じで、現状、訪日観光客が楽しめるエンターテインメントが少ないことが課題。そのため、新しい「おもてなし」のコンテンツの準備が進められている。

 株式会社スタジオアルタは、訪日観光客をメインの客層に想定した劇場「オルタナティブシアター」を有楽町駅からも銀座からも近い有楽町センタービル内に7月にオープン。言葉を使わないノンバーバルな演目を上演する。演目の詳細は未定だが「音楽劇」になる予定。キャストは公募し、演出は日本人演出家が手掛ける。1回の公演は70分ほどの予定で、開演前にはDJやマジックや大道芸などのパフォーマーが盛り上げるという。この作品を有楽町から世界に広げて行くことを想定。田沼和俊代表取締役社長は「演目を育てていきたい」と意気込んでいる。

 エンターテインメント集団「SIRO-A」は浅草六区ゆめまち劇場で新たな試み「That’s ZENtertainment!」(9?12日)に挑戦した。誰もが楽しめるノンバーバルパフォーマンスのショーで、プロジェクションマッピングなどのテクノロジーとダンスやアクロバット、コメディーと、殺陣や漢字、アニメなど日本文化を取り入れた内容。訪日観光客だけでなくとも楽しめた。ショーは30分間で、1日に5?6回公演。料金は1200円と手ごろに楽しめるものだった。

 2020年に東京五輪を控え、エンターテインメントも充実していく。

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